地下鉄ミッリーボグ駅を出てブニョドコル通りを北側に6~7分 (約550m) 歩くと、いつもお客さんでにぎわっているプロフのお店「カモロン・オシ・マルカジ (Kamolon Osh Markazi)」があります。(※オシ=ご飯=プロフ、マルカジ=センター)
Googleマップのレビューがとても多く (600以上)、とにかく大人気のお店です。「お昼時に行くと席がない」というレビューも多数あったのですが、一度行ってみたところ、なるほどそのとおりでした。その日は入店を断念。
そうしてまた日をあらためてお昼時に、ただし少し時間をずらし、午後1時半過ぎに行ってみました。ところが、またも満席。しかも席待ちのお客さんたちが、虎視眈々と空きそうなテーブルを狙っていました。
その雰囲気に気圧され、もう店内で食べるのはあきらめて、テイクアウトすることにしました。レジ (Kassa) で先に注文しお金を払い、レシートを持って奥の部屋に (こちらにも食事用テーブルあります、満席でしたが)。
店員さんも慣れたもので、こちらからレシートを受け取ると、プロフの大釜が並ぶガラス張りの向こう側に大声で注文、するとすぐにプロフがふたつパッキングされ、こちらに手渡されたのでした。
この時の注文はトイオシとチャイハナオシ。各33,000スム/400円。容器代が各3,000スム/36円。地下鉄に乗って戻りましたが、30分たってもプロフはホカホカでした。
■トイオシ (結婚式のプロフ)
■チャイハナオシ (お茶屋さんのプロフ)
前提として、このお店はウズベキスタン人に大人気だということ。つまり、ここのプロフは美味しいということに他なりません。まずはトイオシ。期待に胸を躍らせて、パクリとひと口。ん?・・んんん?
お米がかたい。。芯があるわけではありませんが、だいぶかための炊きあがりです。お米の粒感を感じながら、しっかり噛み締めて食べると、旨味がじんわり。油は強すぎではないけれど、あっさりでもない。塩気は弱め、お肉 (ヒツジ) は柔らかくて良い。1/3ほど食べて、一旦箸 (スプーン) を置きました。
続いてチャイハナオシ。コチラで書いたように、チャイハナオシはヒツジのクセがより鮮明。好きな人にはそれがたまらないのですが、油とヒツジ臭のダブルパンチで心が折れる日本人がいるのも理解できます。
くらべてみれば中央アジアプロフセンターのチャイハナオシよりはクセ弱めなので、しかもご飯が少しピリ辛なので、トイオシよりむしろ箸が進みました。お肉もトイオシより好きです。まあでも、やはりなかなかに重たい食べ心地でした。
結局、両方とも2/3食べた時点で満腹中枢がマックスになり、そこで試合終了。いろいろなお店でプロフを食べてきましたが、カモロンはそこまで自分には響かなかったかなと。プロフの美味しさってなんだろうなと、あらためて考えてしまいました。
もっと美味しい (自分が美味しいと思う) プロフを探してみたいと思う一方、基本、どこで食べてもそこまで大きく変わらないので、そろそろ一度プロフのまとめをしてみよう。自分なりのランキングというかおすすめもできたし。
ちなみに残りは夜ご飯にいただきました。お昼に食べ終わった時は「もう飽きた!もう食べられない!」と思ったのですが、ひとつの器にまとめてレンジでチンしたところ、お米が混ざり合っていい感じの味わいに。結局ペロリと食べてしまったのでした。