A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

珍味個人史(2025年更新版)

タイにいた頃、それまでに食べた「珍味」をあげてみました。ゲテモノというよりは、その地域でしか食べられない特別な食べ物・食べ方といった意味合いです。

その後、タイを含めいくつか珍味と呼んでも良さそうなものを食べたので、過去に投稿したものに加えて2025年更新版としたいと思います。

砂漠のトカゲ@サウジアラビア
アラビア半島のトカゲは草食なので美味しいです。シチューにしていただきました。同じ種類でもシナイ半島のものは肉食 (虫食) なので肉が臭いそう。

カブサ@サウジアラビア
珍味と言っていいかわかりませんが、ヒツジが丸ごと1頭または半身載っているのはなかなかのインパクト。頭付きなのは脳を味わうため。

砂漠のトリュフ@サウジアラビア
いかんせん本物のトリュフをほとんど食べたことがないので比較できませんが、このキノコは美味しかったです。濃厚なマッシュルームというか。

ウミガメ@エジプト&トンガ
アレキサンドリアの魚市場でウミガメのお肉を購入。カイロに戻り鍋にして食べたら美味しかったです。地元では健康のため生血を飲む人も多数。

海に囲まれたトンガ王国の首都ヌクアロファのフィッシュマーケットでもよくウミガメを売っていました。一度買って、唐揚げにしていただきました。

ヒツジの顔@ヨルダン
見た目はアレですがコラーゲンたっぷりで美味しいです。全身余すところなくいただくのはいいですね。さすが牧羊先進国。

ラクダのこぶ@ヨルダン
個人的には珍味のけっこうな上位。なかなか食べられませんからね。バーベキューでカリカリに焼いていただきました。

ラクダの首@ヨルダン
日本人には馴染みが薄いだけで中東では一般的なお肉。ラクダの肉は水分が多いようで焼くと固くなってしまうので、煮込みがおすすめ。

ヒツジの脳@ヨルダン他
写真の下段中央が脳のフライ。白子っぽくて美味しいです。中東では一般的な食材。

ヒツジ生肉盛り合わせ@ヨルダン
中東のグルメ天国ヨルダンならでは。いただいたものは臭みもなくとても新鮮でした。食べるならできるだけ人気店で食べましょう。

生肉 (塊肉:トゥブス)@エチオピア
味云々よりも、衛生的にかなりチャレンジングなエチオピアの生肉食。よほど回転の良いお店でなければ避けた方が無難。

生肉 (ひき肉:クトゥフォ)@エチオピア
牛ひき肉をバターと香辛料で和えた料理クトゥフォ。レア・ミディアム・ウエルダンのどれかでいただきます。本当はよく火を通した方が良さそうですが、お肉は生の方がやはり美味しいですね。

フリフリ@トンガ
シーフードですが正体はいまいち不明。火を通すと硬いイカのような食感で、まあまあ美味しかった。

イソギンチャク@トンガ
はじめは何か海藻がまじっているのかと思いましたが、よく見ると鮮やかな蛍光色をしたイソギンチャクでした。トンガ人はよく食べるそうですが、あまり美味しくは・・・。

ウト@トンガ
ココナッツジュースの水分がとんで、スポンジ状に固化したもの。懐かしいけれど、また食べたいとは・・・。

ヘビ@インドネシア
何ヘビかわかりませんが (たぶんコブラ?)、唐揚げは本当に美味しかった。

コウモリ@インドネシア
羽はゴムを噛んでいるようですが、お肉は普通に美味しい。といってもだいたい激辛なので、味はあまりわかりませんでした。

牛の鼻のサラダ@インドネシア
東ジャワ名物「ルジャッ・チングル」。牛の鼻はゼラチン質で食感はグニュグニュ。これぞまさに珍味。

ブタの脳@タイ
ヒツジの脳は中東でよく食べましたが、ブタはタイで初めて食べました。脳は煮るより油で揚げた方が美味しい。

魚の浮袋@タイ
タイ語、カポプラー。中華圏では普通の食材かもしれませんが、自分はタイで初めていただきました。美味しいスポンジもしくはお揚げといった食べ物。スープはブタの血を固めたゼリーを入れるのが定番。

アヒルのくちばし@タイ
よくこれを食べようと思ったなと。でも食べてみるとこれがまた実に美味しいんです。カリッと揚げられ、食感はパリパリ。小さなタン (舌) も濃厚で美味。

サワガニ@タイ
サワガニを塩漬けして発酵させ、加熱せず砕いてソムタムに混ぜた「ソムタム・プープララー (プーパラー)」は、独特の発酵臭がクセなる美味しさでした。

赤蟻の卵のスープ@タイ
東北タイではカイモッデーン (赤蟻の卵) は高級食材で、いろいろな調理法で食べられます。自分はスープでいただきました。ごく少量だったので味はよくわかりませんでしたが (写真の、白いモヤッとしたもの)。

昆虫スナック@タイ
まるでホコリを食べているようで、けっして美味しくはない。屋台で売っているものは結局食べませんでした。

カラポチャ@ウズベキスタン
カラ (頭) からポチャ (脚) までという意味のウズベキスタン料理。ヒツジまたはウシ。チョルスーバザールでいただきました。ヒツジの顔が美味しいことはヨルダンで食べて知りました。

カジー@ウズベキスタン
ウズベキスタンの馬肉の腸詰め。日本では馬肉を食べる地域が限られているので、一応珍味としてあげました。麺料理ノリンやプロフによく載っています。カジーピザがあるのもウズベキスタンならでは。ただし塩気が強いので、一度にあまりたくさん食べるものではありません。

魚卵のカツレツ@カラカルパクスタン
ウズベキスタンの一番西、アラル海を擁するカラカルパクスタン自治共和国は、かつては漁業が盛んでした。今も「カルマ」など珍しい魚料理があります。魚卵のカツレツも初めて食べましたが、素晴らしく濃厚な一品でした。

以上です。もっともっと世界中の珍味を食べてみたい!