A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ベトナムコーヒー vs. スターバックス

エチオピアでコーヒーの美味しさに目覚め、インドネシアで産地ごとの品種を飲みくらべる楽しさを知りました (過去記事:コーヒー大国インドネシア)。

その後に赴いたタイはコーヒー文化の歴史が浅いからか、どこのカフェも若者でにぎわっていたものの、自分が納得する美味しい一杯にはなかなか出会えず。

それでもバンコクには星の数ほどカフェがありましたから、ふり返ってみるとブログのネタ探しも含め本当にいろいろ行っていました (⇒バンコクのカフェまとめ)。

次の任地ウズベキスタンは完全にお茶文化圏でしたが、タシケントにはたくさんカフェがありました。この頃は自分で淹れるのにハマり、豆探しがメインに (⇒コチラ)。

これまではアラビカ種のシングルオリジンを好んで飲んできましたが、ベトナムはロブスタ種の生産量が世界一ですから、ロブスタを味わう機会も多かろうと期待してやってきました。

いわゆるベトナムコーヒー (ロブスタ種の深煎り豆をフィンと呼ばれる金属フィルターで濃く抽出しコンデンスミルクで甘くしたもの)、エッグコーヒー、ソルトコーヒーなど、甘いコーヒーはまた追々探求するとして、まずはブラックコーヒーから。

「ベトナムのスターバックス」とも呼ばれるハイランズコーヒーと、ハノイにもたくさんあるスタバのコーヒーをくらべてみました。この戦い、「ロブスタ vs. アラビカ」でもあります。

ハイランズコーヒー (Highlands Coffee)
国産ロブスタ豆を主に使用。ロブスタ種の特徴である「苦味が強い・コク (ボディ) が重い・カフェイン量が多い・ナッツ/チョコ系の風味」がよく出ていると言われます。

アイスブラックコーヒー (Phin Den Da: Mサイズ35,000ドン/210円) を頼むと、「砂糖は?」と聞かれました。ブラックは「ミルクなし」のことです。

さすがに初回で砂糖なしはきついかなと思ったので、「少しだけ」とオーダー。しかしけっこう甘かったので、普通とか砂糖多めとか言ったらどれくらい甘くなるのだう。

でも、本当に美味しかったです。飲み心地が良く、艶感のある味わい。コーヒーが濃い (コクがある) のはもちろんですが、それがイコールただ苦いだけではないのが、ベトナムロブスタの底力だと思いました。

ハイランズが100%ロブスタかどうかは調べきれていません。先日訪れた HASAI COFFEE (⇒コチラ) はロブスタ80+アラビカ20で、さらにキレキレの美味しさでした。

別の日に完全ブラックを頼もうか悩んで、結局アイスベトナムコーヒー (Phin Sua Da: Lサイズ45,000ドン/270円) をいただきました。

濃厚で甘苦くて、これぞ理想のベトナムコーヒーだなと大満足。かなり甘かったですが、甘さ控えめにしたらこの味は出ないのかなとも思ったり。

スターバックス
スタバは世界共通でアラビカ100%を謳っており、そこはベトナムも変わりません。コールドブリューを頼みましたが、日本で飲む味とさほど変わらない印象でした。

ブラックと言ったら本当に甘くなかったし、ハイランズのロブスタとくらべると、控えめだけれどバランスの良い香りと酸味、軽やかな飲み口が際立ちました。

まあでもこの軽さ (味気なさ) でMサイズ77,000ドン/462円ですからね (量はたっぷりだけど)、じゃあハイランズに行こうかなという気にもなります。

ハイランズのロブスタを「トロリとした芳醇な味わいが沁みる」と表現するなら、スタバのアラビカは「都会的でドライな味わいがクール」とでも言いますか。

もう完全に好みの世界ですが、自分は今後わざわざスタバに行くことはなさそう。いや、スタバを好むベトナム人がいるのもわかります、ある意味ライフスタイルだし。

自分の場合、アラビカ種のコーヒーが飲みたい時は自分で淹れればいいというのも、スタバ不要の理由のひとつです。ハノイには豆屋もたくさんあるし。

ロブスタばかり飲んでいたら、絶対にまたアラビカの複雑な酸味と華やかでフルーティーな香りが恋しくなりますからね、ベトナムコーヒー一辺倒もありえません。

ちなみに、スタバの豆を自分で挽いて淹れると、お店で飲むより格段に美味しいです。問題は豆の量。自分は単純に濃い目のコーヒーが好きなんです。

次はベトナムの国産アラビカを飲んで、国産ロブスタとくらべてみたいです。インドネシアのバニュワンギで同様のことをしましたが、ロブスタ100%も美味しかったです。以下、過去記事から抜粋。

バニュワンギコーヒー
東ジャワ州バニュワンギは、インドネシアの他の有名な産地に劣らず、高品質なコーヒー豆を生み出すと言われます。フルーツ・ナッツ・スパイス・ダークチョコレートといった風味がバランスよく感じられ、飲むと口の中に香りの余韻が広がります。

クレミン村のカフェでいただいた2杯、アラビカはマイルドで優等生的な印象 (ブルーマウンテンぽい)、ロブスタは香りとコクがくっきり鮮やかでした。バニュワンギで飲むならやはりロブスタがおすすめ。それぞれ1杯4000ルピア (30円/当時)。