A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

蕎麦屋のラーメン in 静岡

「蕎麦屋のラーメン」という響きにふと郷愁を誘われ、ふらふらっと3軒まわってみました。「きっとこんな味だろうな」となんとなく想像する味はありましたが、意外や意外、3軒とも味の方向性が異なる、それぞれ個性的なラーメンでした。

あさ乃(静岡市清水区)

煮干しが効いたキリッとしょっぱい醤油スープは、ラーメンと蕎麦の中間のような味。これぞ「蕎麦屋のラーメン」だなと。美味しかったです。あえてラーメンを食べに来る価値あり。750円也。蕎麦つゆはやや強めの甘しょっぱい味 (しょっぱめ)。

狐狸庵(静岡市清水区)

鶏ガラが効いたシンプルな醤油味のスープは、これぞ「昔ながらの中華そば」。何も奇をてらわず、昔食べたラーメンを思い起こさせる味でした。528円也。カレーや炒飯も美味しいです。蕎麦つゆはやや強めの甘しょっぱい味 (甘め)。

清見そば 登呂支店(静岡市駿河区)

鶏ガラに加えたぶん貝とかいろんな旨味がつまっているコクのある醤油スープは、美味しすぎて思わず飲み干してしまったほど。醤油ラーメンとして普通にレベル高かったです。700円也。蕎麦つゆは程良く甘しょっぱい味。ラーメンも蕎麦も自分的には好みのど真ん中でした。ちなみに本店がJR静岡駅のすぐ南側にあるので、そちらも行ってみたいです。値段構成とかちょっと違ったりするので。

【追記】
年が明けてさらに2店訪問しました。

三勝(静岡市清水区)

少し甘みのあるシンプルな醤油味のスープは、生姜の風味もあってすこぶる優しい味です。まさに、蕎麦屋のラーメンと言うにふさわしい一品。650円也。お蕎麦もそうですが、みかんがついてくるのが地元っぽくていい。

富士見そば(JR静岡駅ホーム)

その意外な組み合わせから、当初は知る人ぞ知る駅そばとして界隈では有名だった、富士見そばの「チーズそば」。お店は上り下り両方のプラットホームにあります。もちろんチーズそばもいいのですが、ついでにぜひラーメン (600円) も食べてほしいです。駅のプラットホームという独特の雰囲気の中で食べるラーメンは、この安っぽい (いや王道の) 味が、胃袋に染み渡ります。