A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

海外のスープヌードル:一番はどれ?

まぜそば系焼きそば系に続いて、スープヌードル (汁麺/ラーメン) をまとめてみました。日本のものは次にまとめる予定で、まずは海外で食べたものを。といっても東南アジアと大洋州です。

トンガで食べたもの

ビーフヌードル
あまり選択肢がありませんでした。というかちゃんとした汁麺はこれくらいしかなかったような。でもこれが普通に美味しかったです。麺はコシがあって、柔らかく煮込まれたお肉の味付けも良かった。大洋州ではフィジーの方が経済的にずっと発展していますが、ご飯はトンガの方が良かった印象。

フィジーで食べたもの

写真フォルダを見返したところ、驚くほどたくさん麺を食べていました。とくに汁麺。他に食べるものがなかったというわけではないのですが (実際食べるところはトンガの何十倍もありました)、まあ手軽なので。でも、あまり美味しいと思って食べた記憶はありません。普通、いや、普通よりはちょっと下か。

ビーフヌードル、チキンヌードル
MHCCの上にあった麺屋はまあまあ美味しかった。お肉は文句なし (鶏もも、牛すじ)、きしめんみたいな麺も悪くない。クオリティコントロールは甘めで、美味しい日もあれば、そうでない日も。

スープヌードルあれこれ
1枚目はまだ一見美味しそうですが、チャーシューもスープもなんだか味気なく、総じて満足感は低めでした。それでも何度か通い、改善されたものもあれば (あるいは自分のハードルが下がったか)、そうでないものも。

2枚目は見た目からして美味しそうにないのですが、味も推して知るべしです。不味いというか、味気ない。塩気と出汁感が明らかに不足していました。自分で塩胡椒して味を完成させる必要が。やわやわの麺はどうしようもありませんでしたが。

ちなみにフィジーで食べるパスタ (イタリアンメニュー) は、ソースの塩味ゼロ (無味) の傾向がありました。フィジー人は基本的に塩分控えめを好むのかもしれません。

ラクサ
全体的に麺料理がイマイチなフィジーでしたが、MHCCにあった88というお店のラクサ (週1メニュー) は美味しかったです。トッピングは鶏唐揚げのみ。

トンガ時代にオークランド (NZ) の中華料理屋で食べたラクサとくらべたらさすがにクオリティは劣るかな。我ながらよほどラクサが好きなのでしょう、旅行や帰国途中のトランジットで、オークランドでは計4回も食べていました。

冷麺
スバに数軒あった韓国レストランの一杯。キンキンに冷えたスープ、ゴムみたいな麺 (いい意味で)、メイン具材は大根ときゅうり。フィジーだからこれなのか、本国で食べてもこんな感じなのか。

インドネシアで食べたもの

インドネシアは即席麺大国です。袋麺があまりに普及しているせいか、お店で食べる麺も袋麺の流用が多いことはインドネシアあるある。あとは麺とスープが別々に出されるのもインドネシアあるあるです。

バソ/バクソ (Baso/Bakso)
バソ (肉団子) はインドネシアの国民的な食べ物で、普通はスープとして、また麺と一緒に出されるのが定番です。麺は選べますが、即席麺やビーフンが多く、麺料理として考えると海外の強敵にはちょっと刃が立たないかなと。

バクミー (Bakmi)
インドネシアのラーメン、バクミー (バミー)。なぜこうなったのかよくわかりませんが、必ず麺とスープが別々に出されます。麺にも味 (調味油) がついているので、中には麺だけ食べてスープはスープとして飲むという人もいるかもしれませんが、大方の人はスープを麺にかけスープヌードルとして食べます。麺は細めの玉子麺を中心に、他にもいろいろ。全体的に軽い食べ心地なので、自分はどこかおやつ感覚でした。

インドネシアは長めの会合があると必ずお弁当 (デリバリー) を出してくれるのですが、ある時これがバクミーでした。当然、スープもついています。みんなどうやって食べるんだろうとしばらく見ていたら、箱から染み出さない程度に少しずつスープをかけて食べているようでした。お見事。

クイティアオ/クァイティオ (Kway Teow)
幅広ライスヌードル、クイティアオもスープヌードルでよく食べられています。自分はこれが好きで、麺が選べるお店ではだいたいこれを食べていました。これは麺に味がついていないので、これこそスープと分けて出す意味がわかりませんでした。

ミーアチェ・ルブス
ミーアチェには汁なし (ゴレン)、汁だく (バサ)、汁あり (ルブス) があり、ここではルブス (スープヌードル) の写真を。自分はゴレンから食べ始めたので最後までゴレンの方が好きでしたが、出汁の効いたスープをゴクゴク飲むのが美味しいという気持ちもわかります。

