A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

カオトム@Tee Pochana うまし!

チャオプラヤー川を越えるので少し遠いのですが、BTSクルントンブリー駅の南側でとても美味しいカオトム (潮州粥=雑炊) をいただきました。お店は "Tee Pochana (ティー・レストラン)"。店頭には干したエビや魚が並べられています。カニはまだ生きていました。

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カオトム専門店ではなく中華 (潮州) 料理屋なので他にもメニューはたくさんありましたが、この日の目的はカオトム。カニ (400バーツ/1400円) かエビ (300バーツ/1050円) で迷いましたが、エビをオーダー。結果、大正解でした。

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エビはぜんぶ頭が付いていて (尖った口先はカットしてあります)、中にはエビ味噌も入っているので、カオトムにまたひと味深みを加えてくれました。スープは鶏白湯がベースだと思いますが、鶏の旨味に加えて貝柱など魚介の旨味も感じられる、非常に奥深い味でした。

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トロッとしたスープは濃厚ですが、途中で炒めニンニクペースト (かな?) で味変しつつ、最後まで飽きずに、そして大変美味しくいただきました。量は丼2杯分くらいありましたが、雑炊ですから、意外とすんなり食べきりました。お腹パンパンでしたけど。

ここのカオトムはとにかくスープが格別。しばらくしたら絶対また食べたくなりそう。まあでも本来ひとりでカオトムだけ食べに来るようなお店ではないんですけどね。

カオトム@Hia Wan(カオトム=雑炊は未食・・・)

タイのドロッとしたお粥 "ジョーク" (広東粥) に対して、サラッとしたお粥というか雑炊 "カオトム" (潮州粥)。久しぶりに食べたいなと思い、前々から行きたかったサパーンタクシンの人気店 "Hia Wan Khao Tom Pla" を初訪問。

場所はBTSサパーンタクシン駅南側の大きな通り "チャン通り" 沿いで、あまりアクセスは良くありません。自分は駅から30分弱 (1.8km)、てくてく歩きました。歩くのが好きだからいいんですけど、今は暑い時期なので、夕方とはいえちょっと大変でした。

さて、注文はメニューをざっと見て目に止まったクリアスープを選択 (他にトムヤムスープもあります)。具として魚、エビ、イカの3種類を入れて220バーツ/770円。早く食べたいなーと思いつつ待っていると、ほどなく丼が到着。

しかしよくよく見てみると、肝心のお米が入っていません。「あれ?」と思い、あらためてメニューを確認すると、カオトムは別のページにあり、自分はスープのページで注文していたのでした。とほほ。てっきりぜんぶカオトムかと思った。図らずも糖質オフになってしまいました。

しかしその味には納得。スープは美味しいし魚介は新鮮だし、何より大ぶりのエビがプリップリの食感で、満足感はかなり高かったです。エビを口いっぱいに頬張るというリッチな体験は久しぶりでした。こんど来たらその時こそカオトムをいただこう。

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タイのアメリカンコーヒーに関する極私的つぶやき

自分がコーヒーを飲み始めたのは中東時代。カタールとサウジアラビアには独特のコーヒー "ガホワ" (カルダモンのコーヒー) もありましたが、普段の生活ではトルココーヒーを飲んでいました。砂糖がたっぷり入った、濃くて甘いコーヒー。とくにヨルダンが美味しかったです。

次の赴任地エチオピアは、言わずと知れたコーヒーの古王国。自分はここでコーヒーに対する嗜好が決定されました。エチオピア豆は深煎りしてもまるでレモンのようなコクのある酸味が特徴のフルボディのコーヒー。濃くて酸っぱい、心底美味しいと思えるコーヒーを毎日のように飲んでいました。

次の大洋州 (トンガ、フィジー) では、ブラックコーヒーといえば "ロングブラック" でした。簡単にいえばエスプレッソのお湯割り。もともとの味が濃いので、ロングブラックにしても苦味はけっこうあります。でも深煎り豆なので酸味はほぼなし。この点ちょっと残念でした。

タイのひとつ前にいたインドネシアは、島ごとに豆の種類が豊富なので、マンデリンやトラジャコーヒー、アチェガヨ、ジャワロブスタ、さらにコピルアックまで、いろんなコーヒーを気分によって飲み分けていましたが、最後はブルーバタックが一番のお気に入りに。コクのある美味しさに夢中でした。

そしてタイ。実はタイはアジアの中でも有数のコーヒー豆生産国で、バンコクにもいたるところにカフェがあります。ブラックコーヒーがたいてい "アメリカーノ" しかないので、いつもそれを飲んでいますが、味はカフェによって千差万別。

というか、そもそもアメリカーノと言いつつ、実際にはいわゆる "アメリカンコーヒー" を出しているカフェも多いです。アメリカーノはロングブラックと同じで、深煎り豆で濃く淹れたコーヒーをお湯で割るのに対し、アメリカンは浅煎りの豆をお湯多めで淹れるコーヒー (日本で主流だそう)。

コーヒーは濃くて苦味も酸味もある香り高い飲み物と考えていた自分は、タイに来た当初、アメリカーノを頼んで香りもコクもない酸っぱいお湯が出てきたときは、ずいぶん戸惑ったものです。コーヒーなのにあまりのパンチの無さにがっかりしました。

未だにアメリカンコーヒーの味にはつい違和感を感じてしまいますが、今はそういうものもあると知ったので、アメリカーノを頼んでアメリカンが出てきても、腹が立つことはありません。ああなるほどと思うだけ。飲みつければそう悪くもないし。

ということで、最近行ったカフェの "アメリカーノ" 寸評を (メニュー上はみんなアメリカーノ)。あ、個人の感想です!

Kitsune@EmQuartier

苦味:弱
酸味:弱
香り:弱
130バーツ/455円。アメリカンコーヒー。香りも味もかなり薄い。酸っぱいお湯といった印象。

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Roast@EmQuartier

苦味:弱
酸味:強
香り:強
106バーツ/370円。アメリカンコーヒー。Kitsuneよりは濃いめで酸味が強い。香りはまあまあ。

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%Arabica@Icon Siam

苦味:弱
酸味:弱
香り:強
140バーツ/490円。アメリカンコーヒー。香りが強い。尖ったところがなくおだやかでまろやか。

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Amazon@Ekkamai

苦味:強
酸味:弱
香り:弱
60バーツ/210円。ちゃんとアメリカーノ。コクが弱く苦いお湯。上記とくらべたら味の方向性としては自分好みだがわざわざ飲みに来るほどでもない。(と言いつつ散歩の途中で休憩したい時に何度も利用したので結局カフェアマゾンで一番飲んでいるかも)

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東南アジア最大級 スターバックス@アイコンサイアム

BTSゴールドラインに乗ってアイコンサイアムに行ってきました。目的はスタバ。タイ最大、東南アジアでも最大級の広さを誇る店舗だそうです。しかしむしろここの売りは、チャオプラヤー川を見下ろす絶景テラス。

前評判通り、素晴らしい眺めでした。ゆったり滔々と流れるチャオプラヤー川を見つめていると、タイの悠久の歴史を感じずにはおれません。川が人を集め文明を作り、川によって交易が盛んになり、国が発展し、時に川は戦争をもたらし、そして今も川は人々の暮らしを支えています。

惜しむらくは、今タイは酷暑期に向かってまっしぐら。めちゃめちゃ蒸し暑くて、誰一人テラス席に座っていなかったし、自分もさすがに外に長居しようとは思えず、写真を撮るとそそくさと建物内に戻ったのでした。

ちなみに、あまりに混雑していたのでコーヒーは飲みませんでした。

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フィッシュボールヌードル補足(魚肉麺)

今回いろいろフィッシュボールヌードルのお店に行って、自分の中で最強という結論が出たのが、クロントゥーイ市場の "T. Rungroch"。おでん作りが一段落した後も、何度か足を運びました。いくつか食べたラーメンの中でも、とくに "センプラー" (魚肉麺=魚のすり身の麺) の美味しさは他店を圧倒していると思いました。

