先週、初めていただいた "中央アジアのうどん" こと「ラグマン」。素晴らしく美味しいです。一般的にウズベキスタンで食べられるものは「ウイグル・ラグマン」といって、実はウイグル料理なんだそうです。
『小麦粉 (グルテンの調整をしない中力粉) に塩水を加えて、十分にこね、しばらく寝かせた後に再びこねて、粘りが出た状態で両手で引き延ばして作る。通常鹹水などは加えず、塩加減は、夏に多め、冬に少なめにする。ゆでる際には差し水をし、ゆで上がった後で水で締めて腰を出す』(Wikipediaより)
説明からもわかるとおり、麺はラーメン (中華麺) でもパスタでもなく、ほぼうどん。もともと期待していましたが、食べてみてやはり、その美味しさに歓喜の舞でした。手延べ麺特有の太いのと細いのが混ざる食感の変化が最高。
このラグマン、3つのバージョンがあります。スープヌードル (ラグマン)、フライドヌードル (コブルマラグマン)、そして麺スープ別体型 (アイリムサイ)。以下、それぞれ写真と食べた感想を。
■ラグマン@アノール (Anor)
コチラに書いたので感想は割愛。イタリア風うどんといったテイスト。自分的にはこの形態でなんの文句もありません。ただただ美味しい。
■コブルマラグマン@タルノブ (Tarnov Boshi)
会社のウズベク人スタッフ一推しのお店。麺は短く刻まれています。味わいは、ほぼほぼナポリタン。といっても、昔あった粉末ソースで作るいい意味で安っぽい味わいのナポリタン。これが絶妙に美味しいんです。スープがないせいか、麺の量がすごく多かったように思いました。お腹いっぱいに。コブルマを食べに行ったのは、最初にウズベク人と一緒に食べた普通のラグマンの麺があまりに美味しかったから。アノールも十分美味しかったですが、麺だけでくらべたら、一段つきぬけて美味しかったです。コシがありながらツルツルと滑らかで、小麦の甘みが感じられる麺は最高でした。ここで食べるならまずは普通のをおすすめします。
■アイリムサイ@サルドバ (Sardoba)
どのお店にもあるメニュー。スープを麺にかければ普通のラグマンと変わらないと思いますが、なぜか値段はラグマンより少し高いです。何が違うのかな。注文時、麺 (ハミール=Dough) にするかご飯 (グルチ) にするか聞かれます。あ、後でご飯追加とかすればいいのか。スープけっこうあまり気味だし (美味しいから残さずいただきますが)。
上記3店、個人的好みを言えば、麺そのものの美味しさはタルノブ、スープの美味しさはサルドバ、立地や英語メニューなど利便性を考えればアノール、といった感じです。でも基本、どこで食べても美味しいです。