A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

思わぬところに焼き餃子@ミドリ

高麗人など歴史的に関係が深く (⇒コチラ)、往来も多いのでしょう、タシケントには韓国・朝鮮レストランがたくさんあります。そして職場のすぐ近くにもありました。

実は今までそのことに気が付かなかったのですが、それはお店の入口に看板がないことと、店名が「ミドリ (Midori)」という、なんとも和風な名前だったから (*Map)。

塀の絵からして、タシケントによくあるお寿司屋さんだと思い、それにしてはお店の入り口はどこだろうなどと考えつつ、何度もお店の前を通っていたんですけどね。

"Express 24" の看板のみがかかるお店の入口。ずっと宅配業者のオフィスだと思っていました。なんとなく中を除いたところ、どうやらレストランだなと。

そして店員さんがグツグツと煮えたぎる黒い鉄丼を運んでいるのがちょうど見えたため、ようやく真相がわかったというわけです。

さっそくお昼時に行って、キムチチゲと餃子をオーダーしました。いつもの食事より少し高めですが、無料でついてくる前菜のお皿の数々が何よりうれしいです。

野菜を多めに食べたい時、自分は韓国料理を選びがち。ウズベキスタン料理はサラダは充実していますが、野菜多めの料理 (加熱調理) は少なめです。

鉄丼の中でグラグラと煮えたぎるキムチチゲ (ご飯付き 70,000スム/850円)。ピリッと大辛のスープに豆腐とお肉 (牛)、もやしと白菜がたくさん入っていて、少し汗ばみながら、ご飯と一緒に美味しくいただきました。

おすすめは餃子 (85,000スム/1030円)。まず水餃子にして火を通し、仕上げに軽く焼いているのかなと思います。これはもう焼き餃子と言っても過言ではありません。焼いた餃子はタシケントでは初めていただきました。

中華料理屋の餃子はぜんぶ水餃子だし、韓国料理屋はあってもおそらくほとんど揚げ餃子だと思うので (Googleマップで複数店舗のメニューを見た限り)、焼き餃子はかなり貴重。(※ふる里 Furusato という和食店には焼き餃子があるようです/未訪問)

軽く焼くだけで、水餃子とは別物の美味しさになるのがすごいです。お肉は牛でしたが、クセもなく、また小さめサイズなので、チリ醤油をつけてパクパクいただきました。

満足、満足、そして満腹。主食を2品食べたようなものですからね。

難を言えば、やはりちょっと値段が高いんですよね、中華料理屋とくらべてもだいぶ高い。あ、そうだ、中華料理屋で水餃子をテイクアウトして、家で軽く焼いてから食べればいいのかも、と今、唐突に思いつきました。うん、今度そうしてみよう。