バンコクには現チャクリー王朝の歴代国王の遺骨が安置されている9つの王室寺院があります。8つは訪れていましたが、ようやく最後のひとつ、ワット・プララーム9に行ってきました。
ラーマ1世:ワット・ポー
ラーマ2世:ワット・アルン
ラーマ3世:ワット・ラーチャオーラサラーム
ラーマ4世:ワット・ラチャプラディット
ラーマ5世:ワット・ベンチャマボピット
ラーマ6世:ワット・ボウォンニウェート
ラーマ7世:ワット・ラチャボピット
ラーマ8世:ワット・スタット
ラーマ9世:ワット・プララーム9
ワット・プララーム9はラーマ9世 (プーミポン前国王) によって建てられました。建築予算は最小、デザインはミニマル、資材はすべてローカル。白く小さな佇まいは、「足るを知る経済」を提唱したラーマ9世の思想を感じました。
国民の父と呼ばれた偉大なる前国王ゆかりのお寺なので、言葉は悪いですがもっと大きくて見栄えのするお寺かと思い訪問したのですが、そういう意味では肩すかしでした。ただ、しばし見入って浮かんだ言葉は、「これでいいのだ」。