Krua Sa Ros Jad
タイ料理は好きでこれまでにもよく食べてきましたが、今回タイに赴任し初めて「コームーヤーン」なる料理を口にして、なんとこんな美味しい食べ物がまだあったのかと、静かめに興奮しています。
コームーヤーンは豚の喉(首)肉のあぶり焼きです。豚トロと言われればなるほどそうかと思い当たりますが、脂が多いので焼いてもジューシーだしお肉の旨味もしっかり味わえます。
この部位を食べようと考えた時点で勝利はすでに約束されていたという優れた料理ですね。また、タイ料理としてはあまり知られていないけれど、タイに来て食べてみるとその美味しさにハマる人続出という料理でもあります。
自分が最初に食べたのはタイ人スタッフに紹介されたお店で (Krua Sa Ros Jad)、うちの職場の近くにあり町の中心部からはだいぶ離れているため、わざわざ日本人が行くような場所ではありません。でもそこそこ良いお店。
ここのコームーヤーンが素晴らしく美味しかった。一緒に行った人が頼んでくれたのですが、自分だったらメニューを見過ごしていたでしょうから、大変ラッキーでした。
ニッタヤ・ガイヤーン
コームーヤーンの味が忘れられず、コームーヤーンの人気店を探し、いくつか出てきた中から ニッタヤ・ガイヤーン(アーリー駅近くの支店)へ行ってみました。
ここも美味しかったな。きっとどこで食べても美味しいんだろうな。お肉(部位)の勝利。でもどちらかと言えばここはファミレス的な味、最初のお店はちゃんとしたレストランの味、といった感じがなきにしもあらず。まあお店の雰囲気かな。
本当はコームーヤーンだけで良かったのですが、ここのお店が一番の売りにしているガイヤーン(ローストチキン)も一応食べておこうかと思いオーダーしたところ、これがまた美味しかったです。
ここのお店はコームーヤーンもそうですがやはりガイヤーンを食べるべきです。いや、自分なんかが言うまでもなく、ガイヤーンの人気店としてつとに有名なんですけどね。
サバイジャイ
エカマイ駅からエカマイロードを1.3kmほど北上したところにあるタイ料理レストラン、サバイジャイ(Sabaijai)。
ガイヤーン(ハーフ90バーツ/310円)、コームーヤーン(140バーツ/480円)、そしてソムタム(60バーツ/210円)をいただきました。
ガイヤーンといえばここ、と言う人もいるそうですが、コームーヤーンともども、自分はいまいちハマりませんでした。下味の付け方が薄く、またタレがバジル強めなのでけっこうクセありです。チキンのジューシーさもそれほど。
ソムタムは食べやすくて美味しかったです。生野菜の付け合せが出てくるのもありがたい。
ノムジット
エカマイ通りの "ノムジット" は緑の丼マーク付きのお店でガイヤーンが評判。テーブルに運ばれてきたそれは焼き立てアツアツ。アチチと言いながら手に持ってかぶりつくと、しっかり塩が効いていて、素朴ながらなるほどこれは美味しい。
一緒に頼んだコームーヤーンも安定の美味しさ。コームーヤーンはどのお店で食べてもハズレがありません。ピリ辛のタレも脂っこい豚トロにはベストマッチでした。
ただ、コームーヤーンともども、ほんの少し火を通し過ぎかなと。もう少し手前で止めていたらもっとジューシーでもっと美味しいのになと思いました。また、塩味はシンプルで良いのですが、最後はちょっと飽きたかも。
ガイヤーン・ハーフ95バーツ(330円)、ホール185バーツ(650円)。コームーヤーン110バーツ(385円)。牛やタンもあります。
ガイヤーン・クランクルン
ラーマ3世通りのガイヤーン・クランクルン (Kaiyan Klang Krung)。アクセスはBRT (バス) を利用すると行きやすいです。
ガイヤーンは地鶏 (ガイバーン)。下味はひかえめで肉自体の味を楽しむことができます。焼き方は最高。これほど皮をパリッパリに焼いているお店はなかなかないのではないでしょうか。しかも各部位すみずみジューシー。肉質100点、焼き方100点、個人的にはもう少し下味がついていたらパーフェクト。半身 95B/333円。
ソムタムも美味しかったです。甘さと酸味はひかえめで、干し海老の出汁がグッと効いた大人向けの味。もっと甘・酸・辛が強烈な方が一般的には好まれるかもしれませんが、自分はこの落ち着いた味付けも好き。ソムタム・タイ 60B/210円。