ミーチャカラン
スラウェシ島北部の都市マナドでいただいたミーチャカラン。チャカランは鰹の意味で、スープが鰹出汁という、日本人には馴染み深い味。鰹の身も少し入っていました。スープの味は抜群でしたが、いかんせん麺が即席麺のものだったので、そこは残念でした。

ミーラオラオ
マナドはキリスト教徒が多数を占める町で、地元のミナハサ料理では豚肉を多用します。これは塩胡椒で焼いた豚肉と揚げた豚皮が乗ったラーメン。普通に美味しかったです。インドネシアで豚肉というところに価値あり。

ミーチェロル
スマトラ島パレンバン名物ミーチェロルは、ココナッツミルクたっぷりで小海老の出汁がよく効いたトロトロスープが濃厚な味わい (写真ではスープが見えませんが)。ゆで卵は必ず載っているものなんだとか。

海鮮ちゃんぽん
ジャカルタの「レジェンド・オブ・ヌードル」の海鮮ちゃんぽんは、今でもこれを超える韓国式ちゃんぽんには出会っていないと断言できる、素晴らしく美味しいものでした。また食べたいなあ。

トマトラーメン@俺の餃子
これもピンポイントですが、ジャカルタ北部、マンガブサルにあった「俺の餃子」という中華料理屋のトマトラーメンが美味しくてよく通っていました。自分がトマト系ラーメンの美味しさに目覚めた元祖のお店です。

ホッケンミー (Lomie Hokkian)
ジャカルタにオープンした福建料理のお店でホッケンミー (ロミー) をいただきました。福建省の料理は海の幸、山の幸が豊富で、魚介の出汁が効いた味付けが日本人にもぴったり。これも美味しかったです。麺がモチモチで食べごたえありました。

ペナンラクサ
ジャカルタで初めて食べました。見た目に反して塩味薄めの魚介系スープで、キュウリ入り、やや酸味、トッピングはミント。麺は一見うどんですが実はお米の麺で、すすってみるとフワフワしていてなんとも頼りない食感。全体的にパンチ力に欠ける。

同じお店のペナン海老そば (Penang Prawn Mee) とラクサうどん (Laksa Udon) は抜群に美味しかったです。

フォー
ベトナム料理はベトナム以外でしか食べたことがなく、どれくらい現地の味に近いのかわかりませんが、普通に美味しかったです。インドネシア料理とくらべるとちょっとお高め。

タイで食べたもの

タイ料理は麺類でもまとめてあります (その1その2)。そこからスープヌードルをピックアップ。

バミーナム
タイラーメン (汁麺)。スープは薄黄色の透明で、麺は極細ちぢれ卵麺が多い。トッピングはチャーシュー、ワンタン、フィッシュボール、カニ、チキン、ダック、豚足、揚げ物など多彩。ここではヤワラートのお店の全部のせ (ピセー=スペシャル) の写真を。

ビーフヌードル
スープは黒く醤油系 (すき焼き系) の味。よく煮込まれた牛肉 (モツ含む) がたっぷり載っています。麺を選べるお店が多く、自分はセンヤイ (幅広ライスヌードル) でよく食べていました (写真だと麺が見えませんが)。

カオソーイ
北タイのカレーラーメン。ココナッツミルクが効いていて、日本のカレーラーメンとは別物。お肉はチキンが定番 (ビーフもあります)。必ず揚げ麺が載っています。そんなに辛くなくマイルドで、とても食べやすい一品。

トムヤムヌードル
トムヤムクンスープがかかったラーメン。お店によってかなり個性が違うので、食べ歩く楽しみがあります。まずはバンコクの「ピーオー」がおすすめ。トッピングによって値段は百数十円から数千円まで。

クイチャップ
真っ白でくるっとカールした麺クイチャップ (クイジャップ)。こんな形の麺はタイで初めて食べました。ツルンとして喉越しがよく、食べ進めるのが楽しい麺料理です。

イェンタフォー
鮮やかなピンク色の正体は紅腐乳。甘酸っぱさと奥行きのあるスープは見た目に反してクセがなく、ひと口またひと口とスープをすする手が止まりません。個人的にはセンヤイと相性がいいと思います。

ナムギャオ
北タイ料理のナムギャオ (Nam Ngyao) は、大豆の発酵調味料やトマトが効いた、優しい酸味のある赤いスープです。タイで食べたものはすべて麺 (カノムジーン=タイ風素麺) が入っていたので、スープヌードルとしました。独特な香辛料 (ドークギアオ) や定番具材の血の塊 (ルアット) などややクセありですが、慣れると美味しく感じます。豆系なのでどこかお味噌汁感覚。

台湾牛肉麺
タイのビーフヌードルとは内容とボリュームが大きく異なります。自分はこちらも大好き。バンコクには何軒か食べられるお店 (中華料理屋) があって、定期的に食べに行っていました。

