ハノイ名物エッグコーヒー (ベトナム語:カフェ・チュン/cà phê trứng) は、コーヒーに泡立てた卵黄を載せて飲まれる伝統的なコーヒーです。
卵黄には砂糖や練乳が加えられるためコッテリ甘く、苦みの強いロブスタ種のコーヒーと絶妙なコントラストを醸し出します。
1946年ごろ、ホテルのバーで勤務していたグエン・ヴァン・ザン氏が、牛乳不足の代用品として卵黄を使ったのが始まりと言われています。
ザン氏が独立して開いたのがカフェ・ザン (Cafe Giảng)。その味が評判を呼び、弟子筋・親族系のカフェが続々オープン。有名どころはCafe Đinh、蛋咖啡Cafe Giảngなど。
いくつか実際に飲んだお店のレビューを。と言っても雑感程度ですが。もともとデザート系コーヒーはほとんど飲まないので、真の味はたぶんわかっていません。
■カフェ・ザン (Cafe Giảng) *Map
ホット:4万ドン/240円。ホットコーヒーが冷めないようにでしょうか、コーヒーカップがお湯を張った小鉢に入れられていました。
卵黄の風味がとにかく濃厚。甘さもしっかりありましたが、ちょっと濃厚すぎて、生卵が苦手な人は卵黄独特のにおいや粘りつく感じが気になるかも。
コーヒーもしっかりロブスタ種の苦み走った美味しさがあり、トッピングフォームとの相性は悪くなかったです。
エッグコーヒーのオリジンは、少し荒削りな味わいとも感じました。逆に、洗練されすぎていないのが良いと言うか。やはりここは一度は行くべきお店でしょう。


■カフェ・ザン (蛋咖啡 Cafe Giảng) *Map
アイス:4万ドン/240円。本家カフェ・ザンのホットと同じように、卵黄が濃厚でした。単に好みの問題ですが、ちと濃厚すぎるかなと (卵黄のにおいが・・・)。
コーヒー (ロブスタ) は若干物足りなかったかも。時間がたつうちアイスが溶けて、少しずつ薄くなりますからね。
エッグコーヒーに関しては、自分はアイスよりホットの方が好きかもしれません。味もそうだし、アイスキューブについて舐めきれないエッグフォームがもったいなくて。
まあでもエアコンもないオープンなお店ですから (ベトナムはほとんどそうですが)、ついアイスが飲みたくもなります。


■カフェ・ディン (Café Đinh) *Map
ホット:3万ドン/180円。場所柄ツーリストも多いですが、地元客でも大いに賑わっている人気店。
ラテアート・エッグフォーム・コーヒー・コスパ、全方位に抜かりなく美味しかったです。
なんとなくイメージする「エッグコーヒー」の完成形はこれかも。これを飲んだら間違いなく「美味しい」と思ってもらえるはず。
上の2店にくらべて、だいぶ洗練されている印象を受けました。それが良いか悪いかは、また別の話ですが。


おまけで以下、2店から。ひとつはコチラ (⇒隠れ家カフェ) で紹介したHASAI COFFEE (ホット:4万ドン/240円)。まずコーヒーが美味しい。ダントツ、キレがある。
そこにクセのない濃厚なエッグフォームが合わさって、絶妙な味わいに。店主の話を聞きながら、コーヒーが出来上がるのを待つ時間も楽しかったです。
今のところ、間違いなく味は一番。ただし、家のキッチンで淹れたような見た目のため、コーヒーカップに写真映えを求める人には不向き。

もうひとつは Eggyolk Coffee (Map)。店内はエアコンが効いていて、どちらかと言えばツーリスト向けのお店かも。値段もそれなりで、アイス:65,000ドン/390円。
涼しい空間でしっかり休憩できたので、何の文句もありません。コーヒーも悪くなかったです。卵感ひかえめな気もしましたが、きっとこれくらいがちょうどいい人も。