T. Rungroch

バミーナム大盛り (VIP)、丼が銀のボウルに (60バーツ/210円)

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トムヤム (+細ライスヌードル)、甘酸っぱ辛い、辛さ強め (50バーツ/175円)

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イェンタフォー (+幅広ライスヌードル)、甘酸っぱくて美味しい (60バーツ/210円)

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センプラー (魚肉麺)、バンコクで一番美味しいセンプラーだと確信、60バーツ/210円

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以下、他店のセンプラー紹介。

セーウ

最寄りBTSトンロー駅。日本人にも人気のタイラーメン店。自分も赴任当初はよく行っていましたが、最近とんとご無沙汰だったので、久しぶりにセンプラーを食べに行きました。ここのは練り物として蒸し上げてから包丁で細くカットしているのでしょう、エッジが立っていて食べ心地はシャープ。

でも味と食感がスタンダードな練り物と同じで、口の中で咀嚼すると結局練り物を食べているのと一緒なため、正直あまり麺という感じはしません。かためなのでそもそもすすれないし。このお店なら素直に普通の麺を食べたほうが吉。70バーツ/245円。

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Lao Sa

クロントゥーイ市場の一角にあるお店なので、味とコスパは抜群。普通のバミーに加え、センプラーもあります。この時はトムヤムスープを選びました。甘酸っぱ辛いスープにローストピーナッツが合います。

練り物の美味しさは言わずもがななんですが、いざセンプラーとなると、ここもスタンダードな練り物と同じ味と食感なので、あえてこれにする理由は個人的には見つかりませんでした。ちょっとかためですする感じでもないし。美味しいんですけどね。50バーツ/175円。

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張魚丸 (チャーン/ジャーン)

MRTワットマンコン駅すぐ近くのお店。ジャルンクルン通り、スタバの対面。ここのはおそらく包丁カットではなく絞り出しではないかなと。麺に角がないし食感はだいぶ柔らかです (というかプカプカしている)。

練り物もたくさん入ったラーメンですが、センプラーはどれとも違った食感で、すすろうと思えばできますから (ただしスープがめちゃ跳ねます)、だいぶ麺に近いです。

スープと練り物はタイラーメンとしてスタンダードな出来。チャイナタウンに行ったらちょっと寄ってみてはいかがでしょう。65バーツ/225円。

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Rachan

MRTウォンウェイヤイ駅から北に徒歩4分 (300m)。かなり麺ぽかったです。張魚丸のやつをさらにしなやか・なめらかにした感じ。たぶんここのも絞り出しじゃないかなと。ここならあえてセンプラーを食べる価値ありです。

スープは豚ミンチが入っていたり日本の業務用ラーメンスープみたいなジャンク寄りの味だったりして、B級グルメ好きにはたまりませんでした。

もちろん練り物の美味しさはお墨付き。ただ、センプラーが美味しいだけに、ことさら量が少なく感じてしまいました。50B/175円。

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スーパーのセンプラー

近所のスーパーで前から気になっていて、今回初めて購入。どん兵衛を食べた残り汁に入れていただきましたが、その前に湯通しして軽く温めるつもりが、少し茹ですぎてしまったせいか、麺からほとんど味が抜け、食感はスカスカでボソボソ、残念な結果になってしまいました。150gで40バーツ/140円。

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バンコクのタピオカミルクティー飲み比べ

タピオカミルクティーなどバンコクのお茶屋さんいろいろ。まだまだたくさんお店はありますが、とりあえずメジャーなところだけ。個人的に一番好きなのがジアレイ (THE ALLEY)。アッサムミルクティー、ロイヤルNo.9ミルクティー、白桃烏龍茶、どれも本当に美味しかったです。

THE ALLEY@セントラルワールド

もっぱら普段はコーヒーを飲んでいますが、たまにはお茶も飲みたいもの。たまたま観ていたYouTube (ぼる塾チャンネル) で "THE ALLEY (ジアレイ)" がおすすめされていたので、Googleマップを起ち上げてみると、なんとバンコクにもお店があるではないですか。

仕事帰りに寄ってみようとBTSチットロム駅で降り、セントラルワールドを目指してスカイウォークを進んだところ、通路がシャッターで閉じられていました。そういえばセントラルワールド前の交差点でデモが予告されていた日でした。いかんいかん、緊張感が足りない。即退散。

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ということで日を改めて行ってみました。アッサムミルクティーと白桃烏龍茶をテイクアウト。レギュラーサイズで各80バーツ(280円)、90バーツ(315円)。いやマジで美味しかったです。久しぶりに美味しいミルクティーを飲みました。白桃烏龍茶も桃の香りが最高。次はタピオカ含め他のものも頼んでみよう。

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ロイヤルNo.9ミルクティーのホット、こちらもうまし

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Yi Fang (一芳)@サムヤン・ミットタウン

こちらもぼる塾のおすすめから、イーファンのシグネチャーフルーツティー (Mサイズ 120バーツ/420円) と、ついでにブラックティーラテ (Sサイズ 60バーツ/210円、タピオカ入り)。サムヤン・ミットタウンのお店でテイクアウト。

ジアレイのアッサムミルクティーと白桃烏龍茶が美味しすぎたので、くらべてしまうとこちら感動はそこまででした。十分美味しかったですけどね。とくにタピオカはすごい。アイスティーなのにタピオカが柔らかくてモチモチで、ストローでビュンビュン吸えたのが快感でした。

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CHA BAR@ザ・パーク

CHA BAR (チャバー、茶BAR?)。バンコクには何店舗かありますが、クロントゥーイ市場の向かいにある ザ・パーク (THE PARQ) の中のお店で Classic Milk Cha をいただきました。

朝10時開店のところ、10時20分くらいに行ったのですが、お店自慢の Riceberry Boba はまだ調理中で、本来 Classic Milk Cha Riceberry Boba というメニューなのですが、代わりに Butterfly Pearl になりました。Mサイズ80バーツ/280円。

砂糖25%にしましたが、それでもまだ自分には甘かったです。12.5%にすればよかった。ジアレイのミルクティーとくらべたら紅茶もミルクも存在感は薄め。タピオカはイーファンとくらべたらちょっと固い。結局タピオカはほとんど吸えませんでした。うーん、不完全燃焼。

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ザ・パークは他にも喫茶店がたくさん入っているので、今後も通いそうな予感。Yi Fang (一芳)、Tim Hortons、Starbucks、Ekkamai Macchiato、Cha Tra Mue、722、Cafe Amazon、和Peace 等々。ここのKFCはビールが飲めるんだとか (新型コロナのせいか今はビールサーバーは撤去されていました)。

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KOI The@エムクオーティエ

コイティー (KOI The) の存在は知っていましたが、バンコクのあちこちで見かけていたので勝手にタイローカルのタピオカ屋さんかと思っていたら、実は台湾発祥のお店でした。ということで早速ゴールデンバブルミルクティーを購入 (砂糖25%)。90バーツ/315円。

率直に言って、ミルクもお茶もあまりに薄かったです。濃ければいいというものでもないですけれど、さすがにちょっと。茶葉は何を使っているんだろう。ミルクティーだと黒茶と緑茶はメニューがあるから、一応紅茶なのかな。それにしてはお茶の味と香りがほとんどしなかった。

値段も安いわけではないし、タピオカもまあ普通だったし (むしろちょいかため)、自分的にはもういいかなと思いました。でもレビューを見ると「濃くて美味しい」という評価もあるんですよね。お店とか作る人によってアタリハズレがあるのかな。

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BEAR HOUSE@サイアムスクエア

バンコクの若者が集まるサイアムスクエア。タピオカミルクティーのお店もたくさんありますが、その中で2019年オープン時は1時間待ちが当たり前だったベアハウス (BEAR HOUSE)。今はどんなだろうとおっかなびっくりで行ってみましたが、まったく並ばずに買えてラッキーでした。

購入したのはお店おすすめのミルクティー。ボバを入れて85バーツ/295円。お茶とミルクの味がなかなかしっかりしていて好印象でした。バランスも良し。タピオカは外側かなり柔らかく、中心部はモチモチ感強め。これも面白い食感でした。意外とタピオカってお店でぜんぜん違うんですね。

