A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

カオパットナムリアップ(中国オリーブ炒飯)

タイの炒飯「カオパット」はタイ米 (長粒米) を使っていることから食べ心地が軽く、個人的には日本のジャポニカ米 (短粒米) の炒飯よりも好きなのですが、いろいろ食べていくと中にはけっこうしっかりした噛み心地のカオパットもあったりして、お店による個性の違いを探究するのもきっと面白いだろうなと思います。

そんなカオパットですが、エビ、カニ、チャーシューのド定番に加えて、パイナップル炒飯 (カオパットサッパロット) もなぜかおすすめタイ料理にいつもあげられますが、パイナップルを選ぶくらいなら、中国オリーブの炒飯「カオパットナムリアップ」にもっと脚光が当たってもいいのになと思います。

とはいいつつ、自分もそれほどたくさん食べてはいません。赴任当初に一度すすめられて食べ、珍しいなとは思いましたが、味的にはいまいちピンと来なかったので (普通に美味しかったけれど大人味というか・・)、それから長らく選択肢からは外れていました。そんな自分が、またこれに注目しだしたのは最近のこと。

ふと調べたら、ナムリアップってオリーブはオリーブでも "Chinese Olive"、つまりカンラン (橄欖) のことで、見た目も使われ方も似ていますが、地中海原産のオリーブとは種類が異なる植物なんだそうです。知りませんでした。

最初に食べた時はオリーブっぽい味 (少しクセのある大人味) がするなと思った記憶もありますが、今回あらためて3店舗で食べてみて、そこまでいわゆるオリーブの味はしないのかなとも思いました。そして、よくよく味わってみると、これってなかなか美味しいじゃないかと。

笑笑酒家 (3年前・・・)

フアセンホン (135バーツ/470円)

ロッディー (95バーツ/330円)

サングワンシー (65+目玉焼き10=75バーツ/260円)

どのお店も豚ひき肉と塩 (+醤油少々) のシンプルな味付けでしたが (あとはもちろんナムリアップの味)、断然美味しいと思ったのがサングワンシー。しかも値段も一番安かったので、他人におすすめするなら圧倒的にサングワンシーですね。目玉焼き (カイダーオ) もつけて大正解でした。

次点でロッディー。テイクアウトした袋からあまりにいい匂いが立ち上ってくるので、帰りの電車でちょっと恥ずかしい思いをしました。すぐギュッとふくろをしばりましたが、それでも漏れてきてしまった。テイクアウトにもカシューナッツと刻んだライム・チリ・紫タマネギはついてきますが、下の写真、お皿に乗せ忘れました。