MRTホイクワン駅の東側にのびるプラチャラット・バンペン通りは、新型コロナ前までは "新中華街" と呼ばれ、第二のヤワラートになると期待されていたエリアです。
安くて美味しい中華大衆食堂が軒を連ねていましたが (⇒コチラ)、コロナ以降、中国人ビジターがいなくなったことで、つぶれてしまったお店もたくさんあります。新しいお店はなかなかできず、今この通りを歩くと空き家の多さに悲しくなります。
このエリアは中華料理目的で行くことがほとんどでしたが、タイ料理、というかバミーが人気のお店もいくつかあって、そんなもののひとつ、「クイッティアオ・ガイ・ルンルアン」で、美味しいチキンヌードルをいただきました。
タイラーメンといえば豚、牛、魚介 (魚肉団子) が一般的で、鶏をメインにしているお店は少ないと思います。これまで自分が行ったお店でパッと思い浮かぶのは、スクンビットのピークガイサイナームプンくらい。
日系ラーメン店なら七星もありますが、いずれにしても豚チャーシューや煮込んだ牛すじ肉などにくらべると、鶏肉・鶏チャーシューはちょっとパンチが弱く、自分も今まで積極的にお店開拓はしてきませんでした。
ということで、あまり期待せずお店を訪問したのですが、ハードルが低かったせいか、ここのチキンヌードルは意外なほど美味しく感じました。(なので日をおいて通いました)
ベーシックメニューのチキンヌードルスープ (鶏むね肉)は、45バーツ/155円とは思えぬ満足感がありました。むね肉はしっとり柔らかで量もたっぷり。鶏皮もけっこう入っているので、お肉がパサパサという印象は皆無です。
スープは優しい醤油系鶏ガラスープで美味しいですが、けっこう甘いので、ここは好みが分かれるかもしれません。自分的には許容範囲でしたが。麺がまた良かった。特に指定しませんでしたが、細平縮れ麺が来ました。この麺が好きな自分には最高でした。
汁なしまぜそばのフライドチキンヌードルも、チキンのカリカリが美味しかったです。上のチキンヌードルスープの方が内容は充実していると思いましたが、その割にこちらの方が値段が高いので (55バーツ/190円)、ちょっとモヤモヤ。
このお店のチキンヌードルスープなら、骨付き肉 (手羽先、手羽元、鶏足) が入ったものの方が、実際には主力メニューかもしれません (55バーツ)。こちらも麺の指定なしで頼んだら、極細ライスヌードル (センミー) が来ました。このお米の麺も嫌いではないですが、久しぶりに食べました。バミー (中華麺) と言えばよかったのかな。
スープは共通、やや甘めの醤油系鶏ガラスープ。骨付き肉なのでかぶりつくとテンション上がりますが、食べやすさでいったら普通のチキンヌードル (鶏むね肉) の方が楽ですね。まあでも美味しかったです。
ということで、個人的おすすめは、一番安いベーシックなチキンヌードルスープです。Googleマップのレビュー数は多いお店ですが、ここも客足が戻っていないようです。店内はガラガラでした。