A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

バンコクのフィッシュボールヌードルを食べ尽くせ

お正月に食べた紀文のおでんが美味しかったので、タイの練り物 (フィッシュボール:ルークチン・プラー) で安く美味しくおでんを作ろうとひらめきました。しかしスーパーをのぞいたら値段はピンきり。安いものもあれば高いものも。高いものの方が見るからに美味しそうでしたが、日本製品 (紀文のおでん) より高くなってしまうのでは本末転倒。一旦思考をリセットして、町の食堂を調べてみることに。

タイラーメンもいろいろありますが、フィッシュボールヌードルも一大ジャンル。ネットで調べて評判が良さそうなラーメン屋をいくつか訪問しました。下に書いた順番はほぼお店に行った順番です。どこも美味しかったですが、最後にベストなお店に出会いました。なので、そこでお店探しは一旦終了。

1. Teng Tai Chai Huat (丁大財發)

BTSバンチャーク駅高架下。ラーメン (60バーツ/210円) とフィッシュボールセット (揚げ:75バーツ/260円) をいただきましたが、ラーメンは相変わらず麺もスープも美味しかったです。間違いなくバンコク最高峰のひとつ。

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フィッシュボールは揚げていないものも美味しかったですが、おでん種としては揚げたものが最高の仕事をしてくれるだろうなと確信しました。でも値段は紀文と同じかちょっと高いくらいかも。食材ではなく一品料理として出すものの値段だから仕方ないか。3種類ミックスなのはポイント高し。

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2. Aung Peng Chung (黃炳春)

最寄りMRTワットマンコン駅。ヤワラー通りにある地元民でにぎわうお店。ラーメンはシンプルかつオーソドックスですが、麺の茹で加減やスープの優しい味わいなど、丁寧な仕事ぶりを感じました。この立地で1杯40バーツ/140円、しかもこのクオリティ。そりゃあ人気なわけです。

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フィッシュボールは手作り感があり新鮮かつとても美味しかったです。フィッシュボールの量り売りもあって、それだけ買って帰る人が何人もいました。

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3. Yoo Fishball

ヤワラー通り、Aung Peng Chung の斜め向かい。レビュー数が多くここもかなり人気店のようです。ラーメンは1杯50バーツ/175円。量も少し多めでやはりこの立地でこの値段は立派。味も悪くないです。麺がちょっとボソボソしているかも。

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フィッシュボールは種類によって食感が異なるので食べながら変化が感じられて楽しかったです。味付けも良し。ひとつ魚肉ソーセージみたいな食感のものも。いい意味でB級感丸出しなのが好印象でした。

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4. Kway Teow Roo

最寄りMRTフアランポーン駅。以前食べに来たとき、フィッシュボールが美味しかった記憶があったので再訪。やはり今回も美味しかったです。基本メニューのバミーナム (汁あり麺) は1杯50バーツ/175円。フィッシュボールとともにチャーシュー (煮豚) が3種類。ひとつはたぶんタン。ほんのり甘辛の味付けでめちゃくちゃ美味しかったです。これだけでも食べに来る価値あり。

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今回の目的はフィッシュボール。こちらも抜かりなく美味しかったです。単品で買えるのかな。前回食べた時のスープの味は思い出せませんが、今回はしっかり魚 (カツオ?) の出汁が効いていて、他店にはない美味しさのスープでした。本当にちょっと感動するほど。

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以前の極細麺から細平縮れ麺になっていて量もけっこう多めでした。茹で加減そのものはちょうど良く、いい感じのツルシコ食感でしたが、いかんせん湯切りがぜんぜんできておらず、ぬめっとしていたのが残念でした (前もそうでした)。ここを改善してくれたらバンコクでトップとれるのに。

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5. Che Pui

中華街 (ヤワラート) のガイヤーン・プリックタイダムの数軒隣にある "Che Pui Noodle"。緑の丼マークは伊達ではなく、本当に美味しかったです。コクのある塩味スープとプツプツと歯切れの良い中華麺、豚ひき肉が乗っているのと塩味がはっきりしているのでパンチ力はけっこう高め。