海南ヌードル
昔食べたソフト麺のような食感の海南ヌードル (カノムジーン・ハイナン)。ツルッとしてコシのない丸麺が独特の美味しさです。クリアスープとグレイビーソースの二本立てで提供するお店がほとんど。ふたつ同時に頼む人も多かったです。

ラクサ
バンコクでもラクサを食べることができましたが、お店は限られていました。カレーラーメンはカオソーイという絶対王者がいるのであまり普及しないのかも。

香港ヌードル
バンコクの「菊花園」でいただいたワンタン麺は、プツプツと歯切れのよい麺の食感やにおい、スープの旨味が、まさに香港で食べたあの味でした。タイのワンタン麺とは明らかに違います。どちらも美味しいですが。

ビャンビャン麺
こちらもバンコクで。手延べ幅広麺はもとよりすすれるものではなく、ひと口ずつ噛みちぎって食べ進めました。小麦粉の味がしっかり感じられて、久しぶりに小麦麺の美味しさを堪能できました。燻製チャーシューは極上、スープも旨味たっぷり。

酸辣湯麺
バンコクで何軒か中華料理屋をまわり酸辣湯麺をいただきました。要は酸辣湯に麺が投入されたものですが、お店によってかなり見た目は異なり、スープの味も各店個性的 (写真はDin's)。初めて食べましたが、いけますね、これ。

重慶小麺
バンコクの中華料理屋にて。麻辣スープは舌がジンジンと痺れる素晴らしい辛味でした。トッピングはそぼろ肉と豆が定番のよう。本場の味は知りませんが、これはとても美味しかったです。

ベトナム風ラーメン
カオサンのお店で初めてベトナム風 (ユアン) ラーメンをいただきました。ねっとりした麺とタマネギの旨味が効いたスープが美味しかったです。現地のものとくらべてどれくらい再現度が高いのかは不明。

トゥクパ
バンコクの Tibet Kitchen でいただきました。サッポロ一番みそラーメンを野菜と一緒に煮込んだような味。麺やわやわ、ニンニクとパクチー強め。あふれ出るB級感に思わずニンマリ。でもきっと本場の一杯はもう少しちゃんとしているんだろうな。

ウズベキスタンで食べたもの

ラグマン
スープは赤いけれど辛くはなく、トマトとピーマンが効いた味は日本人にも食べ安いと思います。お肉は羊を使うお店が多い (それか牛)。何より麺 (手延べ麺) が美味しいです。ツルツルしていてコシがあって、まさに中央アジアのうどん。

アシュリャンフー
アシュリャンフーはドゥンガン人 (主に中央アジアのカザフスタン、キルギス領内のフェルガナ盆地に居住する中国系ムスリム民族) の食べ物で、カラコル (キルギス) の名物料理です。中華料理の「涼粉 (Liangfen=リァンフェン⇒リャンフー)」に麺を足してボリュームアップしたような、冷たいスープヌードル。

ククス (ククシ)
ウズベキスタン風朝鮮冷麺。高麗人がもたらしたもので、普通のウズベキスタン料理店でもメニューに載っているほど現地化した料理です。夏季限定のお店が多く、まさに「ククス (冷やし中華) 始めました」の世界。

中国ラーメン①
蘭州ラーメンのお店「シーベイ」のラーメンメニューを。

中国ラーメン②
中国東北料理のお店「ハルビン」のラーメンメニュー。冷麺と酸辣粉もあり、それぞれ麺が独特。

刀削麺
タシケントには刀削麺を出すお店がいくつかあります。その中から「天津飯店」のものを。これはトマトと卵の炒め物がベースのスープ。

その他旅行先で食べたもの

カルグクス@ソウル

バッチョイ@セブ島

牛肉麺@クアラルンプール

台湾麺線@東京

麺いろいろ@香港

番外編:フィッシュヌードル@香港

以上です。タイは少し端折りましたが、これまで食べたスープヌードルをひととおり紹介できたかと思います。

この中で一番は、うーん、なかなか考えがまとまりません。あまり世界に類を見ない、またどのお店で食べても美味しいという意味で、タイのカオソーイはありかも。

カレースープの美味しさはインパクト抜群。だとするとラクサもかな。いや単に自分がカレー味が好きなだけか。

トマト系スープのラーメンの美味しさをインドネシアで知り、ウズベキスタンのラグマンで気持ちが固まりました。これ、世界に誇れる美味しさです。

日本ではマイナーな牛出汁ベースのラーメンも、蘭州ラーメンや台湾牛肉麺などむしろ世界 (人口比) ではもっと食べられているものもあります。

このあと日本のスープヌードル (そば・うどん・ラーメン) を整理して、それからじっくり考えることにしよう。あ、パスタもまとめないとな。大変だ。。

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