ウズベキスタンは地方によっていろいろ特徴的なプロフがありますが、中には伝統とは異なる、おそらく創作料理的としての、変わり種プロフを出すお店があります。
タラス・シェフチェンコ通りにある「アフソナ (Afsona)」の「フルーツピラフ」は、その最たるものでしょう。
週末、同僚のウズベキスタン人が「プロフならご馳走するよ (おごるよ)」と言ってくれたので、「だったらアフソナのフルーツピラフが食べたい」と伝え、一緒に行くことになりました。
レストランに入ると、自分はもうフルーツピラフ一択。「本当にそれでいいの?」と怪訝そうな顔をする彼でしたが、自分はもうまったく問題なし。
プロフを待つ間、これは伝統的なレシピなのかと聞いてみると、彼自身いままで食べたことはないし、レストランのメニューとしては初めて聞くと言っていました。
自分もあれこれネット検索したりGoogleマップをチェックしていますが、他に同様のプロフを出しているお店は今のところ見つけられていません。
さて、テーブルにフルーツプロフが運ばれ、いざ実食。まずはお米部分。油は少なめで、ニンジンなどほどよい塩気があるので、普通のプロフよりむしろ好みの味。
そしてフルーツ。アンズのドライフルーツと、たぶんリンゴは生かな、これをお米と一緒に炊き上げているのでしょう、ねっとり柔らかな食感です。しょっぱいご飯と甘いフルーツが絶妙にマッチ。
彼が頼んだ普通のプロフをひと口もらいましたが、くらべたらやはり油がかなり多め。だからこそご馳走感があるのはわかりますが、フルーツプロフも美味しさは遜色ありません。ウズベキスタン人も一度食べてみれば、十分アリと思えるはず。
これ、もっといろんなお店に広まればいいのに。お肉を使っていない分値段も安いし、外国人にはずっと食べやすいと思います。おすすめ。
やはり、しょっぱいご飯に甘いフルーツってよく合うんですよね。タイの「カオニャオマムアン」、同じくタイで食べた「フルーツ混ぜご飯」も美味しかったなあ。