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お店の売りである魚の練り物はやはり美味しかったです。ぷりぷりの食感と、魚をぎゅっと凝縮したような濃いめの味。保存料など混ぜものもないか最小限なんでしょう、後味もすっきりでした。1杯55バーツ/190円 (Special=練り物4種入り)。

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6. Chantaburi

民主記念塔の北側、徒歩10分くらいのところにあるフィッシュボールヌードルのお店 "Chantaburi"。ネットで見た魚肉麺 (魚のすり身の麺) がとても美味しそうだったのでがんばって行きましたが (センセープ運河をボートで西の終点パンファー・ブリッジまで行きそこから徒歩1km)、2回行って2回とも食べられず。すでに売り切れだったのか、曜日によるのか、今は扱っていないのか。。

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それはともかく、ラーメン自体は美味しかったです。スープはタイラーメンの典型。塩気少なめでフライドガーリックが効いたあっさりスープ。唐辛子かコショウを入れると俄然輪郭がはっきりしてキリッとした美味しさが出てきます。プツプツと歯切れのよい極細麺 (バミー=中華麺) にはやはりこれですね。魚の練り物に豚肉&豚ひき肉が載っているので、けっこう食べごたえあり。フィッシュワンタンは魚のすり身で作った皮 (たぶん) と中身は豚ミンチで、こちらも美味しかった。50バーツ/170円。

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まあでもけっこう遠くまで来たのに目当ての魚肉麺が食べられなかったものですから、これだけだとかけた時間と交通費の元が取れないなと思い、つい数件隣の "Ten Suns (十光)" で神戸牛のスープも食べしまいました。140バーツ/480円。あいかわらず美味しい。(→過去記事)

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7. Lim Lao Ngow (林老五)

バンコク中華街 (ヤワラート) には人気店がたくさんありますが、その中でも行列ができる度合いはトップクラスの "リムラオゴウ"。屋台形式のお店で、夕方5時半開店ですが、5時40分に行ったらすでに満席、そして5組くらいがばらばらに立って待っていました。店員は何人もいますが、とにかく忙しそうに動き回っていて、どこに並んでいればテーブルに案内してもらえるのかがわからず、とりあえず周りの人たちに自分の存在をアピールしつつ (なんとなく目を合わせるとかして)、15分ほど待っていたところ、空いたテーブルに無事に着席することができました。

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メニュー表はなさそうだったので、注文はひと言「バミー・ナーム」。たぶんフィッシュボールの数を増やすとか麺の大盛りとか、本当はいろいろ注文できそうですが、自分にはハードルが高すぎる。。さて、ラーメン。まず、スープがいい。魚の出汁が効いた旨味たっぷりのスープ。フィッシュボールヌードルなんだからスープも魚介系でまとまっているのは大正解だと思います。麺もぷりぷり。練り物はどれも自然な美味しさでしたが、とくに良かったのがフィッシュワンタン。中身が単純な白い豚ミンチではなく、茶色い何かでした。何だかよくわからなかったけれど、とにかく美味しかったです。このクオリティで1杯40バーツ/135円。行列になるわけです。

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8. Lim Lao San (林老三)

リムラオゴウからソーンワット通りに出て西に2、3分歩いた場所にある "リムラオサン"。お店の名前が似ているので何か関係があるのでしょうか。でもスープは普通のタイラーメンのあっさりスープだったし、フィッシュワンタンも中身は普通 (白い豚ミンチ) だったし、まあとくに関係ないのかな。普通に美味しかったです。練り物の数が少し多めで、冷茶もついて、1杯60バーツ/205円。

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9. Gojo Hakka Noodle

最寄りMRTサムヨット駅。スープは王道のタイラーメン。塩気や出汁感が少し物足りないかもですが、そこはテーブル調味料を使って各自のお好みに。練り物、豚ミンチ、揚げ豆腐といろいろ入っていて、それぞれ食感も味も異なり、またどれも美味しかったです。なかなかの実力店でした。突出したところはないのですが、すべてが平均点以上の出来というか。50バーツ/175円。

