新型コロナが騒がれ始める直前に行った、タイ南部クラビのコイクラカサイ (Koi Kulakasai) というレストランがなかなか良かったです。幹線道路から少し奥まった閑静 (へんぴ) な場所に建っているのと、水上コテージ風のダイニングルームが雰囲気満点。料理の味も良し。
■ナムプリック・クンシアップ
ガピ (小エビの発酵調味料) と揚げた干しエビを合わせマナオ (ライム) で酸味を加えたもの。海老の出汁感と甘酸っぱさが食欲をそそります。一緒に食べるハーブも心なしかバンコクで食べてきたものより香りと味がずっと濃かったような。「これクラパオ (ガパオ=ホーリーバジル)?」と聞いたらホーラパー (タイバジル) だと教えてもらいました。うん、味 (香り) が違う。めちゃ濃い。マラ (ニガウリ) の苦味も強烈でした。(→バンコクで食べたナムプリック)
■パッサトー・ガピクン
サトー豆 (臭いけどクセになる美味しさ) とエビのガピ炒め。サトー豆の味が濃い (臭いも)。エビは新鮮プリプリ。サトー豆には血圧や血糖値を下げる効果があるそう。
■バイリアン・パッカイ
バイリアンの葉っぱの卵炒め。味付けはニンニク、オイスターソース。葉っぱはクセや苦味もなくとても食べやすい。ベータカロチンが豊富だそうです。
その他、トムヤムクンやハスの茎と魚のイエローカレーなどもいただきましたが、南部料理の特徴である強烈な辛味は、やはりなかなかのものでした。でも美味しかったな。この時はタイ人と一緒に10人くらいで食べましたが、またみんなでわいわい言いながら楽しく食事ができる日は、いったいいつになるのでしょう。