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~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ウズベキスタン赴任の持ち物:まとめ

ウズベキスタン (タシケント) 生活のため日本から持参したもの、まとめ。初回赴任時は重量制限もあり、厳選したものばかりなので、基本どれも持ってきてよかったです。あ、洗濯ロープはホテル滞在中に使わなかったな、持ってきた方がいいと言われたものでしたが。

生活を初めてからわかったものもあり、それはその後の一時帰国で順次持ってきました。タシケントは物資はそれなりに豊富にあります。ただ、例えば炊飯器のボタンがロシア語表記だったり、日用品など日本人の目で見て納得できるものは少なく、あっても相応に値段が高かったりして、使い勝手やコスパを考えると、やはり日本から持ってくる方がいいのかなと。

衣類

仕事着、普段着、上着、下着、靴含め一式。かさばりますが、日本で調達する方がサイズも合うし品質も良いので。ウズベキスタンは2022/2023の冬が酷寒だったことから、それなりの冬服 (+帽子・スマホが使える手袋) を持参しましたが、12月初旬に最高気温マイナス10℃が3日間続いた時は、厚手の冬服を持ってきて本当に良かったとホッとしました。ただし2023/2024は暖冬の予報が出ています。

12月の寒かった3日間で、凍った雪道を歩く怖さが身にしみました。なので防滑シューズ (通勤靴) を探して買ってきました。雪山用とかそんなに頑丈なものではありませんが、次の降雪時にはきっと活躍してくれるはず。

台所用品・調味料

和食器 (割れないもの)、箸・菜箸、お玉・フライ返し・シリコンヘラ、良く切れる包丁、軽いまな板、キッチンバサミ、ピーラー、缶切り・栓抜き、お気に入りのマグカップ、そば猪口、計量器具、キッチンタイマー、保温水筒、保温弁当箱等、ひととおり買って持参しました。

「カノー」の食器 (下の写真) は海外生活にはおすすめ。ささやかながら食卓に和の彩りが生まれます。自分は3サイズ2客ずつ購入・持参しました。別の会社ですがさらに大きい丼も2つ (割れないもの、インスタントラーメンが入れられるくらいの大きさ)。

調味料はお気に入りの醤油 (ちば醤油) とソース、めんつゆ、出汁類・味付き塩胡椒、ごま油・ゆず七味・辣油・チューブわさびなど、自分なりの "いつものメンバー" を。

炊飯器は現地で買おうと考えていたのですが、あまり良いものがなく鍋で炊いていました。でもそれがちょっと面倒になり、7月の一時帰国で電子レンジ炊飯器を調達。値段も安いのでちゃんと炊けるか不安でしたが、まったく問題ありませんでした。吹きこぼれもなし。今はこれが大活躍しています。

12月の帰国ではニトリでマルチポットを買って持ってきました。鍋・フライパン・電気ポット・電子レンジなど調理器具はアパートの前の住人 (フランス人) が置いていったものがありそれを使っていましたが、鍋類の使い勝手が悪く (両手鍋だったりフライパンが焦げついたり)、タシケントでも良いもの (正しくは安くて良いもの) を探してみたのですが、どうにも見つからず。

ということで、日本からわざわざ鍋 (マルチポット) を買ってきたわけです。やはり日本製品は使い勝手が最高です。約1kgあるしかさばりましたが、持ってきて本当に良かったです。ちなみに我が家はガスコンロ。

日用品

スリッパ、サンダル、折り畳み傘、日傘、日除け帽、ミニ工具、ハンガー、ひも付き洗濯バサミ、タオル類、粘着カーペットクリーナー、クシ、ブラシ、ミニ鏡、100均の小物入れ・ポーチ類。文房具もひととおり (ペン、鉛筆、消しゴム、ハサミ、ホッチキス、ノート、ポストイット、単語カード、定規・メジャー等)。文房具は日本のものが世界最高峰だと信じています (安くて品質良好という意味で)。仕事柄、印鑑と朱肉も。

医薬品・健康

風邪薬・胃薬・目薬・整腸剤など普段常備しているものをひととおりと、ビタミン類・青汁・クエン酸。体温計・爪切り・刺抜き・綿棒・マスク・歯ブラシ・歯間ブラシ、タイで買った安いパルスオキシメーターも。歯磨き粉・シャンプー・ハンドソープ・ハンドクリーム・日焼け止めは現地でも買えるだろうとは思っていましたが (実際売っていました)、好みのものを日本から持参しました。

赴任後、アパートが見つかるまでホテル住まいになるので (今回は2週間いました)、現地に着いてもそうすぐに日用品を揃えるわけにはいかないため、当面の分はなんでもかんでも持参する方が良いと考えています。もちろん総重量やスーツケースのスペースとの相談ですが。

健康管理のため体重計を現地で買おうと考えていたのですが、良いものが見つけられず、7月に日本から軽いものを買って持ってきました。また、体温計の電池が切れてしまい、特殊な電池だったためこれもタシケントでは見つけられず、7月に買ってきました。