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10. Gin Aroi Food Court

最寄りMRTサムヨット駅。フードコートの入り口にあるフィッシュヌードルのお店です。前を通りかかってつい勢いで入ってしまいましたが、フードコートとあなどれない美味しさでした。スープは出汁感がほどよく、麺もきっちりアルデンテ。練り物4種、揚げ豆腐、豆腐+豚ミンチ、揚げワンタンと、見た目にも楽しい1杯でした。魚肉ソーセージっぽい練り物 (揚げ物) が良かった。50バーツ/175円。

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11. New Yuen Yong (永昇麺)

チャイナタウンには麺のお店がたくさんありますが、ここも人気店のひとつです。スープをひと口すすると、魚の出汁が効いていて、かつ揚げニンニクも大量で、個人的にはとても好みの味。練り物は種類・数が多く、それぞれが美味しい。惜しむらくは、麺の湯切りが不十分で、麺がだいぶヌメッとしていたこと。でもそれを除けばかなりいい感じの一杯でした。ただし値段は70バーツ/245円。まあこの内容ならこの値段になってしまうんですね。

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12. Nai Hui (Mr. Hui)

MRTワットマンコン駅の正面にある細い商店街の中にあるお店。チャイナタウンではここも人気店です。人通りの多い商店街にある屋台のお店で、テイクアウトやデリバリー待ちも多く、とにかくお客さんがひっきりなし。注文とテーブルを確保するのがちょっと大変かもしれません。自分は「お腹ペコペコです」という顔で店員にアイコンタクトし、対応してもらいました。 

タイラーメンらしいあっさりした味のスープも美味しかったですが、やはりここの売りは練り物。どれも美味しかったです。一切れが大きめなので食べごたえもありました。さすが緑の丼マーク店。1杯60バーツ/210円。

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13. Hi Cheng (馬海清)

MRTサムヤーン駅からラーマ4世通りを西に徒歩8分 (600m)。スープは典型的なタイラーメン。塩気少なめ、やや甘め、揚げニンニクが効いています。麺はプツプツと歯切れ良く、もやしのシャキシャキがうれしい。練り物のラインナップもいいですね。揚げタロイモも香ばしくて美味しいです。オーソドックスですが、ちゃんと美味しい一杯。逆に言うと、このお店でなければという強い引きもないのですが。50B/175円。

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14. Lar (エンポリアムフードコート)

本店はバンコク郊外にあり、なかなかの人気店だそうです。そんな一杯が手軽に町中のショッピングモールで食べられるのはいいですね。ただし、当然ながら町のお店で食べるより値段は高め。たぶん本店なら1杯60バーツが、モールのフードコートだと80バーツ/280円に。さて、味の方ですが、スープは魚の出汁がいい具合に効いていて、タイラーメンとおでん出汁を合わせたような、大変好ましい味でした。麺はプリプリ、練り物も普通に美味しく、揚げタロイモがいいアクセントに。80バーツの価値は十分あると思いました。

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15. Lao Sa

クロントゥーイ市場の一角。練り物は量もあるしとても美味しいです。麺 (バミー=中華麺) もいい。そもそも丼が大きいです。さすが市場の食堂。ただ、スープが他店とくらべても塩気と出汁感が少ないので、テーブル調味料で味付けは必須かと。しかしやはりこのボリュームで1杯40バーツ/140円はすごいです。

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16. T. Rungroch

クロントゥーイ市場の一角、Lao Saの2軒隣り。ここも丼が大きいです。ボリュームはLao Saと同等かそれ以上。スープはタイラーメンに少し醤油っぽい和のテイストが入った感じで、自分はかなり気に入りました。麺も多めだしなにしろ美味しいスープがたっぷりなのがうれしいです。その上でこの練り物のバラエティー。それぞれに食感や味の変化があってよかったです。

タイで売っている紀文のおでん種は実はジャンクフードすぎるし (味が濃すぎ、油が強すぎ、食感がねっとりしすぎ)、タイローカルの練り物は真面目に作っているのだろうけれど味が薄めで食感もシコシコ一辺倒 (たまにソフトなのもありますが)。

ここの練り物はそんな両者の中間な感じで、これぞ自分が求めている味でした。これでようやくおでんの完成形が見えてきました。ラーメン代金50バーツ/175円支払った後は、練り物セット2人前 (計120バーツ/420円) を手に、意気揚々と帰宅したのでした。

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バンコクおでん作りへの道