A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ムーガタ@ジャルームナコーン

ムーガタ」はタイ東北部 (イサーン) でよく食べられているタイ式の焼肉です。今ではバンコクでもポピュラーなメニューですが、真ん中が盛り上がった独特な形の鍋 (フライパン) を使うので、専門店での扱いになります。同じくイサーンの鍋料理「チムチュム」と二本柱でやっているお店も。

鍋の真ん中で肉を焼き、周りにはあらかじめスープを注ぎ、野菜を入れておきます。焼肉が佳境に入ると肉汁が垂れていき、そんな旨味が溶け込んだタイスキ (の野菜) も同時に楽しめるという、一挙両得な料理なんです。

いつかどこかで食べたいなと思っていましたが、チムチュムより少し心理的なハードルが高かったので、長い間ずっと躊躇していました。一人鍋と一人焼肉だったら、自分は焼肉の方がさみしい (と周りに思われる) なと。まあでも諦めてついに行きました、一人で。

お店はバンコク中華街 (ヤワラート) にある「ジャルームナコーン」。ワット・マンコンの西側のエリアです。夕方5時から営業で、土曜の5時半に行ったらお客は2組くらい (下の写真)、でも6時過ぎに食べ終わったらだいぶお客さんが増えていました。

オーダーは肉と魚介のミックス。野菜がついて250バーツ/875円。見た目的にもけっこうボリュームがあります。とはいっても、鍋が熱くなりあらかじめ置かれた油脂の塊が溶け始めたところでお肉を焼き始めたら、もうあとはあっという間でした。

今回わかったのは、鍋 (チムチュム) と違って焼肉 (ムーガタ) は忙しいです。とにかく慌ただしい。どんどん焼けるのでどんどん食べなくてはなりません。いやのんびり焼けよと思われるかもしれませんが、一人では時間の潰しようがないので、なかなかそうもいかず。鍋だとスープが沸騰する様子を見るのも楽しいんですけどね。

ということで、体感時間は短かったなあ。でも美味しかったです。お肉も、煮込まれてクタクタになった野菜も。さすが古くから続く人気店です。がんばって行ってよかった。まあでもやっぱりあまり一人で行くお店ではないですね。。(下の写真は6時過ぎのお店の様子)