これまで各国で食べてきた麺料理の数々を、「一番はどれ?」シリーズとしてまとめてきました。ベトナム赴任前だったので、ベトナム料理はフォー以外ありません。
1) 拌麺・まぜそば・油そば
2) 炒麺・焼麺・揚麺
3) 海外のスープヌードル
4) 日本のスープヌードル
5) パスタ系
6) 極私的・世界の麺料理ベスト20
ベトナムは言わずとしれた麺大国で、フォーやブンなど麺料理が多彩。まだインスタント麺には手を付けていませんが、そちらもすごい数の商品が並んでいます。
スープヌードルはまだまだ食べていないものが多いので、とりあえず「まぜそば」を一旦まとめて紹介します。ベトナムにもあれこれありました。
■ブンボーナムボー (Bún Bò Nam Bộ)
米粉の細麺ブンに牛肉 (ボー) が載った、南部風 (ナムボー) の麺料理。甘酸っぱいタレがベトナム南部風ということのようですが、ハノイ発祥と言われています。
一説によれば、1980年代、ハノイのナムボー通りにあったブンチャー屋が、お客のリクエストで豚肉を牛肉に変えてみたところ、たちまち評判を呼んだのだとか。
最初はブンチャーと同じつけ麺だったのが、次第にタレをからめるまぜそばスタイルになったそう。テーブル調味料でピリ辛に味変しつついただきました。


■フォーチョン ( Phở Trộn)
フォーのまぜそばスタイル。醤油感強めのタレが新鮮でした。やや甘酸っぱさも。フォーにしては濃いめの味付けなのがいい。
熱々スープに汗を流しながら食べるフォーも美味しいですが、夏はこちらがおすすめ。自分は鶏肉のフォー (フォーガー) でいただきました。牛 (ボー) もあるのかな。


■フォーチュア (Phở Chua)
正しくはフォーチュアランソン (Phở chua Lạng Sơn) と言って、ベトナム北部ランソン省の伝統料理だそうです。
職場の近くにランソン料理の看板を掲げるお店があったので行ってみました。フォーチョンとは違って、甘酸っぱいタレが特徴の、夏にピッタリの1杯。


■ブンティットヌオン (Bún Thịt Nướng)
ほんのり甘酸っぱいドロッとしたタレ (あん) がかかったまぜそば。お肉は豚バラ、香ばしくカリッと焼き上げられていました。
ブンと甘辛い豚焼き肉の組み合わせはブンチャーと一緒ですが、タレが独特でまったく別物の味わい。よくかき混ぜて食べる作業が楽しかったです。


■カオラウ (Cao Lầu)
ベトナム中部クアンナム省の都市ホイアンの郷土料理として知られるカオラウは、「ベトナムのうどん」とも呼ばれます。ルーツは伊勢うどんという説も。
米粉の麺ですが太さがあり食感もフォーにくらべたらちゃんとコシがあって、少量の甘辛い汁と混ぜながらいただく、ぶっかけうどん的な一杯でした。


■ミークアン (Mì Quảng)
ベトナム中部クアンナム省 (現在はダナン市に統合) の伝統料理で、フォー、ブンボーフエとともにベトナム三大麺の一角でありながら、国外での知名度は低いのだそう。
クチナシの実で色付けされた米粉の黄色い太麺に (白い麺も)、エビ・豚・鶏肉などを載せたまぜそば (あるいは汁少なめ麺)。ベトナム各地にバリエーションがあるそう。これだけまだ未食。

■ワンタン麺 (Mì Vằn Thắn)
ベトナムではマイナーな、小麦粉麺 (中華麺) の料理。このお店ではスープヌードルに続いて、まぜそば (ミーチョン/Mỳ Trộn) をいただきました。
ご覧のとおりスイートチリソースが味の基本。醤油ベースの中華味を期待していたので、ちょっと肩透かしでした。この味わいは、どちらかというとタイ料理。ただしタイのワンタン麺まぜそばは醤油系のタレ。
一緒に出てきたスープはエビの旨味と殻の香ばしさが抜群でしたが、さすがに麺にかけて食べる気はしませんでした、スイートチリソースと喧嘩しそうで。



以上です。甘辛いか甘酸っぱいものが多いので、もっとしょっぱい醤油味に寄ったものがあれば嬉しいのですが。
ちなみに、タイのワンタン麺まぜそばがこちら (↓)。ヤワラー (バンコク中華街) のバミージャップガンは大盛りでコスパ抜群でした。