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722@セントラルワールド

722 (Seven Twenty Two) のオーガニックミルクティーをいただきました。その名のとおり茶葉からミルク、タピオカや砂糖まで、オーガニックな素材にこだわり、かつ味を損ねることのないよう作り出された一杯。健康嗜好なのでレシートには注文品のカロリーも記載されます。

自分は甘さ25%で注文し、カロリーは231kcal、これだとかなり甘さ控えめでした。ミルクもお茶もちゃんと味わい深いのですが、お茶は落ち着いた風味のものなので、濃厚さや華やかさというのではなく、いぶし銀の美味しさだなと思いました。

オーガニック食品てみんなどこか地味な味わいというイメージがありますが (自分だけ?)、このミルクティーもまさにそんな感じでした。美味しいけれど、自分の好みの味かと聞かれたらちょっと。ヘルシーなミルクティーが飲みたくなったらまた来よう。

タピオカはもちもちしていて美味しかったです。Mサイズ95バーツ/330円。

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ココナッツコーヒー@Sarnies Bangkok

BTSサパーンタクシン駅の北側 (約450m/徒歩6~7分) にあるカフェ "サーニーズ (Sarnies Bangkok)" でココナッツコーヒーという珍しい飲み物をいただきました。お店のメニュー名は Iced Coconut Long Black。ココナッツジュースを使ったロングブラック (の冷たい版) です。ロングブラックはエスプレッソをお湯で割ったコーヒー。

トンガにいた頃、ロングブラックとココナッツジュースはよく飲んでいましたが、これを合わせるという発想はなかったので、興味津々で飲んでみました。結局のところ味としては、「うん、コーヒーとココナッツジュースを混ぜた味だな」という感想でしたが。

自然な甘さがよかったですが、ココナッツジュースはもともと少しクセがをありますから、飲みつけていない人だと違和感があるかもしれません。果肉もたくさん入っていましたが、スプーンがついてこなかったので、果肉も食べろということではなさそう。

税サ込み141バーツ/490円はちょっと高いかなあ。ちなみにカフェそのものがインスタ映えスポットとして有名。

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バンコクおでん作りへの道

練り物探し:スーパーマーケット編

近所のスーパーマーケットでタイローカルの練り物を購入。いろいろあって迷いましたが、一番安そうなコーナーから4種類チョイス。灰色のはつみれのつもりで買ったのですが、家に帰ってパッケージの裏を見たら豚肉でした (泣)。そういえばタイはフィッシュボール以上にミートボールもポピュラーだった。。

値段は思ったより安くありませんでした。4つで180バーツ/630円。今回はおでんではなく鍋にしていただきましたが、1回で食べ切るには多いので、使ったのは半分。練り物90B+野菜セット45B+スープの素1粒5B=140バーツ/490円。これならお肉 (200~300g) の鍋が作れます。お肉より練り物の方が高いんだなあ。(練り物も豚より魚の方が高い)

練り物の味は、豚肉2つは異なる食感と味付けで両方美味しかったです。チープな美味しさがグッド。クルッとしたのがフィッシュボール。これはちょっと塩気が強くて正直イマイチでした。外側と内側で食感を変えているとか凝ってはいるんですけどね。白いのはイカボールで、これが一番美味しかったです。この揚げたやつがあればおでんに最高なんですが。

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練り物探し:ラーメン屋探訪

→別記事:バンコクのフィッシュボールヌードルを食べ尽くせ  

おでん実践編

近所のスーパーに紀文のおでんセット (153バーツ/530円) があったので、まずそちらを食べたうえで、タイラーメン "丁大財發" の練り物セット (ノーマル+揚げ: 計145バーツ/500円) を買ってきて、おでんにしてみました。

最初に、両者のボリュームを比較 (写真は同じトレー)。紀文の方が少し値段が高いですが、それ以上に紀文の方が見るからに量は多いです。これはちょっと意外でした。食材 (紀文) と一品料理 (丁大財發) の違いでしょうか。

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肝心の味については、紀文の方が種類が多彩で食感や味がそれぞれ異なるため、最後まで飽きずに食べることができました。ただし、柔らかくねっとりした食感のものが多いので、きっと混ぜ物の割合が高いんだろうなあと思いつつでした。(あとたぶん保存料も)

今回買ったタイの練り物は、大まかに言うと2種類しかないので、味の変化という点ではやはり単調かなと。でも味は良く、大根、卵、豚の頬肉を加えたこともあり、おでんとしてはトータルで最後まで美味しくいただきました。とくに豚の頬肉は最高に美味しかったです (練り物の趣旨から外れますが)。頬肉はまた買おう。

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ということで、日本らしいおでんが食べたいなら素直に紀文を買うのが間違いないですが、素材の味だけで言えばタイの練り物の方が余分な添加物も少ない感じなので、こちらももちろん試す価値大いにあり。自分はタイの練り物も好きです。

おでん完結編

これまで食べてきたフィッシュボールの中から、自分なりの回答が出ました。個人的な好みと自宅の立地からですが、現状ではクロントゥーイ市場の "T. Rungroch" のフィッシュボールが、美味しさ・コスパ・買いに行きやすさで第1位。そのフィッシュボールを買ってきて、おでんを作ってみました。

T. Rungrochのフィッシュボールの盛り合わせ2人前 (120バーツ/420円) を、同じトレーに載せた紀文のおでんセット (153バーツ)、丁大財發の盛り合わせ2人前 (145バーツ) とくらべてみると、紀文とも遜色ないボリュームです。コスパ良し。欲を言えば、もう少し茶色くなるまで揚げてあれば。

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大根、鶏肉、ゆで卵を加え、おでんにしてみました。ここのは揚げフィッシュボールに黒胡椒が入っていて、それがまた美味しいんです。大根の甘みも汁に溶け出し、しみじみ美味しいおでんになりました。おでん万歳!

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バンコクのフィッシュボールヌードルを食べ尽くせ

お正月に食べた紀文のおでんが美味しかったので、タイの練り物 (フィッシュボール:ルークチン・プラー) で安く美味しくおでんを作ろうとひらめきました。しかしスーパーをのぞいたら値段はピンきり。安いものもあれば高いものも。高いものの方が見るからに美味しそうでしたが、日本製品 (紀文のおでん) より高くなってしまうのでは本末転倒。一旦思考をリセットして、町の食堂を調べてみることに。

タイラーメンもいろいろありますが、フィッシュボールヌードルも一大ジャンル。ネットで調べて評判が良さそうなラーメン屋をいくつか訪問しました。下に書いた順番はほぼお店に行った順番です。どこも美味しかったですが、最後にベストなお店に出会いました。なので、そこでお店探しは一旦終了。

1. Teng Tai Chai Huat (丁大財發)

BTSバンチャーク駅高架下。ラーメン (60バーツ/210円) とフィッシュボールセット (揚げ:75バーツ/260円) をいただきましたが、ラーメンは相変わらず麺もスープも美味しかったです。間違いなくバンコク最高峰のひとつ。

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フィッシュボールは揚げていないものも美味しかったですが、おでん種としては揚げたものが最高の仕事をしてくれるだろうなと確信しました。でも値段は紀文と同じかちょっと高いくらいかも。食材ではなく一品料理として出すものの値段だから仕方ないか。3種類ミックスなのはポイント高し。

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2. Aung Peng Chung (黃炳春)

最寄りMRTワットマンコン駅。ヤワラー通りにある地元民でにぎわうお店。ラーメンはシンプルかつオーソドックスですが、麺の茹で加減やスープの優しい味わいなど、丁寧な仕事ぶりを感じました。この立地で1杯40バーツ/140円、しかもこのクオリティ。そりゃあ人気なわけです。

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フィッシュボールは手作り感があり新鮮かつとても美味しかったです。フィッシュボールの量り売りもあって、それだけ買って帰る人が何人もいました。

