先月、蔦、麺屋一燈、MENSHO TOKYOと、タイの物価を考えたらだいぶ高価格帯の醤油ラーメンを食べたのですが (→コチラ)、やはりそれなりに満足感は高く、支払いの時は若干手が震えたものの、今後もたまに食べたくなるであろう予感がひしひしと。
ふだんタイご飯ばかり食べていて、タイラーメンにも十分満足しているつもりでしたが、もしかしたら自分は日本の醤油ラーメンに飢えていたのかもしれないという思いが。ということで、今後のために、日系の安い価格帯の醤油ラーメンを食べくらべてみました。
日系の高いラーメン (上記3店) が350~450バーツ/1200~1600円、タイラーメンは40~60バーツ/140~210円。今回は100バーツ/350円前後をターゲットにしました。
①幸楽苑
■中華そば (106バーツ/370円) *税込
今回の中ではもっとも高いラーメン。ですがその価値大いにありでした。スープがちゃんと醤油の味で美味しい。麺は少し柔らかめでしたが、許容範囲。チャーシュー (3枚!) もメンマもとくに不満はありません。日本で食べるのと同じ、幸楽苑の中華そばでした。値段はタイラーメンの2倍ですが、量もタイラーメンより多いし、これは味的にもコスパ的にも納得。もちろん、高いラーメン店のようなこだわりを感じさせる味ではありませんが、これはこれで充分アリです。むしろホッとする味かも。
②七星
■淡麗鶏そば醤油 (105バーツ/365円)
濃厚鶏白湯そばで有名な七星。しかし今回は醤油。鶏でしっかり出汁をとったことがわかるスープは、チェーン店にはない自然な味わい。ただ、主役は醤油よりも鶏という感じなので、「醤油ラーメンが食べたい!」という気分に応えられるかは微妙。チキンラーメンと醤油ラーメンが同じようでやはりどこか違うという感覚でしょうか。でも美味しいことは間違いないです。鶏団子とチャーシューもさすが専門店という出来。量は少なめ。
③8番らーめん
■8ちゃん麺 (73バーツ/250円)
1年ぶりに行ったら68バーツから値上がりしていました。醤油系のスープですが、野菜やチキンの旨味が前面に立っています。醤油ラーメンというよりはまた別の何か (チキンラーメンとかそんな感じ)。あっさりしたスープが美味しいんですけどね、でも麺やチャーシューのクオリティーを考えると、わざわざここに来ようという訴求力は低いかもしれません。この値段ならタイラーメンを選んでしまうかなあ。他のメニューも安いので、あれこれ頼むなら良い選択肢。
④すき家
■東京醤油ラーメン (69バーツ/240円)
ノーマークでしたがたまたまお店の前を通ったらラーメンもあることに気づき入店。日系ラーメンでは最安値だと思います。この値段でも麺のボリュームがあり (でもちょっと茹ですぎ)、チャーシューと卵も入っています。スープもちゃんと醤油が効いていて悪くないし (チェーン店ぽい化学調味料的な味は否めませんが)、コスパ的にはタイラーメンを超えていると思いました。安かろう悪かろうのいまいちなタイラーメン店もたくさんある中、くらべたらずっと美味しいです。とは言っても、すき家なら牛丼 (Mサイズ79バーツ) を食べた方がずっと幸せになれると思いますが。
番外編:リンガーハット
(※醤油ラーメンではないですが、日本のラーメンが安く食べられたので追記)
週末、リンガーハットの前を通ったらプロモーションの看板が目に入り、日曜日は1杯60バーツ/210円でスパイシーラーメンが食べられるとのことだったので、ついふらっと入ってしまいました。リンガーハットめちゃめちゃ久しぶり。
日本のリンガーハットにくらべてタイのお店はとにかくメニューが豊富。定番の長崎ちゃんぽんと皿うどんに加え、ラーメン、うどん、焼き肉、焼き魚、麻婆豆腐、各種丼ものなど。リンガーハットであえてちゃんぽん/皿うどん以外を食べるというのもオツなものです。
さて、半額になったスパイシーラーメン。お味の方は、うーん、なかなか独特な味のスープでした。八角もしくはクローブの香りが感じられて、ちょと日本にはない味だなあと。暑い南国で食べるにはいいのかも。次はうどんか牛丼にしようっと。