A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ウズベキスタンの国章

国旗にくらべて国章は普段あまり意識しませんが、おそらくすべての国が国章をもっています。法律で定められているか、慣例的に使われているかという違いはありますが。

ウズベキスタンにももちろん国章があり、現在の国章はウズベキスタンがソビエト連邦から独立した後、1972年に採用されたものです。

独立してデザインがガラッと変わったかといえばそんなことはなく、ウズベキスタンを支える重要作物である小麦と綿花が、変わらず取り入れられています。

上部の八芒星と月星はイスラムの象徴、中央で羽を広げるのは伝説の不死鳥「フモ (※)」、背後にウズベキスタンの国土と2本の川 (アムダリヤ川とシルダリヤ川) が流れています。

※フモ:ペルシャ神話の不死鳥「フマ」と起源を同じくするそうです。またフマは中国の「鳳凰」と似ている部分も多いそうで (雌雄同体など)、古代この地域では鳥が吉兆の意味を持っていたのかもしれません。

タシケントの歴史博物館の展示品 (現代産業のフロア) にも小麦と綿花のディスプレイがありましたから、まさに「ウズベキスタンと言えば」といった典型的なイメージです。

ちなみに、中央アジアの他の4ヶ国の国章は、次のうちどれがどれかわかりますか。カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンです。

おまけ。自分がこれまで住んだ国の国章です。どれがどの国かわかりますか。インドネシア、エジプト、エチオピア、カタール、サウジアラビア、タイ、トンガ、フィジー、ヨルダンです。

※答え合わせは「Wikipedia:国章の一覧」でどうぞ。