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3. Yoo Fishball

ヤワラー通り、Aung Peng Chung の斜め向かい。レビュー数が多くここもかなり人気店のようです。ラーメンは1杯50バーツ/175円。量も少し多めでやはりこの立地でこの値段は立派。味も悪くないです。麺がちょっとボソボソしているかも。

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フィッシュボールは種類によって食感が異なるので食べながら変化が感じられて楽しかったです。味付けも良し。ひとつ魚肉ソーセージみたいな食感のものも。いい意味でB級感丸出しなのが好印象でした。

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4. Kway Teow Roo

最寄りMRTフアランポーン駅。以前食べに来たとき、フィッシュボールが美味しかった記憶があったので再訪。やはり今回も美味しかったです。基本メニューのバミーナム (汁あり麺) は1杯50バーツ/175円。フィッシュボールとともにチャーシュー (煮豚) が3種類。ひとつはたぶんタン。ほんのり甘辛の味付けでめちゃくちゃ美味しかったです。これだけでも食べに来る価値あり。

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今回の目的はフィッシュボール。こちらも抜かりなく美味しかったです。単品で買えるのかな。初めて食べた時もスープが美味しいと思いましたが、今回もしっかり魚介 (カツオ?) の出汁が効いていて、他店にはない美味しさのスープでした。本当にちょっと感動するほど。

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以前の極細麺から細平縮れ麺になっていて量もけっこう多めでした。茹で加減そのものはちょうど良く、いい感じのツルシコ食感でしたが、いかんせん湯切りがぜんぜんできておらず、ぬめっとしていたのが残念でした (前もそうでした)。ここを改善してくれたらバンコクでトップとれるのに。

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5. Che Pui

中華街 (ヤワラート) のガイヤーン・プリックタイダムの数軒隣にある "Che Pui Noodle"。緑の丼マークは伊達ではなく、本当に美味しかったです。コクのある塩味スープとプツプツと歯切れの良い中華麺、豚ひき肉が乗っているのと塩味がはっきりしているのでパンチ力はけっこう高め。

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お店の売りである魚の練り物はやはり美味しかったです。ぷりぷりの食感と、魚をぎゅっと凝縮したような濃いめの味。保存料など混ぜものもないか最小限なんでしょう、後味もすっきりでした。1杯55バーツ/190円 (Special=練り物4種入り)。

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6. Chantaburi

民主記念塔の北側、徒歩10分くらいのところにあるフィッシュボールヌードルのお店 "Chantaburi"。ネットで見た魚肉麺 (魚のすり身の麺) がとても美味しそうだったのでがんばって行きましたが (センセープ運河をボートで西の終点パンファー・ブリッジまで行きそこから徒歩1km)、2回行って2回とも食べられず。すでに売り切れだったのか、曜日によるのか、今は扱っていないのか。。

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それはともかく、ラーメン自体は美味しかったです。スープはタイラーメンの典型。塩気少なめでフライドガーリックが効いたあっさりスープ。唐辛子かコショウを入れると俄然輪郭がはっきりしてキリッとした美味しさが出てきます。プツプツと歯切れのよい極細麺 (バミー=中華麺) にはやはりこれですね。魚の練り物に豚肉&豚ひき肉が載っているので、けっこう食べごたえあり。フィッシュワンタンは魚のすり身で作った皮 (たぶん) と中身は豚ミンチで、こちらも美味しかった。50バーツ/170円。

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まあでもけっこう遠くまで来たのに目当ての魚肉麺が食べられなかったものですから、これだけだとかけた時間と交通費の元が取れないなと思い、つい数件隣の "Ten Suns (十光)" で神戸牛のスープも食べしまいました。140バーツ/480円。あいかわらず美味しい。(→過去記事)

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7. Lim Lao Ngow (林老五)

バンコク中華街 (ヤワラート) には人気店がたくさんありますが、その中でも行列ができる度合いはトップクラスの "リムラオゴウ"。屋台形式のお店で、夕方5時半開店ですが、5時40分に行ったらすでに満席、そして5組くらいがばらばらに立って待っていました。店員は何人もいますが、とにかく忙しそうに動き回っていて、どこに並んでいればテーブルに案内してもらえるのかがわからず、とりあえず周りの人たちに自分の存在をアピールしつつ (なんとなく目を合わせるとかして)、15分ほど待っていたところ、空いたテーブルに無事に着席することができました。

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メニュー表はなさそうだったので、注文はひと言「バミー・ナーム」。たぶんフィッシュボールの数を増やすとか麺の大盛りとか、本当はいろいろ注文できそうですが、自分にはハードルが高すぎる。。さて、ラーメン。まず、スープがいい。魚の出汁が効いた旨味たっぷりのスープ。フィッシュボールヌードルなんだからスープも魚介系でまとまっているのは大正解だと思います。麺もぷりぷり。練り物はどれも自然な美味しさでしたが、とくに良かったのがフィッシュワンタン。中身が単純な白い豚ミンチではなく、茶色い何かでした。何だかよくわからなかったけれど、とにかく美味しかったです。このクオリティで1杯40バーツ/135円。行列になるわけです。

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8. Lim Lao San (林老三)

リムラオゴウからソンワート通りに出て西に2、3分歩いた場所にある "リムラオサン"。お店の名前が似ているので何か関係があるのでしょうか。でもスープは普通のタイラーメンのあっさりスープだったし、フィッシュワンタンも中身は普通 (白い豚ミンチ) だったし、まあとくに関係ないのかな。普通に美味しかったです。練り物の数が少し多めで、冷茶もついて、1杯60バーツ/205円。

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9. Gojo Hakka Noodle

最寄りMRTサムヨット駅。スープは王道のタイラーメン。塩気や出汁感が少し物足りないかもですが、そこはテーブル調味料を使って各自のお好みに。練り物、豚ミンチ、揚げ豆腐といろいろ入っていて、それぞれ食感も味も異なり、またどれも美味しかったです。なかなかの実力店でした。突出したところはないのですが、すべてが平均点以上の出来というか。50バーツ/175円。

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10. Gin Aroi Food Court

最寄りMRTサムヨット駅。フードコートの入り口にあるフィッシュヌードルのお店です。前を通りかかってつい勢いで入ってしまいましたが、フードコートとあなどれない美味しさでした。スープは出汁感がほどよく、麺もきっちりアルデンテ。練り物4種、揚げ豆腐、豆腐+豚ミンチ、揚げワンタンと、見た目にも楽しい1杯でした。魚肉ソーセージっぽい練り物 (揚げ物) が良かった。50バーツ/175円。

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11. New Yuen Yong (永昇麺)

チャイナタウンには麺のお店がたくさんありますが、ここも人気店のひとつです。スープをひと口すすると、魚の出汁が効いていて、かつ揚げニンニクも大量で、個人的にはとても好みの味。練り物は種類・数が多く、それぞれが美味しい。惜しむらくは、麺の湯切りが不十分で、麺がだいぶヌメッとしていたこと。でもそれを除けばかなりいい感じの一杯でした。ただし値段は70バーツ/245円。まあこの内容ならこの値段になってしまうんですね。

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12. Nai Hui (Mr. Hui)

MRTワットマンコン駅の正面にある細い商店街の中にあるお店。チャイナタウンではここも人気店です。人通りの多い商店街にある屋台のお店で、テイクアウトやデリバリー待ちも多く、とにかくお客さんがひっきりなし。注文とテーブルを確保するのがちょっと大変かもしれません。自分は「お腹ペコペコです」という顔で店員にアイコンタクトし、対応してもらいました。 

タイラーメンらしいあっさりした味のスープも美味しかったですが、やはりここの売りは練り物。どれも美味しかったです。一切れが大きめなので食べごたえもありました。さすが緑の丼マーク店。1杯60バーツ/210円。

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13. Hi Cheng (馬海清)

MRTサムヤーン駅からラーマ4世通りを西に徒歩8分 (600m)。スープは典型的なタイラーメン。塩気少なめ、やや甘め、揚げニンニクが効いています。麺はプツプツと歯切れ良く、もやしのシャキシャキがうれしい。練り物のラインナップもいいですね。揚げタロイモも香ばしくて美味しいです。オーソドックスですが、ちゃんと美味しい一杯。逆に言うと、このお店でなければという強い引きもないのですが。50B/175円。

