A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

お皿にもなります、ノン!(ウズベキスタンのパン)

ウズベキスタンでは食事に欠かせない「ノン」。少し大ぶりの平べったいパンで、タンディールという釜で焼かれます。今でも地方に行くと庭付きの大きな一戸建てが多く、そんな家には決まってタンディールがあり、自分でノンを焼くのだそうです。

金曜日の午後、フェルガナ出張から戻ったばかりというスタッフから、お土産のノンをいただきました。写真のまま、大きなノンの真ん中に果物、デーツ、スイーツなどが載ったものでした。

たぶんこのままセットで売られていたのかなと思いますが、たしかに、真ん中がくぼんでいるので、何かを載せるにはうってつけの形です。最初はこのまま持ってきてくれたので、申し訳ないけれどこれが入る袋も探してきてもらいました。

家に持ち帰ってサイズを測ってみると、多少歪ですが平均値で直径36cmありました。いやはや、大きいです。とてもありがたいのだけれど、これは食べ切れないなという予感が。それにしても、パンと言うにはあまりに芸術的。これにはちょっと感動。

ウズベキスタンのパン (ノン) は、どこで何を食べてもだいたい美味しいです。大きさ、形、質感・食感、あれこれありますが、総じて満足感は高いです。もともとパンも好きなので、これは嬉しい限り。

シャシリク (シシカバブ) でノンをすすめられるのはわかります。自分も素直にひとつ頼みました (4000スム/50円)。もっちりした食感がお肉と最高のマッチング。ただし全部は食べきれませんでした。やはり1個が大きい。。

麺 (コブルマラグマン) を頼んだ時、店員さんが何かごにょごにょっと言ったので適当に愛想笑いをしたら、小さなノンがついてきました (3500スム/44円)。ナポリタンのような麺料理だったので、一緒にノンを頬張るとさすがに口の中がぼそぼそに。。でも、ウズベキスタン人は何を食べるにしても、当然のようにノンを頼むのだそうです。

タンディールは町中のレストランでも普通に目にします。内壁にペタペタと貼り付けて焼くため、一度に大量のノンを焼くことができます。歴史と伝統を感じますね。

フェルガナのノン実食
中がみっちり詰まったパンでした。小麦粉の芳醇な香りと、どっしり重たい食べ心地で、とても美味しかったのですが、金曜夕方と土曜の朝で半分近くまで食べ、ちょっと手が止まっています。口の中の水分そうとう持っていかれるし。

別のノン (カフェ・ブハラ)
こちらは中が空洞多めで、生地はモチモチ食感、軽いけれど食べごたえがあります。上のノンは汁気のある料理に合い、こちらはシャシリクを挟んで食べたりするのに合いますね。こうなると、有名なサマルカンドのノンを早く食べてみたいです。