スクンビットの日系ラーメン店
バンコクは日本並みにラーメン激戦区があり、各店舗のレベルも相当高いそう。多くの日本人が住むスクンビット地区にも数え切れないほどラーメン屋がありますが、まずは3店、家の近所でとくに評判が良さそうなお店に行ってみました。(※2018年の記事を編集再録です)
■東京豚骨ラーメン ばんから
Googleレビュー数500以上という屈指の人気店で、赴任後最初に行ったお店。たしかにこのカテゴリー (少し甘めの豚骨醤油で背脂チャッチャ系) ならかなり美味しい方だと思いました。自分はもうあまりにコッテリなのは無理なので、スープはほとんど飲めませんでしたが。チャーシューは美味しかった。
■鶏そば 七星
濃厚鶏白湯スープがウリ。量少なめ、値段安めで、夜食べるのにちょうどいいです。スープは本当に美味しくて、最後の一滴まで完飲。かなり好きですが、いかんせん、鶏チャーシューはいまいち味気ない。豚チャーシューのオプションがあればいいのに。
■らあめん亭
いわゆる日本の中華大衆食堂で、各種ラーメンに加え肉野菜炒めなどメニューが充実しています。あれこれ食べたいのを我慢してまずは基本の醤油ラーメンをいただきましたが、これがまた懐かしい昔ながらのラーメンでした。
そもそも日本でも普通の醤油ラーメンてここ数年食べていなかったのですが、久しぶりに食べたせいか、ちょっと感動するくらい美味しかったです。スープまで飲み干しました。(後日食べたトムヤムラーメンも美味しかった→コチラ)
ラーメンの値段
麺料理だけで言ってもバンコクは日本食以外に美味しいものがたくさんありすぎて、普段、日本のラーメンを食べることはほとんどありません。
日曜日にターミナル21の映画館で映画を2本観ようと出かけたのですが、1本目を見終わったところであまりの寒さに何か温かいものが食べたくなり、そういえば日本のラーメン屋があったなと、飛び込んだのが「ちゃぶ屋」さん。
とんこつが看板メニューですが、自分は温かいスープを飲み干したかったので、店頭に宣伝があった喜多方ラーメンをオーダー。味は、普通に美味しかったです。至極真っ当な醤油ラーメン。海外で日本と同じように違和感なく食べられるってすごいことです。とくに醤油ラーメンは。
ただし、値段は高いです。1回300バーツ (1050円) の食事をしないかと言えば全然そんなことはないのですが、ラーメン1杯299バーツ (この喜多方ラーメン) は、バンコクの他の日本のラーメン屋と比べても1.5倍くらい高い。
次にまたこの店に来るかと聞かれたら、それはやはり来ないのかなと。他の日本のラーメン屋に行くというよりは、タイのラーメン屋に行くと思います。だって、あまりにも値段が違いすぎるから。
次の写真は日本大使館からもほど近いタイラーメンのお店 (Ancient Noodles, Soi Polo, Hia Buay)。本当はその近くのフライドチキン屋に行く予定でしたが、菜食週間のため閉まっていて、飛び込みで入ったお店でした。
1杯50バーツ (175円)、具が何種類ものっていて見た目もにぎやか、バミー (中華麺) はツルツルシコシコ、スープは切れのある味、極めつけは生の胡椒が粒のまま入っていたところです。口の中で生胡椒がプチッとつぶれると、爽やかな刺激がパッと広がりました。
失礼な言い方ですが、こんな裏通りにある、錆びたトタン屋根のローカルの食堂で、こんなにも鮮やかな名人級の一品に出会えるとは思ってもみませんでした。まさに地元の名店。
タイと日本のラーメンはある意味別物なので、単純に値段だけを比較しても仕方ないんですけどね。でもこのラーメンは感動したな。せっかくタイにいるんだから、やはりタイのものを食べようと気持ちを新たにした日でもありました。
ちなみに職場のスタッフに50バーツのラーメンて安いよねと言ったら、彼らにとっては1食40バーツ (140円) を超えるとちょっと高いと感じるんだそうです。うーん、自分、まだまだでした。