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14. Lar (エンポリアムフードコート)

本店はバンコク郊外にあり、なかなかの人気店だそうです。そんな一杯が手軽に町中のショッピングモールで食べられるのはいいですね。ただし、当然ながら町のお店で食べるより値段は高め。たぶん本店なら1杯60バーツが、モールのフードコートだと80バーツ/280円に。さて、味の方ですが、スープは魚の出汁がいい具合に効いていて、タイラーメンとおでん出汁を合わせたような、大変好ましい味でした。麺はプリプリ、練り物も普通に美味しく、揚げタロイモがいいアクセントに。80バーツの価値は十分あると思いました。

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15. Lao Sa

クロントゥーイ市場の一角。練り物は量もあるしとても美味しいです。麺 (バミー=中華麺) もいい。そもそも丼が大きいです。さすが市場の食堂。ただ、スープが他店とくらべても塩気と出汁感が少ないので、テーブル調味料で味付けは必須かと。しかしやはりこのボリュームで1杯40バーツ/140円はすごいです。

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16. T. Rungroch

クロントゥーイ市場の一角、Lao Saの2軒隣り。ここも丼が大きいです。ボリュームはLao Saと同等かそれ以上。スープはタイラーメンに少し醤油っぽい和のテイストが入った感じで、自分はかなり気に入りました。麺も多めだしなにしろ美味しいスープがたっぷりなのがうれしいです。その上でこの練り物のバラエティー。それぞれに食感や味の変化があってよかったです。

タイで売っている紀文のおでん種は実はジャンクフードすぎるし (味が濃すぎ、油が強すぎ、食感がねっとりしすぎ)、タイローカルの練り物は真面目に作っているのだろうけれど味が薄めで食感もシコシコ一辺倒 (たまにソフトなのもありますが)。

ここの練り物はそんな両者の中間な感じで、これぞ自分が求めている味でした。これでようやくおでんの完成形が見えてきました。ラーメン代金50バーツ/175円支払った後は、練り物セット2人前 (計120バーツ/420円) を手に、意気揚々と帰宅したのでした。

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バンコクおでん作りへの道

豚頬肉と豚トロにハマっています

近所のスーパーで売っている豚の頬肉と首肉に最近ハマっています。

頬肉は初めて食べましたが、煮て良し、焼いて良し。豚の他の部位とくらべたら単価も高い方ではないのに、こんなに美味しいんだとちょっと感動しました。

おでん、スープ、豚キムといろいろやってみましたが、コラーゲンたっぷりで火を通しても固くならないので、料理も簡単、というか雑に作っても美味しいのが最高です。残ったスープを冷蔵庫に入れておくと翌日プルプルに。

焼くより煮込みが美味しいような気がします。次は赤ワインで煮てみよう。(100g=35バーツ/120円@グルメマーケット)

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豚の首肉 (喉元、豚トロ) はコームーヤーンでよく食べていましたが、お肉を買ってきて自分で家で焼いて食べても普通に美味しかったです。生肉をまな板に置いて斜めに薄くスライスするともう手が脂でギトギトになります。すごいです。まさに豚のトロ。

軽く塩コショウしてサッと焼いて、つけダレはレモン汁。いやあ、最高に美味しい。でも焼く以外に料理が思いつかないな。今度ソムタムを買ってきてそれに焼いたお肉を混ぜて食べよう。(100g=50バーツ/170円@グルメマーケット)

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【追記】
最初はスライスしてから焼きましたが、これまで食べたコームーヤーンを思い返すと、お店では焼いてからスライスしているようでした。塩麹に1日つけて、大きなまま焼いてからスライスしていただいたところ、確かにこちらの方がお肉にしっとり感が出て美味しいかもと思いました。

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ミニ餃子@Feng Zhu

リバーシティバンコクで美術展を見た後 (→コチラ)、すぐ横にあるミニレストラン「フェンツー (Feng Zhu)」で評判のミニ餃子をいただきました。

このお店、テーブルはすべて露天ですが、レトロな雰囲気がとても良く、常にほぼ満席。写真大好きなタイ人たちが各々セルフィーに勤しんでいます。

下の写真はトリミングしましたが、周りにはまあまあイケイケな服に身を包んだタイ人女子たちがたくさんいました。

餃子はいろいろ変わり種+トッピングがあり、味もいい。自分的にはまぜそばはぜひ食べていただきたいなと。

バンコクひとり鍋あちらこちら

Eau Hua

以前、ガパオライスを食べに行った "Eau Hua" (→コチラ)。もともとタイスキ専門店ですが、大勢でわいわい鍋をつつくというスタイルではなく、コンロと鍋のサイズがすべて一人用という珍しいセッティング。お一人様にも優しいお店です。(コロナの今は衝立も)

注文はセットメニューの牛 (249バーツ/870円) か豚 (229バーツ/800円) で少し迷って、豚をチョイス。もちろん具材は単品注文もできます。(シメの雑炊で生卵を追加オーダーすればよかったとあとで思いました)

これまで食べてきたチムチュム (1人前200バーツ前後:→コチラ) とくらべると、値段はほぼ同じ、野菜やや少なめ、肉は同等の量。しかしスープのクオリティが一段高かったです。塩気がそれほど強いわけではありませんが、いい出汁がとれていてとても深い味。

タレは発酵調味料も使われていると思われ、独特の風味が。なかなか贅沢な味です (自分は発酵系ちょっと苦手なんですけど・・)。お肉もモチモチしていて美味しかったです。なんでこんなに柔らかいんだろう。セットにはご飯もついているので、最後は雑炊にしてフィニッシュ。ああ大満足。

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MKレストラン

"MKレストラン" はタイ国内に400以上の店舗を持ち、日本を含む海外数ヶ国にもビジネス展開しているタイスキの最大手チェーンストアです。大勢で食べに行くお店という印象があって今まで行ったことがありませんでしたが、実は一人席もあるということを知り、今回ようやく初訪問。セントラルワールド7階のお店です。

ただ、行った時間がピークタイムではなかったからか、はたまた新型コロナのせいでお客が激減しているのか、店内はガラガラ。結局ボックス席に通してもらいました。ありがたし。

注文はテーブルに備え付けのタブレットから。プロモーションのページに一人用セットがあったので迷わずチョイス。定価239バーツがプロモーションで199バーツ/690円でした。ラッキー。お茶は無料です。

200バーツのチムチュムとくらべると、具材の多彩さが段違いです。もともと2割くらい高いとは言え、差分以上に見た目がにぎやかだし、ボリュームも多い。コスパ抜群で、さすが大手チェーンのなせるわざだと思いました。

スープはトムヤムもありましたが、まずはオリジナルにしてみました (追加料金なし)。しかしこれがかなりの薄味。わずかに出汁感はあるものの、塩気はほとんどなし。なので最初の方に食べた野菜は本当に野菜の味しかしませんでした。

タレはお店自慢のMKソースが1種類のみ。これが若干クセありで (深い味とも言う)、食べ始めた前半はボリュームこそすごいと思う一方、やはりチェーン店は味の方はイマイチなのかなと、少し疑問に思いながら箸を進めました。

しかし、後半は練り物や野菜から旨味がスープに溶け出し、最終的にはなかなか美味しいスープに仕上がったのでした。二人前食べたらさらにコクのあるスープになると思います。そういう意味では、最初のスープの薄味はやはり正解なんだろうと思いました。

豚肉は2種類。薄切りの方はちょっとあっさりし過ぎでしたが、短冊切りの方は脂もあってモチモチして美味しかったです。一番安いセットメニューではこんな感じでしたが、もっとお金を出せばいくらでも美味しいお肉があると思います。また来たい。

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Ruenpetch Suki

MRTペチャブリー駅を降りて東に歩くこと10分、タイスキの名店 "Ruenpetch Suki (ルアンペットスキ)" で一人鍋をしてきました。このお店こそ一人で行くようなところではないのですが、今はお客さんも少ないので、お店側は大歓迎のようです。

