BTSサパーンクワイ駅は、どこか地味な印象があります。ひとつ手前はお洒落なカフェやレストランがめじろ押しのアーリー駅、ひとつ先はチャトチャックウイークエンドマーケットでおなじみのモーチット駅。くらべると、サパーンクワイ駅がガイドブックで紹介されることはあまりありません。
自分は電車通勤で毎日通り過ぎていますが、これまでほとんど下車したことがありませんでした。しかしあらためてGoogleマップで見てみると、美味しそうなレストランがたくさんあります。ということで、最近この界隈で食べ始めたばかりですが、まずは1皿60バーツ (210円) の安くて美味しいグルメをご紹介。
ハンカオソーイラバーズ
駅から500mほど南側にあるお店 "Hann Khao Soi Lovers"。カオソーイのスープはややトロミがついていますが、濃いお店とくらべたらサラッとしている方。旨味たっぷり、量もたっぷり。カレーのスパイス感が強く、辛味もけっこう強いので、個人的にはかなり上位に入る美味しさと満足感でした。揚げ麺はパリパリ、茹で麺はいつもちょっと柔らかめ。チキンはプリプリで美味しい。
カオソーイを集中的に食べたのがもうだいぶ前のことなので (→コチラ)、各店の味を正確には思い出せませんが、カオソーイチェンマイに近いかなと思いました。カオソーイ好きはぜひ食べに来てほしいです。その他、カオモックガイ (チキンビリヤニ)、カオカームー (豚足ご飯) なども60バーツです。
シールアンポーチャナー
ハンカオソーイラバーズの斜め向かいのお店。大盛りカオマンガイで有名なお店だそうです。自分は普通の60バーツのカオマンガイをオーダー。上に乗せるチキンは蒸し鶏、揚げ鶏、焼き鶏がありますが、写真は蒸しと揚げのミックス。蒸し鶏はプリプリした食感、揚げ鶏は厚めの衣のサクサクというかガリガリした食感が楽しかったです。もちろん味もよし。生姜が効いたタレがまた抜群に美味しかったです。お米はしっかり粒がたっているし、スープもちゃんと味がついていて抜かりなし。かなりの人気店というのも納得でした。
ワッタナー3ビーフヌードル
駅から300mほど南、大通り沿いのお店 "Wattana 3 Beef Noodle"。ガオラオ (肉・モツの煮込みスープ) もビーフだと100バーツスタートのお店も多いのですが、60バーツなのはうれしいです。お肉も見劣りしません。この時はセンヤイ (幅広ライスヌードル) を入れました。スープはビーフガオラオでは一般的な甘辛のすき焼き風ですが、ここのは尖っていないというか、とても優しい味わいでした。パンチ力に欠けるとも言えますが、自分はこの感じが好きです。(最後は味変で一味唐辛子を入れましたが)
レックポークスープ&ライス
駅の南側、大きな四つ角を西 (Pradiphat Road) に少し行った場所にある "Lek Pork Soup & Rice"。駅からは650mくらい。ポークガオラオは一般的に澄んだスープで白コショウとニンニクが強め。ここのもそんな典型的な味でした。ポークはビーフよりも旨味が強く、つまり、ご飯との組み合わせが最強。写真には写っていませんが60バーツで白飯もついてきます。スープに入れて雑炊のように食べるのが至福。60バーツで胃も心も満たされました。