A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

日本のしょっぱいパスタとフィジーのしょっぱくないパスタ

タイにいた4年間、外食はほとんどタイ料理ばかり食べていましたが、バミー (タイラーメン) にしてもカオパット (炒飯) にしても、基本、お店の味付けは薄めでした。卓上の調味料セット (砂糖、ナンプラー、唐辛子、唐辛子酢、他) で自分好みにするのがタイ流ですが、自分は唐辛子を散らす程度で、大幅に味変したことはありませんでした。それでも十分美味しかったからです。

そんな食生活を続けていたせいか、日本に戻ってきて外食すると、全体的に塩気がかなり強いのが気になります。町中華の麻婆豆腐や吉野家の唐揚げ、こういう白いご飯のおかずなら、ある程度しょっぱくても仕方ありません。それでも、一口目は一瞬箸が止まるほど、しょっぱく感じたりします。

麺料理だと、出汁の効いたうどんならOK。ラーメン屋は、まあ仕方ないかなと思います。ラーメンはもともとそういう食べ物ですから。スープも残せばいいのだし。でもこれがパスタになると、さすがにどうかなと思うわけです。ある日、富士の人気パスタ店で食べたカルボナーラがあまりにしょっぱくて、少々面食らってしまいました。

他のパスタもひと口もらったら、同じように塩気強めでした。生パスタはモチモチしていて美味しかったのですが、ここまでしょっぱいと、さすがに二度目はないかなと思ったり。まあそのうち舌が慣れるのかもしれませんが。

昔はこのくらい塩気が強いパスタでも、美味しいと思って食べていたのかな。でも、帰国後に食べた冷凍チャーハンもびっくりするくらいしょっぱかったので、そう考えると、きっと自分の味覚が変化したんだろうなと思います。まあ、いいことなのかな。

そういえば、フィジーのパスタはどこも薄味どころか塩気ゼロだったなと、ふと思い出しました。ただ、テーブルの塩を自分でかければだいぶましになるので、ここはフィジーに軍配でしょうか (それも違うような気がしますが)。写真は首都スバのレストランでいただいたシーフードパスタ。一見美味しそうですが、本当に塩気まったくなしでした (⇒過去記事/スバの船上レストラン)。