店内のお客さんは少ないものの、逆にフードデリバリーの袋が山積みされていて、ひっきりなしにライダーが出入りしていました。タイ人もこうした大勢が集まるお店に出向くのは避けているのかなと感じました。偉いな。

注文は、鶏 (160バーツ)、豚 (160バーツ)、牛 (180バーツ)、シーフード (200バーツ) から豚をチョイス。そしてミニ野菜セット (37バーツ) で、計197バーツ/690円 (税込)。もちろん細かい単品注文もできます。白菜は外側と芯の方とで別れている凝りよう。

スープは塩気少なめ、出汁感はしっかり。肉にのっている茶色いペーストがそうなのか、ニンニク強めスープになりました。チリソースは本格的なタイスキ用のタレ。パクチーや発酵調味料など効いていますが、総じてクセは控えめで、個人的にはかなり好きな味でした。

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200バーツでこのクオリティなら、チムチュム屋に行くより、ここみたいにタイスキ屋に来たほうが店内もエアコンが効いているしいいのかなと思ったりします。チムチュムは炭火を使うためお店は基本オープンエアーの作りですから、暑い日は辛い。チムチュム屋の多くが夕方開店というのも納得。

ですが、やはり一人で行くならチムチュム屋の方が気楽です。そもそもチムチュム鍋の大きさが見た目一人用ですから。それから、チムチュムにはバジルが付きものですが、タイスキ屋の野菜セットにはバジルが入っていません (今まで行ったお店は単品メニューにもなかった)。

タイスキは日本 (すき焼き or しゃぶしゃぶ) と広東料理の折衷という感じがしますが (タレは完全にタイ寄り)、チムチュムはバジルが入っているので、ああタイ料理だなあとしみじみ感じるのがいいんですよね。

自宅で一人鍋

何度かお店でひとり鍋を楽しんだ後、ついに電気鍋を購入し、自宅で卓上鍋ができるようになりました。購入はビッグCで一番人気のものを (写真、黄緑色)。値段も一番安かったのですが (たぶん人気の理由がこれ)、サイズ感が良くテフロン加工で平底でというのがこれしかなかったので。温度調節は出来ず (スイッチはON/OFFのみ)、鍋部分だけ取り出すこともできませんが、299バーツ/1000円なので文句なし。

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外で鍋を食べると1食200バーツ/700円かかりますが、近所のスーパーで野菜セットとお肉(200g程度)を買えば、1食100バーツ(鶏)から150バーツ(豚)でお腹いっぱいに。サイフに優しくダイエットにも健康にも良さそうなので、ますます鍋の回数が増えそうです。

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※何回か使った感想:スイッチがON/OFFしかなく火力が強いので沸騰するとお湯跳ねします。手動でこまめにON/OFFする必要がありやはりちょっと面倒。鍋部分が取り外しできないので洗うとき少し気を使います。

シラチャソース

鍋をタイ風に食べたいときはタレ (チリソース) が決め手。スーパーでたくさん売っています。たくさんありすぎて困るほど。タイスキソースと銘打ったものもありましたが、とりあえずシラチャソース (シラチャはチリソースの産地として有名な町) を購入。ノーマルとストロングともに41バーツ/140円。ノーマルも十分辛いですが甘みもあって美味しいです。ストロングは甘さ控えめで辛味が強い。これにパクチーと発酵調味料を少し加えたら本格的なチムチュム/タイスキソースになりそう。

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SHABUSHI(鍋ビュッフェ)

バンコクで鍋 (チムチュム、タイスキ) のお店をネット検索すると、コカ、MKに続いてヒットするのが "SHABUSHI (しゃぶし)"。しかもここ、定額食べ放題 (時間制限あり:75分)。さらに回転寿司のように具材がお皿に乗って回って来るうえ、一人用のカウンター席もあるという、腹ペコのお一人様にはうってつけのお店です。

食べ放題の価格は399バーツ/1400円から (店舗によって異なります:399/419/429/他)。これで鍋だけでなくお寿司や揚げ物まで取り放題です。もう文句なしにコスパ抜群なのですが、個人的にはお寿司、というかお米 (糖質) はいらないなと。天ぷらもそれほど。もちろん食べる食べないは自由なのですが、同じお金を払って寿司・天ぷらに手を付けないのもしゃくです (←せこい)。

そんな理由もあってしばらくSHABUSHIは見送っていたのですが、最近、こんな自分の要望にぴったりの店舗があることを知りました。サムヤンミットタウンのB1にあるお店が24時間営業で、夜10時から朝10時までは寿司・天ぷらがない代わりに319バーツ/1100円で鍋のみ食べ放題のハッピーアワービュッフェというメニューがあるんです。

ということで、土曜の朝8時に行ってきました。さすがに朝から鍋の食べ放題とかいう物好きはいないのか、他にお客はゼロ (最後まで誰も入店なし)。なので一人用のカウンター席ではなく、普通のテーブル席に通されました。残念だったのは、お客がいないのでお皿が回っていなかったこと。テーブルの注文用紙に記入して店員に渡す方式でしたが、これだとどこか遠慮してしまうんですよね。

とか言いながら、結局お腹がパンパンになるまで食べてしまいました。所要60分でほぼ満腹。あと15分で無理すればもう何皿かいけましたが、そこは冷静になって箸を置きました。味も良かったし朝から大満足。次は昼間に来ようかな。プラス300円出してもまだまだお得感があるし、回っているお皿を取ってみたいし。

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バンコクで食べる日本の安い醤油ラーメンは美味しいのか

先月、蔦、麺屋一燈、MENSHO TOKYOと、タイの物価を考えたらだいぶ高価格帯の醤油ラーメンを食べたのですが (→コチラ)、やはりそれなりに満足感は高く、支払いの時は若干手が震えたものの、今後もたまに食べたくなるであろう予感がひしひしと。

ふだんタイご飯ばかり食べていて、タイラーメンにも十分満足しているつもりでしたが、もしかしたら自分は日本の醤油ラーメンに飢えていたのかもしれないという思いが。ということで、今後のために、日系の安い価格帯の醤油ラーメンを食べくらべてみました。

日系の高いラーメン (上記3店) が350~450バーツ/1200~1600円、タイラーメンは40~60バーツ/140~210円。今回は100バーツ/350円前後をターゲットにしました。

①幸楽苑

中華そば (106バーツ/370円) *税込
今回の中ではもっとも高いラーメン。ですがその価値大いにありでした。スープがちゃんと醤油の味で美味しい。麺は少し柔らかめでしたが、許容範囲。チャーシュー (3枚!) もメンマもとくに不満はありません。日本で食べるのと同じ、幸楽苑の中華そばでした。値段はタイラーメンの2倍ですが、量もタイラーメンより多いし、これは味的にもコスパ的にも納得。もちろん、高いラーメン店のようなこだわりを感じさせる味ではありませんが、これはこれで充分アリです。むしろホッとする味かも。

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②七星

淡麗鶏そば醤油 (105バーツ/365円)
濃厚鶏白湯そばで有名な七星。しかし今回は醤油。鶏でしっかり出汁をとったことがわかるスープは、チェーン店にはない自然な味わい。ただ、主役は醤油よりも鶏という感じなので、「醤油ラーメンが食べたい!」という気分に応えられるかは微妙。チキンラーメンと醤油ラーメンが同じようでやはりどこか違うという感覚でしょうか。でも美味しいことは間違いないです。鶏団子とチャーシューもさすが専門店という出来。量は少なめ。

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③8番らーめん

8ちゃん麺 (73バーツ/250円)
1年ぶりに行ったら68バーツから値上がりしていました。醤油系のスープですが、野菜やチキンの旨味が前面に立っています。醤油ラーメンというよりはまた別の何か (チキンラーメンとかそんな感じ)。あっさりしたスープが美味しいんですけどね、でも麺やチャーシューのクオリティーを考えると、わざわざここに来ようという訴求力は低いかもしれません。この値段ならタイラーメンを選んでしまうかなあ。他のメニューも安いので、あれこれ頼むなら良い選択肢。

