お肉天国ウズベキスタンでは、普段の食事もお肉に偏りがち。しかしここでいうお肉とは、ラムまたはビーフのことで、チキンはかなりの少数派。もちろんポークはほぼ皆無 (イスラムゆえ)。
もともとラムが好きなので、シャシリク (ラム) を食べていれば概ね満足なのですが、贅沢なもので、そうなるとたまにはチキンが食べたくなります。ということで、チキン需要はもっぱらカルジンカ (スーパーマーケット) のフライドチキンで満たしてきました。
しかしウズベキスタンにはケンタッキーフライドチキン (KFC) があるのです。そしてこの度、ようやく行ってきました。中東やインドネシアではそれなりにお世話になっていたKFCですが、タイ生活ではもっぱらテキサスチキンでした (⇒コチラ)。
なのでここ数年、「KFCが食べたい!」と強く思うことは少なく、KFCがなくても生活に支障はないなと思っていたりもしました。今回もあまり期待せずに行ったわけですが、久しぶりだったせいか、ちょっと意外なほど美味しかったので驚きました。
タイであれほどイマイチと思っていたのはなんだったんだろう。ウズベキスタンのKFCは、独特の (嫌な) 油の臭いもなく、独自のスパイスもほど良く香り (香りすぎない)、塩気も強すぎず、本当にもっと早く食べていれば良かったと後悔したほどでした。
たぶんもうカルジンカのフライドチキンは食べられません。くらべるとあちらは塩気が強すぎて。揚げ方もKFCはプルプルジューシー。タイはもちろん、日本のイマイチなKFC店よりはずっと美味しかったと思います。(揚げたてに当たったからかも)
■Basket Duet:71,000/880円
バスケット・デュエットをテイクアウトしました。ドラムx2 (オリジナル)、手羽先x2・手羽元x2・ササミx4 (スパイシー)。スパイシーはまだしも、オリジナルはあまり好きではない方の部類でしたが、ウズベキスタンのKFCはオリジナルも美味しかったです。ポテト少な・・・。
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せっかくなので、ブログ引っ越しの際に削除したKFC関連の過去記事を再録。
KFCでバランスについて考える(インドネシア)
インドネシアのケンタッキーフライドチキンは美味しいです。特にクリスピーは、揚げたてに当たれば日本よりずっと美味しいと思います。
職場の隣のショッピングモールにもKFCがあって、仕事帰りにテイクアウトすることもしばしば。頼むのは決まってクリスピーを4ピース。
KFCの部位は5つ。ドラム (脚)、リブ (あばら)、キール (胸)、ウイング (手羽)、サイ (腰)。自分はリブがいちばん好きで、次にドラムといったところ。
4つ頼むのは、これならなんとか食べ切れるのと、4つと言えば部位各種をまんべんなく食べたいという希望をくみとってくれるような気がして。
確率で言えば、思惑通り1種類ずつ4ピースの時が半分、逆にもう半分は全部同じ部位という・・・。たぶんいつも夜9時過ぎに行くせいで、種類が限られてしまっているからなのかなと (夜10時閉店)。
サイ (腰) 4つは量が多くさすがに食べきれなかった。翌日、スープの具にしました。
日本ではドラムの人気が高いと思うのでこれが4つってラッキーかと思いきや、お肉の味が濃厚なので意外にも3本目で飽きました。
この日は「全部ドラムでいい?」と聞かれ、一度はいいと答えたものの、以前のことを思い出し、「やっぱりミックスにして」と言ったら、結局ドラム4つでクリスピーとオリジナルが2本ずつ来ました。なんで閉店間際にドラムばかり売れ残っているの・・・。
KFCのり塩味?(インドネシア)
「ケンタッキーフライドチキンにのり塩味があったよ」 そう言われ、仕事の帰り道にKFCに寄ってみました。お店の壁には大きく「Norishi」と書かれたポスターが。ノリシ?のり塩じゃなくて?
半信半疑のまま買って帰り、家でひと口食べてみると・・・、うまい!まず食感が良い。カリカリクリスピーの衣が通常の3倍! (実際には1.3倍の可能性も)。
のり味に加え旨味と甘味もあって、これはまさにポテトチップスのり塩の味。まるでお菓子を食べているみたいです。とにかく素晴らしくジャンクな味で、これぞB級中のB級。
KFCインドネシアによれば、今月発売された Norishi は、2017年に展開を予定している「テイスト・オブ・アジア」シリーズの第一弾だそうです。
この2年ほど、インドネシアでは急速に日本食が浸透してきており、第一弾に日本の味 (Nori=海苔) を選んだことは、必然とも言えるのだそうです。
日本の味がほめられるのは嬉しいですが、Norishio あるいは Nori、どちらかだったんじゃないんですかね。Norishi!・・・うーん。。
ちなみにセットを買ったら熱々の白ご飯 (おにぎり) がついてきました。こちらも意外と美味しくて、初めてKFCをおかずにご飯をいただきました。
エジプト人てつくづく(サウジアラビア)
リヤド市内のKFCに行ったときのこと。セットはいらないのでチキンだけ買いたいと店員に伝えると、突然アラビア語で「あんたの言っていることはわからないな、アラビア語で話さないと何も買えないよ、英語で注文する限りここにはあんたに売るものは何もない」とまくしたててきました。
思いっきりエジプト方言 (カイロ方言) だったので、「あー、エジプト人か・・・」と思い、腹をたててもしょうがないので、横にいたインド人の店員に「チキンだけ買える?」とあらためて聞くと、エジプト人店員が今度は英語で「いくつ欲しいんだ、100個か?」とまたつまらない冗談を言ってきました。
エジプト人はダンム・ハフィーフ (Damm Khafif/軽い血=ネアカ) なので、良くいえばフレンドリーなのですが、まあたいていの場面でずうずうしいというかKYに感じることの方が多いですね。
ただ、今はダンム・サキール (Damm Thaqir/重い血=ネクラ) なサウジ人に囲まれているので、こうしてエジプト人の陽気な冗談 (笑えないけど) を聞くのも悪くないなと思ったのでした。
「で、いくつ買うの?10個?だったら店で食べてくだろ、たった10個じゃあここで食べれるだろ」 そうたたみかけてくるエジプト人の顔は、「今日も良い冗談を言ったぜ」という満足感に満ちあふれていました。ガックシ・・・。
ここでエジプト方言 (カイロ方言) の復習を。このキーワードを言ったらその人はエジプト人に間違いありません。だから要注意とは言いませんが。
●イッザイヤック (元気ですか)
●アーイズ・エー (何が欲しい?・したい?)
●マフィーシュ (無い ※否定形の語尾にシュ)
●マー・アンディシュ (私は持っていない)
●マー・アアラフシュ (私は知らない)
●ガミール・ギッダン (とても美しい ※J音⇒G音)
●バクシーシ (心付け、賄賂 ※サウジでは卑しい言葉)
トンガのケンタッキー(トンガ)
ケンタッキーと言えば通じる、トンガのフライドチキン。まずは「カントリーフライドチキン」。ころもに余分な味がついていない肉本来の味、と評せなくもない、素朴なお味でした。
「タラヒバレストラン」のケンタッキー。マヨネーズでカロリー増し増し (デフォルトでかかっている)。この時流行っていたブラジュースとともに。
トンガ生活の中頃、ヌクアロファに「シンガポールレストラン」がオープン。「もしや中華か!?」とみんな色めき立ったものの、メニューはトンガ風BBQでした。ケンタッキーは美味しかった。ピリ辛クリスピーで。