A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

7月11日、日本のラーメンに思いを馳せる

7月11日は「ラーメンの日」だそうです。水戸黄門だとか数字だとか、由来を聞いても「そうなの?」としか思いませんが、何にせよ、そう聞くと日本のラーメンのことをあれこれ思い出します。

ウズベキスタンには「ラグマン」という洋風うどん的な麺料理があり、手延べの麺もトマトとパプリカが効いた濃厚スープも素晴らしく、また中華麺も食べられるので、そこまでラーメンには飢えていないつもりでした。

ただし、ウズベキスタンはイスラム教国であり、豚肉を使うお店はかなり限定されています。中華といっても中国のイスラム教徒向けの「清真料理」が多いので、ラーメン (蘭州ラーメン) は牛肉/牛骨スープ、トッピングのお肉も牛が基本です。

写真は「シーベイ」の清湯牛肉麵。蘭州ラーメンは「一清二白三紅四緑五黄」といわれ、5つの色が大切なんだそうです。写真ではまだラー油を入れていません。卓上には大きめのラー油壺がありました。

・一清:スープは澄んだ清湯
・二白:大根
・三紅:辣椒 (ラー油)
・四緑:パクチー (香菜)、葉ニンニク
・五黄:黄色がかった麺

牛骨スープも味わい深く、美味しいなと思いますが、日本のラーメンの多様性を思い起こすと、どこか物足りなさも感じられます。日本を離れる前は、なんだかんだラーメン屋に行く機会が増えました。自然とこってりめな一杯を求めていたり。

下の写真はどれも地元で食べたラーメン。日本を出る前1ヶ月くらいの間に駆け足でいただきました。二郎インスパイア系 (上から:恵比寿、ファットン、なぜか)、そして濃厚煮干し (日出次)。

合間をぬってお蕎麦屋さんの昔ながらの醤油ラーメンなんかも (上:三勝、下:富士見そば/JR静岡駅構内)。

こってりを食べれば次はさっぱりが食べたくなるし、醤油・豚骨・塩・味噌・煮干しなど、日本のラーメンは本当に飽きるということがありません。ああ、また日本のラーメンが食べたくなってきた。。