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④すき家

東京醤油ラーメン (69バーツ/240円)
ノーマークでしたがたまたまお店の前を通ったらラーメンもあることに気づき入店。日系ラーメンでは最安値だと思います。この値段でも麺のボリュームがあり (でもちょっと茹ですぎ)、チャーシューと卵も入っています。スープもちゃんと醤油が効いていて悪くないし (チェーン店ぽい化学調味料的な味は否めませんが)、コスパ的にはタイラーメンを超えていると思いました。安かろう悪かろうのいまいちなタイラーメン店もたくさんある中、くらべたらずっと美味しいです。とは言っても、すき家なら牛丼 (Mサイズ79バーツ) を食べた方がずっと幸せになれると思いますが。

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番外編:リンガーハット

(※醤油ラーメンではないですが、日本のラーメンが安く食べられたので追記)

週末、リンガーハットの前を通ったらプロモーションの看板が目に入り、日曜日は1杯60バーツ/210円でスパイシーラーメンが食べられるとのことだったので、ついふらっと入ってしまいました。リンガーハットめちゃめちゃ久しぶり。

日本のリンガーハットにくらべてタイのお店はとにかくメニューが豊富。定番の長崎ちゃんぽんと皿うどんに加え、ラーメン、うどん、焼き肉、焼き魚、麻婆豆腐、各種丼ものなど。リンガーハットであえてちゃんぽん/皿うどん以外を食べるというのもオツなものです。

さて、半額になったスパイシーラーメン。お味の方は、うーん、なかなか独特な味のスープでした。八角もしくはクローブの香りが感じられて、ちょと日本にはない味だなあと。暑い南国で食べるにはいいのかも。次はうどんか牛丼にしようっと。

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バンコクで日本のラーメン御三家食べくらべ

蔦 (Tsuta Japanese Soba Noodles)

先週、セントラルワールドの3階にソフトオープンした "蔦 (Tsuta)"。ご存知、ラーメンで初めてミシュランの星を獲得した日本の名店が、満を持してバンコクにも出店しました。

土曜の朝、10時の開店とともにお店に行きましたが、他にもお客さんがたくさん。自分は第一陣として整理券37番 (10:00-11:00) をもらいましたが、テーブルに座れたのは11時でした。

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オーダーは蔦プレミアム醤油そば (390バーツ)。バンコクの日系ラーメンでは最高峰の値段です (変に和牛を入れたようなメニューは除く)。期待はしつつも、この値段で美味しくなかったらどうしようという一抹の不安も。

さて、ほどなくラーメンが着丼。全体を見渡したあと、レンゲでスープをひとすくい。鼻を近づけると、魚と貝のいい匂いが立ち上ってきました。とてもいい香りです。鶏はベースとしてしっかり仕事をしていて、醤油は丸くて優しい味。すごい、本当に美味しい。

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麺はプツプツと歯切れのよい細ストレート麺。チャーシューは薄いけれどコク十分。チャーシューに乗ったジャム (イチジクのコンポート) の甘さも新鮮。バルサミコ・トリュフソースは、あまりトリュフ感はなかったかな。味玉も美味しかったです。

とにかくスープが香り高くて美味しくて、最後の一滴まで夢中で飲み干してしまいました。飲んだ後の余韻も良かったな。税サ込459バーツ/1600円はなかなか勇気のいる値段ですが、醤油があまりに美味しかったので、今度はプレミアム塩そばを食べに来たいなと (たぶん税サ込1500円)。

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麺屋一燈バンコク

BTSチットロム駅横のエラワン・バンコクにあるラーメン屋さん、"麺屋一燈"。以前、つけ麺を食べに来たことがありましたが、今回、"蔦" の醤油ラーメンが美味しかったので、久しぶりに一燈を訪問、醤油系のラーメンを試してみることに。なお、アジアでもヨーロッパでも海外だとシンプルな醤油ラーメンはハズレが多いので、今までほとんど食べてきませんでした。

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オーダーは "貝の醤油ラーメン (Clam Shoyu Ramen)"。アサリとシジミの出汁、ポルチーニ茸、長期樽熟成醤油、そしてトリュフソースと、メニューに書かれた文言はかなりのこだわり様。期待が高まります。

ほどなくラーメンが来ました。スープの透明感やチャーシューの仕上げ、ネギの配置など、見た目はかなり美しい一品。まずはレンゲでスープをひと口。香り、味ともに、醤油の存在感がすごいです。本当に美味しい醤油。

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ただ、主役は貝というより醤油。貝の旨味は控えめでした (蔦にくらべたらという意味で)。むしろポルチーニ茸がほんの少量なのに、キノコの主張が激しかったです。スープ全体がシイタケみたいな味なので、ちょっと安っぽく感じてしまった (←馬鹿舌なので信憑性はあまりないです)。

特筆すべきはチャーシュー。絶妙な火の通り方で、モチモチした食感はなかなか他店ではお目にかかれない逸品でした。貝の醤油ラーメンのお値段、税サ込342バーツ/1200円。うーん、どうなんでしょう。美味しいけれど、さすがに割高に感じてしまうかも。この価格帯なら、個人的には濃厚魚介つけ麺のほうが好きかな。

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醤油らぁめん@MENSHO TOKYO

"MENSHO TOKYO BANGKOK" では2月に期間限定販売されたチョコレートラーメンしか食べたことがありませんでしたが、普通のラーメンを今回始めていただきました。

オーダーは今ハマっている醤油ラーメン。蔦に始まり麺屋一燈と来たら、MENSHO TOKYOは外せません。自分だけのくくりですが、値段が高いバンコクのラーメン屋さん御三家です。高いんだから美味しくあってくれと。

ということで醤油らぁめん、味玉トッピング (税サ込354バーツ/1240円)。値段も高いのですが、その分まず見た目が美しいです。黒いテーブルに真っ白な丼というコントラストと合わせ、佇まいは完璧。(写真では麺をちょっと掘り出しました)

スープは魚介の出汁がすごいです。めちゃめちゃカツオ (実際にはもっといろいろブレンドされているんでしょうけど)。ちょっと強烈すぎませんかというくらい。自分は好きですが、この点は異論もあるかも。

細縮れ麺は柔らかめの茹で上がりで、クニュクニュとした食感が楽しいです。細ストレート麺も悪くないですが、個人的には醤油ラーメンに合わせる麺はどこもこうであってほしいです。

低温調理でモチモチした鴨チャーシューがこれまた感涙モノの美味しさでした。くらべたら煮豚チャーシューは平凡かも。焦げた脂の匂いは食欲をそそりますが、和風の醤油ラーメンには少しパンチ力が強すぎるかなと。しかしトータル大満足。

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チョコレート担々麺

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タイB級グルメ(2020食べたものまとめ)

クイチャップ@Nai Noi Kway Chap

"カオマンガイ888" (→コチラ) のすぐ隣りにある緑の丼マークのお店、"Nai Noi Kway Chap (Googleマップ上の名称)"。看板メニューのクイチャップ (クイジャップ)は、少し甘めで優しい味のスープが美味しかったです。お肉もたっぷり。

ただし揚げ豚はカリカリを通り越して繊維質みたいな歯ごたえになっていたので (食べたことはないけれどグラスファイバーを食べているような食感)、くらべたら "Mr. Jo" や "Arunwan" の方が個人的には好みでした。

クイチャップと揚げ豚で計135バーツ/470円。食べごたえは十分でした。

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サラパオ@Gu Long Bao

バンコクの中華街 (ヤワラート) で100年続くサラパオ (包子、肉まん、あんまん) の老舗 "Gu Long Bao" (店名は簡体字でしたがたぶん "古篭包")。4世代に渡り受け継がれたレシピで作られるサラパオは、小さな店構えにもかかわらず、1日1000個も売れるのだそうです。

