A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

静岡の二郎系ラーメン

今年1月、バンコクの二郎系ラーメンを3軒食べくらべ、感想をプログにアップしました (⇒コチラ)。タイを離れるまでに残るお店をまわって、二郎系第2弾を書きたいと思っていたのですが、あまりにコッテリが続きふたたび二郎系を食べる気になるまでしばらく時間がかかり、また離任が近づくにつれ、あれも食べなきゃこれも食べなきゃと、とにかくタイ料理優先で外食しまくっていたものですから、結局その後、バンコクの二郎系ラーメンをいただくことはありませんでした。

ということで帰国後、まずは東京本社での打ち合わせのため上京した際、帰りにまた「ラーメン二郎品川店」で1杯いただきました。あいかわらずキレのある醤油スープに、噛みごたえのある太麺、大ぶりで柔らかすぎない煮豚、甘い脂身は、今回も大満足、すこぶる美味しかったです。醤油味が濃いですが、醤油好きには大歓迎の味の濃さ。ラーメン二郎も店舗によってその味に特徴があるそうですが、他で食べたことがないので、自分の中では品川店が二郎のスタンダードです。

ラーメン山 なぜか

そして静岡。静岡市にもありました、二郎系ラーメン。その筆頭が、JR静岡駅北口から徒歩約6分の所にある「ラーメン山 なぜか」。スープのキレ (醤油の濃さ)、麺のごわつき加減 (いい意味で)、肉肉しい煮豚、そして脂感、すべてにおいて品川二郎をほんの少しマイルドかつ上品にした感じでした。より食べやすく、素直に美味しかったです。

ただ、「食べやすい」は一般のラーメンだと褒め言葉なのでしょうが、二郎を食べたい気分の時は、むしろしょっぱかったり麺が硬かったり脂ギトギトだったり、食べやすさの対極にあるような、食べきるためには闘争心に火をつけなければならないような、そんな1杯を望んでいるところもあるわけです。

なので、ラーメンは本当に美味しかったのだけれど、若干の物足りなさを感じてしまったことは否めません。でも、これ以上ラーメン二郎に近づけたとしたら、普通のラーメン好きの人からそっぽを向かれそうなので、塩梅が難しいですね。実際、レビューには「麺が硬すぎる」「スープがしょっぱすぎる」といった感想も。個人的には、今が素晴らしいバランスだと思います。「ラーメン山」(900円)。

日をおいて再訪し、今度は汁なしをいただきました。個人的にはこれが大ヒット。醤油の塩味と旨味が舌にダイレクトに感じられるので、一口ではっきり「美味しい!」と思わされます。汁ありは脂の甘さが後半少しクドくも感じましたが、こちらは生姜が効いていることもあり、醤油のキリッとした美味しさで、最後まで一気に平らげてしまいました。おすすめ。「汁なし」(900円)。

FATTON

コチラで紹介済みのラーメン店。個人的にはこちらのお店も「汁なし醤油」(950円) が好みです。とにかく醤油が美味しいし、粗挽きペッパーとの相性は抜群。フライドオニオンや鰹節も上手く効いています。ただし、ミニ (麺150g/850円) だと物足りないし、小 (麺300g/950円) だとあと二口か三口分多すぎるという、個人的問題が。この真ん中の量があれば。。

麺や厨

「うっとり」「しっとり」「ねっとり」など鶏ラーメンに定評のある、静岡市でも一、二を争う人気店ですが、木曜日だけは「豚そば厨」として、二郎系ラーメン「BOSS二郎」(850円)を提供。前から気になっていたのですが、ようやく行くことができました。

スープは二郎に負けない醤油の濃さと切れ味。麺はくらべればやや細めですが、茹で加減を調整してしっかり噛みごたえのあるものに。脂は甘さを感じ、煮豚も分厚い。もやしはしっかり火が通っていて食べやすく、このお店の普段の鶏ラーメンより麺の量はだいぶ多めですが、あっという間に完食してしまいました。

味噌王国大ちゃん

清水区三保のラーメン屋さん。店名のとおり味噌ラーメンが一番人気ですが、二郎系のこってりラーメン (豚ラーメン/890円) もなかなかのもの。スープはひと口すするとまず脂の甘さがふわっと来て、その後を醤油の味が追ってくる感じ。太麺は食感がしっかりしていて、肉肉しい煮豚は塩気強め、二郎系を十分感じました。17時以降、限定20食。

まぜそば (全部のせ890円) は醤油の旨味強めで、これまたナイスな一品でした。見た目は完全にアウトですけどね。

その他

「らぁめん大山」「タブーザボニート」「らーめんブッチャー」は過去記事へ (⇒コチラ:静岡のラーメン)。←「麺や厨」もあります。