ワット・ラチャボピット(Wat Ratchabophit/ Rajabophit)は1870年にラーマ5世(チュラロンコーン王)が建立した王室寺院です。中心部に高さ43mの黄金仏塔があり、取り囲むように円形の回廊が巡らされています。
境内に入り門をくぐって仏塔を目の当たりにすると、黄色を基調としたパステルカラーの美しいタイル張りに目を奪われます。可愛いと言っては語弊がありますが、優しさと温もりを感じさせるお寺らしからぬ雰囲気はとってもキュート。どこか西洋のおとぎ話のお城のようにも見えて、ここがタイであることを一瞬忘れそうになります。
中国製の磁器タイルは本堂など全体の装飾に使用され、きらびやかで華やかなスタイルを生み出しています。本堂の内部はベルサイユ宮殿を模したと言われる豪華なシャンデリヤが飾られたゴシック様式。実はこれ(本堂内部)を目当てに訪れたのですが、建物自体の美しさにたちまち心を奪われてしまったのでした。
1級王室寺院。ラーマ7世の遺灰が納められています。いま一番のお気に入り寺院。本堂オープンは09:00-09:30、17:30-18:00との情報あり。