A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

急な冷え込みとチャンラーメン@タシケント

先週金曜日は急に気温が下がりました。10日 (火) の天気予報でも木曜日にくらべガクッと低くなる予想でしたが、13日 (金) 当日はさらに冷え込み、最低5℃、日中の最高気温でも10℃でした。

金曜日は家を出たのが朝8時で、気温8℃くらい。道行く人々もダウンジャケットがちらほら (下の写真)。もう冬の格好ですね。日中はどんよりと雲が広がり、結局10℃までしか気温が上がりませんでした。

こういう時こそ身体が温まる辛い料理が食べたい。金曜日はつくづくそう思いました。でも、ウズベキスタン料理って、辛い料理がぜんぜんないんですよね。

なので、本格的な冬の到来の前に、辛いインスタントラーメンの常備品を決めておきたいなと考えました。

辛ラーメンをはじめ、韓国製品の辛そうなやつはどのスーパーにも並んでいて、買おうと思えばいつでも買うことができます。でもちょっと値段が高い。

辛ラーメンは22,000スム/270円と、ローカル製品の3倍。他のも13,000スムくらいします (ローカルの2倍)。270円が高いのかと言われたらアレですが、まあ比較の問題です。

ここウズベキスタンは、国産のインスタントラーメンも製造していて、自分が思っていた以上にたくさん製品があるのですが、ただし辛いスープは見当たらず。

なんとかローカルのラーメンで辛いスープのものが欲しいなとずっと思っていましたが、最近ようやく、そんな製品を見つけました。それが「チャンラーメン」。8,500スム/105円。

最初に種明かしをすると、このチャンラーメン、ドシラク (Doshirak/Dosirak) というブランド名ですが、実は韓国ラーメン (パルド) なんだそうです。

1990年代からロシアや中央アジアの市場に投入されたブランドで、2002年にはロシアに子会社が設立され、現在はロシアの即席麺市場の実に60%を占める大人気製品だそう。

現地生産だしとにかく売れているのでこの値段 (ウズベキスタンの製品より少しだけ高いくらい) で売れるんですね。ありがたいことです。

麺も現地製品よりは太めで、煮込み時間は5分と、野菜なんかを一緒に煮込んでも、余裕を持って調理できます。

スープの辛さは辛ラーメンほど暴力的に辛いわけではなく、でもけっこうピリッと来るので、自分にはちょうどいい感じ。身体も温まります。

旨味も辛ラーメンよりはあります (要は化調ですが)。写真はカット野菜とチキンソーセージを入れて作ったもの。チキンソーセージが意外に美味しくてこちらもヒット (魚肉ソーセージっぽい)。

いいもの見つけました。多めに買って備蓄しておこう。ちなみに、チャンラーメンは辛くないビーフ味とチキン味もあります。