電気製品

電圧が日本とは異なり220ボルト、コンセントはCタイプなので、基本、電気製品は現地調達したいところ。もちろんパソコンは日本からですが (100~240V対応)。なので赴任時に持っていった電気製品はコードレスで使えるシェーバーとパソコン用スピーカーくらいでしたが、6~7月の暑い時期に停電が頻発し、家の中で暑さに耐えかねたことが何度もあったので、7月の一時帰国ではUSB給電の卓上扇風機を買って持ってきました (パソコンまたはモバイルバッテリーで使用)。

あと7月はLEDランタンも。スマホのライトだとバッテリー残量が気になるので、光源は別口で持っていた方が安心です。追加のモバイルバッテリーにもなるやつを。ちなみにランタンを吊るすのに、ひも付き洗濯バサミが便利です。

会議はオンラインが主流になった感がありますが、会議用スピーカーフォン/マイクがあるとだいぶ快適度がアップします。赴任時はそこまで気が回らなかったし荷物も生活用品で手一杯だったので、7月の帰国であらためてスピーカーフォンを買ってきました。買って正解。

歳を重ねてくると睡眠の質も悪くなりがち。なので睡眠評価機能があるスマートウォッチを買って持ってきました (7月に購入)。もともと眠りは浅い方なのですが、意外だったのは、「ほとんど眠れなかった」と思った日も、スマートウォッチの評価はそこまで悪くなかったこと。

人間とは単純なもので、「実はまあまあ寝れているんだよ」と言われれば、「ああそうなのか」とどこか安心してしまうんですよね。まさに病は気から。自身、初めてのスマートウォッチでしたが、買ってよかったです。セール期間に6800円で買いました。

12月の一時帰国では内蔵バッテリーで動く小型のコードレスドライヤーを持ってきました。風量は弱く温度も高温とは言えませんが (赤ちゃんのお尻を乾かすのに最適なくらいの優しい風)、自分は短髪なのでこれで十分。

家具・寝具

昔は家族連れのアフリカ赴任だと、船便でコンテナいっぱいに家財道具を詰めて送る人も多かったですが、さすがに自分はそこまでしたことはありません。持参するのはいつもせいぜい寝具。ウズベキスタンには枕と薄手・軽量の布団、そして寝袋を持参しました。寝袋はジッパーを開けると四角くなるタイプのもので、秋口から軽量布団の上にかけ暖かくして寝ています。持参のタイミングは赴任時に枕と寝袋、7月に軽量布団です (アパート備え付けの布団が厚くて重かったし古びていたので)。

趣味・嗜好品

カメラ (一眼レフ/EOS 6D、小型一眼レフ/Lumix GM1)と交換レンズ各種 (オールドレンズも数本 ⇒過去記事)、ミニ三脚、自撮り棒、カメラバッグ。これがだいぶ重いしかさばりました。また、入国時にこれらがX線検査で「ドローンではないのか?」と思われスーツケースを開けることにもなりました。でもカメラがない生活は考えられないので、自分的には持参必須のアイテムです。

コーヒーが好きなので、コーヒーミルとコーヒードリッパー、あとはお気に入りの焙煎屋のコーヒー豆を少々 (100g x 4種)。自分の好きな豆を好きな濃さで淹れるのが、結局一番美味しいんですよね。カフェで飲むよりずっと安いし。ウズベキスタンはお茶文化圏なのでコーヒー豆が買えるか心配でしたが、今はいいお店 (Tim's) も見つかりました (⇒コチラ)。

あとは趣味の本 (小説類)、ウズベク語教本、ロシア語会話本、イスラム事典、コーラン、帝国書院の世界史図説 (海外赴任の際は毎回最新版を持参)、旅行ガイドブック (地球の歩き方)。

食料品

麺類 (インスタントラーメン、そば乾麺)、スープ類、板海苔、乾燥わかめ、ふりかけ類、お煎餅、スナック菓子、チョコレート等、スーツケースのスペースを見て詰め込みました。前任地の東南アジア (バンコク、ジャカルタ) とは違って日本的な食料品・菓子類は期待できないので (ないことはないですが)、できるだけ持っていきたいところ。ただしどうせすぐなくなってしまうものなので、優先順位は低め、あくまでスペースとの兼ね合いでした。

タシケントでは「チャンラーメン」が買えるので (⇒コチラ)、「日本から袋麺を持ってこなくちゃ」という強迫観念にも似た気持ちはだいぶ軽減されました。どのみち日本のラーメンはもったいなくて消費期限ぎりぎりか切れてからでないと食べられなかったりしていたんですよね。とほほ。。

お土産品

赴任時、配属先のウズベキスタン人スタッフ用に良い目の抹茶チョコレート (@ななや:下の写真) や日本的な品物 (扇子や買い物袋等) を、現地在住の日本人同僚には静岡ならではのお茶やうなぎパイを買って持っていきました。やらなくてもいいことかもしれませんが (向こうも期待しているわけではないでしょうし)、まあ気持ちの問題ですね。

昔はとにかく本 (趣味の本) をたくさん持っていったので、紙の重さで荷造りの余裕がかなり失われていましたが、くらべたら今はほとんど本は持たなくなり、他のものをたくさん持っていけるようになりました。デジタル書籍があるし、そもそもネットを見ている時間の方が、読書時間よりだいぶ長いですから。便利な時代になったものです。