実際にいただいたところ、確かに美味しい。とくに皮の美味しさは特筆モノでした。少し黄色みがかった皮は甘みがあって、生地が発酵したいい香り、軽すぎず重すぎない適度な食感と、もちっと弾力があるのにそのくせ歯にはくっつかない、本当に秀逸な出来。

もちろん中の具もお肉 (塩卵入り)、あんこ (タロイモ) ともに美味しかったですよ。普通サイズ (直径8cm) 22バーツ/77円、ミニサイズ (直径6cm) 4個60バーツ/210円、8個110バーツ/385円、12個150バーツ/525円。

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KINZA GYOZAで気が済むまで餃子を

「餃子なら何個でもいける!気が済むまで餃子を食べたい!」

思えば昔からこんなことを考えていたような気がします。しかし思うばかりでこれまで実行に移してこなかったことを、なぜか今さら反省する気持ちがムクムクと芽生えてきました。

そして長年の夢を叶えるべく、熱い思いで向かった先は、MRTスティサン駅の裏手にある "KINZA GYOZA"。久しぶりにお店を訪問し、少しドキドキしながら豚餃子30個をオーダーしました。

値段は289バーツ/1,000円。以前より値上がりしたものの、日系ラーメン店よりはまだまだお得。もちろん、以前食べて味も悪くないことは確認済みです。

注文の品は、焼き上がって箱詰めされたばかりの物がレジ横に積んであったので、料金支払い後即ゲット。箱を抱えるとまだ熱々でした。タレは2種3個、おまけでキムチがついてきました。

この日は地下鉄のダイヤが乱れていて、家まで30分で着くはずが1時間かかってしまったのは誤算でしたが、まだまだ温かい状態でいただくことができました。

あらためて餃子を噛みしめながら食べてみると、肉は細かめに引いてあるので粒々な肉感はあまりなく、どちらかというとシュウマイに近いような食感。

でも、味は相変わらず悪くなかったです。中身も詰まっているし十分美味しい。熱々ならさらに美味しいだろうなとは思いましたが、今回の趣旨ではテイクアウトやむなしです。ちなみにタレは自分で酢醤油を作りました。

さて、結果。餃子10個は本当に美味しく、20個まではまだまだ美味しくいただきました。しかし24個まで食べ進めると急速に飽きが。そこまで満腹だったわけではありませんが、27個食べてピタリと箸が止まってしまいました。

無理して食べきるか迷った末、結局、3個残して終了。こうして孤独な餃子の祭典は静かに幕を閉じたのでした。とりあえず思いが成就して満足です。

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ラートナー@バンポー

バンスー駅で蒸気機関車を見たあと、MRTで西に移動しバンポー駅で下車、駅のすぐ近くにある "ラートナー・バンポー" で極上のラートナーをいただきました (45バーツ/155円)。

揚げ麺を選択したら、他店ではあまり見ない太麺でした。あんの量が多く、ほとんどラーメンスープくらいたっぷりなので、揚げ麺は完全に水没しほどよくやわやわに。カリカリ感は楽しめませんが、この柔らかさ・くにゅくにゅ感は、クセになる不思議な食感です。

あんはコショウとニンニクはほとんど感じられません。甘しょっぱくてとても優しい味。麺もあんも、そして柔らかくて味のある豚肉も、個人的にはかなり好みのラートナーでした。ちょっと遠いけれど、また来よう。

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ダックヌードル@Buay Pochana

トンロー通りの "Buay Pochana" で日曜日の朝ご飯。

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まずは鴨肉ワンタン (80B)。初めて食べました。濃厚。

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メインの土鍋ダックヌードル (120B)。ふたを開けるとグツグツ。

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大きな鴨のもも肉が存在感抜群。箸で簡単にほぐれるほど柔らかく煮込まれています。香りは中華独特のスパイス。味付けは濃厚。塩気が強いわけではなく、とにかく濃厚。白いご飯があってもいいかも。極細の中華玉子麺はプルプルでうまし。大変美味しいものをいただきましたが、朝から食べるにはかなりパンチの強い一品でした。

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バミー@Lim Hua Heng

新規に導入された電動運河ボートに乗ってやってきたテウェートの散策中、いろいろ美味しそうなお店がありましたが、朝ご飯に選んだのが "Lim Hua Heng (林和興)" というバミー屋さん。決め手は緑の丼マーク。この看板があればたいてい間違いなしです。

メニューはたくさんあるようですが、とりあえず定番のバミー (汁あり) をオーダー。見た目にもクリアでスッキリした後味のスープ (味が薄いとも言う、卓上調味料でお好みに調整)、プツプツと歯切れのよい中華麺、雑味のない優しい味わいの具材。どれも完璧でした。50バーツ/175円の幸せ。

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バミー・ジャップガン

中華街ヤワラートにあって大盛りバミーで名を馳せる "バミー・ジャップガン"。何度も行っていた大好きなお店だったのですが、新型コロナが流行りだしてから中華街そのものに足が遠のいてしまい、お店にも久しく行っていませんでした。

10月、ギンジェーのにぎわいを見ようと10ヶ月ぶりに中華街を訪れたのをこれ幸いと、久しぶりにお店に寄ってバミーをいただきました。しかし去年の今頃とくらべたら客足の減少は顕著で、テーブルはガラガラ、食べていても続いて客が来るわけでもなし。

そのせいかどうなのか、麺はすっかりのびていて、心なしか量も減ったような、スープはぬるいし味も薄いような。チャーシューはあいかわらず美味しかったけれど、ワンタンは少し水っぽかったような。。(でも値段は据え置き、50バーツ)

ということで、もしかしたら記憶の中で味を美化していたのかもしれませんが、久しぶりにいただいたバミー・ジャップガンは、なんだかちょっと切なさを感じる味でした。客足がもどればお店にもまた活気がもどり、バミーの味も元にもどる、今はそう信じたいですね。

今回:丼と割り箸は小ぎれいに、でもどこか物足りない

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去年:丼も割り箸も汚い、だけど美味しかった

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カオソーイ@シップソーンパンナー

シーロムで美味しいカオソーイをいただきました。シップソーンパンナーというお店。レギュラーサイズ35バーツ、エクストラ45バーツ、麺追加5バーツ。牛と鶏、レギュラーをひとつずつオーダーしました。

トロッとしたスープはスパイスの香りも良く、朝一でしたがスッと胃に収まるライト目なテイスト。かなり小ぶりなので2杯ぺろりと平らげてしまいました。美味しかったです。2つとも大きい方でも良かったな。

ちなみにシップソーンパンナー (12のパンナー) は1180年、タイ北方 (中国南方) に建国されたタイ族の王国の名前です。パンナーは当時の行政区の単位で (パン=1000、ナー=野原/田んぼ)、パンナーが12集まってできた国だったそうです。

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てんこ盛りラーメン@Mootuahere

ガパオライスが美味しかったお店 "Mootuahere (ムートゥアヒヤ)" で、トッピングマックスのゴージャスラーメンをいただきました。前回来たときも肉団子が美味しいなと思いましたが (→コチラ)、今回もやっぱり美味しかったです。

まだまだ1杯40バーツでがんばっているお店がバンコクにもたくさんある中、本品はトッピング全部のせとはいえ159バーツ/550円と、なかなかのお値段。もはや日系ラーメン店の (安い方の) 価格帯です。

しかしボリュームもタイ基準でいったら2人前は余裕であるので、けっして高くはありません。飽きるほどの豚肉三昧に加え、海老まで乗っていますから、むしろこの内容なら割安とも感じました。丼の底には意外と野菜 (キャベツ、もやし) も埋まっています。

自分の注文はバミー (玉子麺)・ナム (汁あり)・トムヤム。スープはタイラーメン特有のダシ感少なめ、塩気より甘味が勝っている感じのさっぱりスープで、トムヤムペーストを少しずつ溶かしながらいただくスタイル。

みっちり詰まったワンタンは、たぶん中身は肉団子と同じものなんだと思いますが、それでもまた違った味わいになっていて美味しかったです。豚肉もプリプリ。海老は火の通し方が絶妙で、固くなる寸前で止めている最高の状態でした。あー美味しかった。大満足。

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