最近またよくプロフを食べていますが、ひと皿食べ終わる頃にはいつも脂/油の重さにゲンナリして、「ああもう当分プロフはいいや」と毎回毎回、そう思うわけです。
けれども少し時間がたつと、なんだかまた食べずにはいられない、そんな気持ちがムクムクとわいてきて、ついフラッとお店に行ってしまいます。
ある日、ふと気がつきました。脂っこいご飯だったら、レモンをかければいいのではないか。しかし、プロフにレモンを添えるお店には出会ったことがありません。
あらためて、ハードディスクの写真フォルダを見返しました。やはり、プロフと一緒にレモンを出してくれたお店は、一軒もありませんでした。
それどころか、そもそもウズベキスタン料理でレモンが添えられていたのは、自分の経験ではわずか1回だけでした。(写真:魚のフライ@New Bukhara Premium)
SOY Restaurant のボルシチにレモンがついてきましたが (他店のボルシチには無し)、純粋なウズベキスタン料理ではなさそうなので (ウクライナ料理?)、これはノーカウント。
レモンティーはどのレストランでも一般的な飲み物で、自分もよく頼みます。なのでウズベキスタン人にとって、レモンは食卓に馴染みのあるフルーツのはずです。
それがなぜ、料理には添えないのでしょう。なんだか不思議に思いました。ちょっと調べてみましたが、今のところ確たる理由は見つからず。
レモン・ライムの生産量は、確かに多くはありません (⇒統計)。でも、輸出もしているそうなので、昔から生産量にいくらか余裕はあったはず。
なのに、ウズベキスタン料理でレモンを使うものはと調べてみたら、見つかったのはわずかにサラダでひとつだけ。基本、料理にレモンは使わない&添えないようです。
プロフにレモンを添えてくれたらな。酸っぱい果汁でさっぱりいただけそうなのに。パエリヤによくレモンがついているように。(写真:Plan B@ジャカルタ)
なお、先日タシケントでいただいたパエリヤには、レモンは添えられていませんでした (⇒コチラ)。魚のフライも、上のお店 (NBP) 以外はどこもレモンなし (2店はオレンジ)。
Jonon Chicken のグリルチキンは、「お!レモン?」と思ったらオレンジでした。魚のフライもそうですが、なぜレモンではなくオレンジなのだろうか。
和食店「ふる里」のアジフライにはしっかりレモンが添えられていました。やはり合いますよね。日本人にはおなじみの組み合わせ。
スーパーでレモン果汁って売っているのかな。あれば買って、次にプロフを食べる時に持ち込んでみようかな。シャシリクにもレモンが合いそう。
ていうか、ウズベキスタン料理って全般的に脂/油が強いので、どんな料理でもレモンが合うのではなかろうか。なぜ今までそうなってこなかったのだろう。。
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世界の国々で、それぞれ特徴的な「料理の味」があると思います。和食なら砂糖と醤油、中華ならオイスターソース、フレンチならブイヨンとか。
ではウズベキスタン料理はどうかというと、たぶん塩と脂/油の味。余分な味付けがなく素材を活かしているとも言えますが、脂/油がきついので、食べ心地はだいぶ重め。
だからきっとどの料理にもレモンが合うと思うんですよね。使う使わないはお客が判断するとして、とりあえずカットレモンを出してくれたら嬉しいのだけれど。
インドネシアはよくカットされたライムが小皿で出てきました。たまたまスープの写真しか撮っていませんが、もっと他の料理でも。
写真は上からソトクドゥス (チキンスープ)、ソトババット (牛モツスープ)、ソトバンジャル (チキンスープ)。