フェルガナのノンをお土産にいただいた際、フルーツなどと一緒に載っていた白い玉。うすうす勘づいてはいたのですが、これ何ですかとたずねると、「クルト」であると教えてくれました。
クルトは塩味の乾燥ヨーグルト玉です。バザールでもよく見かけ、ずっと気になっていました。一度食べてみたいと思っていたものの、まずは1個でいいし、バザールではなかなか手が出せませんでした。
■ミラバッドバザールのクルト売り場
■フェルガナ土産のクルト
さて、実食。においは、ぷーんと酸っぱい発酵臭。味は、ヨーグルトより一段発酵が進んでいるような、チーズに近いような風味。そして、やはりしょっぱい。一言で表現すると、乙な味。
シェーブルチーズ (酸味のある山羊乳のチーズ) が好きならけっこう初手からパクパクいけるかも。「ビールによく合う」は本当でしょう。自分は下戸なのでそのあたり検証できませんが。
お茶を飲みつつひとつ食べてあらかた満足し、そんなこんなでキッチン周りを片付けていたところ、赴任当初に雑貨屋で500スムのお釣り代わりにもらった "飴玉" が出てきました。
いつか食べるかなと思いなんとなくとっておいたのですが、よくよく見たら、なんだか飴ではなさそうな質感。おもむろに袋を開けてにおいを嗅いでみると、、、これ、クルトでした。
そうか、クルトを1個食べたいという希望は、とっくに叶えることができたのに、身近にある幸せには気づかないという、青い鳥症候群だったのですね・・・。(←チガウ)