このブログにもたびたび登場するウズベキスタンの国民食、プロフ。これまで何十皿と食べてきましたが、時々お皿の盛り付け方に「ん?」と思うことが。
マナーに敏感な方ならこれまでのブログの写真を見て、薄々気づいているかもしれません。ほんの些細なことではあるのですが。
それは何かというと、ご飯をまるでお皿にばらまいたような、ちょっと雑な盛りつけ方をしている時があるということ。和食の感覚ではちょっとアウトなレベルです。
まずは、きれいな盛りつけのプロフをいくつか。お米が散らばることもなく、きっと静かに確実に、素早いながらも丁寧に盛り付けられたのでしょう。
続いてこれらが問題の、雑な盛り付け方のプロフたち。見るからにお米が散らばっていて、お米の山がお皿の中心からずれているものも。
上の写真の最後のプロフは「イシュティハン」のジギルオシュ (亜麻仁油のプロフ)。このお店、大盛りなので自分もお気に入りです。いつもお米がお皿からはみ出しそう (↓)。
さて、これらの一見、雑にも見える盛り付けですが、実はプロフの盛り付け方としては正統派だったりします。
大釜からしゃもじですくったお米を1回パッと宙に浮かせ、それをお皿でキャッチする、そんな盛り付け方をするんです。するとプロフは空気を含み、軽やかな食感に (なるはず)。
こちらの動画 (YouTubeショート動画) がわかりやすいです。見事な空中キャッチ。
自分も最初は「なにこの盛り付け方・・・」ととまどいましたが、事情を知ったらこれもありだなと、今ではすっかり「雑盛り支持派」になりました。