ワット・ボウォンニウェートのすぐ近くにあるレトロチックなカフェ食堂「パット・カフェ・ボラーン (Pat Cafe Bo Raan)」。このあたりは何度も来ているので、何回もお店の前は通りましたが、中でご飯をいただいたのは2回だけ。
一度目は、レモングラスサラダを葉っぱ (バイチャプルーというハーブ) でくるんで食べる前菜 (130バーツ/455円/2019年当時) と、バタフライピーで青く色付けしたご飯を使ったカオヤム (110バーツ/385円/当時) をいただきました。どちらもタイ料理ならではといった美味しさでした。
カオヤム (ライスサラダというか、混ぜご飯というか) は意外と野菜野菜していない (青っぽい感じはしない) ので、野菜が苦手な自分でも食べやすいです。むしろタイ料理の中では個人的にかなり好きな方。
二度目はだいぶ月日が経って、つい先日のこと。カオクルックガピ (120バーツ/420円) をいただきました。小エビの発酵調味料「ガピ」で味付けされたご飯は、小エビの旨味と香ばしい匂いが食欲をそそります。
ご飯を取り囲むのは豚肉の甘辛煮、揚げ干しエビ、薄焼き卵、青マンゴー、キュウリ、紫タマネギ、チリ。カオヤムと同じようにぐちゃぐちゃに混ぜて食べるもののようですが、自分はそうせず、具材を少しずつ混ぜながらいただきました。
これも美味しかったです。カオクルックガピはこれまで勝手に見た目が貧相、イコール味も貧弱と思いこんでいましたが、こんなに旨味にあふれた料理だったんですね。またひとつ、好きなタイ料理ができました。
ちなみにこのお店、タイの宮廷料理「カオチェー」もあります。水茶漬けみたいなやつ。あとは「カオプララームロンソーン (Khao Phra Ram Long Song)」という、珍しい料理も名物だそうです。また食べに来よう。