A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

小豆枕ならぬ、緑豆枕の自作 in ウズベキスタン

世の中にはいろいろな素材の枕がありますが、自分は長年パイプ枕を愛用しています。暑くて湿度が高い国が多かったので、まずは通気性第一。頭が熱くなると眠れません。

そして軽いこと。スーツケースに入れて持っていくので、大きく重たいものはパス。必然的に、選ぶのはコンパクトで軽量なパイプ枕になりました。

また、その国の仕事が終わり本帰国の際は、あえて枕を持ち帰ることはしませんでした。2年なり3年なり使えば、枕もヘタってきますからね。

なので毎回赴任が決まる度、枕を新調するのがお決まりになっています。「今回はアタリ」「今回はちょっとハズレ」などと、毎回一喜一憂です。

ウズベキスタン赴任の際に日本から持ってきたパイプ枕ですが、なんだかちょっと合わないなと、当初から微妙にストレスを感じていました。

年末年始の一時帰国で枕を買って持ってこようかギリギリまで悩んだのですが、他の荷物が多くなってしまい持ちきれず、断念。

ただ、日本を発つ前に、考えていたことがありました。それが「小豆枕」。現地で小豆を買い小さめの小豆枕を作って、今の枕に重ねてはどうだろうかというアイデアです。

しかしタシケントで小豆を探すのは少々骨が折れるなと最初から思っていたのと、緑豆ならどのスーパーでも普通に買うことができるので、まずは緑豆で試すことに。

Korzinkaと値段をくらべ、Havasで購入しました (12,950スム/155円/1kg)。食べるわけではないので、安い方を選択 (Korzinkaは14,990スム/900g)。

ちなみに蕎麦の実も売っています (9,950スム/119円/1kg)。グレチカ (蕎麦の実) はウズベキスタンでよく食べられる主食のひとつです。ならば蕎麦殻もどこかにあるのか。

枕の自作と言っても本当に簡単です。使った緑豆は800グラム、入れ物は100円ショップのA5サイズのメッシュポーチ。

ポーチに入れる前に豆を電子レンジで3分ほど加熱しました (殺菌のつもり)。欠けている豆は一応取り除きました。

このように置いて、いつもの枕カバーをかければ完成。(※注:実際にはジッパー面を下にして置きます)

まだ使い始めて数日ですが、今のところ快適です。後頭部のフィット感が改善され、また中身のパイプがこすれてキシキシ鳴る不快な音も聞こえなくなりました。

また、もともと眠りは浅い方ですが、夜中に目覚める回数が減りました。横向き寝も前より楽になったし、いい事ずくめです。今のところはですが。

もしかしたら今後は、この小さな豆枕さえあれば、枕本体にはそこまでこだわらなくてもよくなるかもしれません。なんだか未来が少しだけ明るくなりました。