A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

たまにはチキンを@ブハラカフェ

自分がウズベキスタンで食べるお肉は『羊>牛>>>鶏』の順番 (頻度/量) です。鶏は日本に戻ってからいくらでも食べられるので、今のうちに羊 (と牛) をというわけです。

それでもたまに鶏が食べたくなって、専門店に行くことも。ウゴロク (グリルチキン)、ジョノンチキン (グリルチキン)、アミーゴ (フライドチキン)、そしてKFCなど。

(※アミーゴはどうやら閉業したようです@Googleマップ情報、残念・・・)

シャシリク (シシカバブ) はどうかと言えば、もちろんいつも羊ばかり。お店によっては鶏もあることは知っていましたが、これまで頼むことは一度もありませんでした。

せっかくなので、一度くらいはチキンシャシリクを食べておこうということで、向かった先は大好きなシャシリク屋さん「ブハラカフェ」(Map)。

シャシリクメニューに鶏肉は4種類。胸肉、手羽、もも肉、コーカサス風。このうち手羽ともも肉をオーダーしました。どちらも200グラムで24,000スム/290円。

店内は空いていましたが、羊を頼んだ時より少し待ち時間が長かったような。しっかり焼いてくれているんだろうな、とか考えながら待ちました。そしてほどなく到着。

お肉の表面でまだ脂がジリジリと音を立てているほど熱々の焼きたてシャシリクは、立ち上る香りが最高、俄然食欲がわいてきました。

漬け込みダレも羊とはまた違うようで、少し酸味を感じるのと、味もやや濃い目かなと思いました。あっさり目の鶏肉にはこれくらいのタレがちょうどいいです。

「熱ッ!」と心のなかで嬉しい悲鳴をあげながら、骨のところをなんとか手で持って、思い切ってひと口ガブリ。うーん、プリプリ&ジューシー。

これ、美味しかったです、本当に。ちゃんと火は通っていましたが、けっして通しすぎない絶妙な焼き加減。だからプリプリ食感だし、美味しい肉汁があふれました。

ウゴロクとか他の専門店の鶏も美味しいとは思いましたが、これを食べてしまったら、もうあちらには行けないかも。それほど完璧に鶏の美味しさを引き出していました。

あらためて、鶏肉って美味しいなと。同時に、調理ひとつでこんなに味が変わるものなんだなと。

* * *

例えばタイ料理。ガイヤーン (鶏の炙り焼き) とガイトート (揚げ鶏) は定番中の定番で、タイ人からはどちらも人気が高いです。

ただし、自分はガイヤーンは大好きだけれど、ガイトートはあまり美味しいものに当たったことがなく、二、三度食べてもう諦めてしまいました。

とにかく火を通し過ぎなんですよね。もともとタイ人はお肉をよく焼く派ですが、とくにガイトートは身がパサパサになるまで揚げるのが残念でした。

ガイヤーン:見るからにジューシー

ガイトート:見るからにパサパサ

もう一例、インドネシアから。インドネシア料理にも揚げ鶏「アヤムゴレン」がありますが、やはり火の通し過ぎで、ほとんどのお店はお肉がパサパサでイマイチでした。

ただし、アチェ州でいただいたアヤムゴレンはとても美味しかったです。外はパリッ、中はジューシー、お肉にも十分下味がついていて、というのは初めてでした。

アヤムゴレン@アチェ

アチェ料理の揚げ鶏「アヤムタンカップ」、これも抜群に美味しかったです。普通は素揚げされたカレーリーフやパンダンリーフ (パンダナス) が添えられます。

お肉にもよく下味がついていて、外はパリッ、中はジューシー。揚げた葉っぱはサクッと軽い食感で、ほのかなハーブの香りが口の中をリフレッシュしてくれました。

アヤムタンカップ@アチェ