A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

東南アジアのストリートフード96

「世界のマズイ料理100 (100 Worst Rated Food)」を定期的に更新している "Taste Atlas" から、こんどは東南アジア版が発表されました。とくにストリートフードを対象としたランキングです。

"Worst Rated" を直訳すれば「もっとも評価が低い」ですが、おそらく不味い (美味しくないから評価が低い) という意味だと思います。世界版を見れば、いわゆるゲテモノ料理もたくさんランクインしていますから (⇒最新版)。そのため、これまで「マズイ料理」と変換してきました。

ただ、個人的には好きな (本当に美味しいと思う) 料理がいくつもランクインしていたので、漢字でしっかり「不味い」とは書かず、多少ひねって「マズイ」と表現した経緯があります。

"Worst Rated" も見方を変えれば、「こんなに美味しいのになぜか評価が低い」という意味に取れなくもないですからね。

今回の東南アジア版ランキングも、1位から3位までは次のとおり強烈な料理です。「やはり今回もマズイ料理なのかな」と最初はそう思いました。

 1位:蚕の蛹フライ@タイ
 2位:蜘蛛のフライ@カンボジア
 3位:バロット (孵化直前の卵)@フィリピン

しかし4位以降は、どう見ても美味しそうなものがほとんど。自分も好きでよく食べてきたものがあるし、ベトナムのフォーなど「世界最高の料理100」(⇒Taste Atlas、⇒ブログ過去記事) に入っているようなものも (今回は出汁が違うものですが)。

こうなると、これはむしろ好意的な、「今はまだ評価が低いですが皆さんぜひ味わってみてください」という前向きなメッセージなのではと思えてきました。

実際のランキングはウェブを見ていただくとして、本当に美味しそうな料理ばかりです。これらを見てゲテモノと感じる人はさすがにいないような。

そもそも、いわゆるゲテモノ料理と呼ばれるものは、食べたことがない人たちが価値観の違いからそう言っているだけで、好きな人にはごく普通の料理です。

またそうしたもののほとんどは、その土地の風土や文化で必然的に生まれ、伝統的に食されてきたものたちです。なので、おいそれとゲテモノの一言で片付けるわけにはいきません。

本当なら誰しもが一度は口にしてみるべきなのでしょう。自分としてはそんな思いもあって、ベトナムに来て早々にバロット (ハノイではチュンビロン) をいただきました。

思っていたのとは違って、普通に美味しかったです。勝手に生食を想像していたのですが、しっかり火もとおっていました (⇒コチラ)。

バロットはけっしてゲテモノではなく、言ってみれば「珍味」ですね。その地域でしか食べられない特別な食べ物・食べ方といった意味合いです。

参考過去記事:珍味個人史