A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

コーヒー✕ラーメン:アレンジ試行錯誤

インドネシアにいた頃、美味しいコーヒーをあれこれ飲むようになってすっかりコーヒー好きになった自分。

インドネシアは島ごとに豆があり、マンデリンやトラジャコーヒー、アチェガヨ、ジャワロブスタ、さらにコピルアックまで、いろんなコーヒーを気分によって飲み分けていました。カフェで飲んだコーヒーが美味しかったら、その豆を購入。

自分の好きなお店で好きなコーヒー豆を買って、飲む前に豆を挽いて自分の好きな濃さで淹れるのが一番美味しいと信じています。美味しいうえ、コストも数分の一です。

最近、いつものごとくGoogleマップを眺めていたところ、静岡のあるカフェが提供する「コーヒーラーメン」なるものを発見しました。

自分はコーヒーも好きだしラーメンも。これは行ってみるしかない。そう思って週末にカフェを訪問したわけですが、すでにそのメニューは終了していました。残念。

ということで、家にインスタントラーメンもコーヒー豆もあるし、じゃあ自分で作ってみようかなと。以下、試行錯誤の記録。

醤油ラーメン:お湯150cc+コーヒー200cc
袋の麺は別茹で。丼に粉末スープを入れ、お湯とコーヒーで溶いたら茹で上がった麺を投入。刻みネギをトッピング、別に作っておいた鶏油 (鶏皮を熱し油を作りコーヒー豆を30粒入れしばらく加熱、鶏油にコーヒーの香りを移したもの) をかけて完成。

感想:焦がし醤油をイメージしていましたが、コーヒーが思っていた以上に苦かったです。まるで苦みが舌に突き刺さるよう。お湯よりコーヒーの量をあえて多くしましたが、さすがにコーヒーの量が多すぎたのかなと。ネギも苦みに拍車をかけたかも。お世辞にも美味しいとは言えませんでした。食べきるのが辛かった。スープはほぼ捨て。

②カレーヌードル:お湯200cc+コーヒー100cc
その1の反省から、お湯の比率を増やし、さらにカレーヌードル (カップ麺) を選択。カレーの隠し味でインスタントコーヒー粉末を入れるレシピもあるので、カレースープならコーヒーが合うはずと考えました。丼に移し、最後にチーズとコーヒー鶏油をかけて完成。

感想:その1よりはマシですが、まだ苦みが目立ちました。舌を刺激する苦みは、美味しさアップにはつながっていません。スープは一応完飲しましたが。もっとコーヒーの分量を減らせばいいのかもしれませんが、隠し味程度ではコーヒーラーメンとは言えないのかなと思ったり。目指すははっきりコーヒーの輪郭が目立ち、かつ美味しいラーメンです。

③どん兵衛天そば:お湯300cc+コーヒー100cc
一旦ラーメンはやめて、和風出汁のカップ麺と合わせてみました。コーヒーの分量はちょっと日和って全量の25%に。苦いコーヒーも砂糖を入れると緩和されるので、お蕎麦のカップ麺ならお汁に少し甘みもあるだろうと、これを選択。お湯300ccで2分、コーヒー100ccを追加しさらに1分、これで完成。今回は何もトッピングなし。

感想:悪くなかったです。その1・その2よりずっとマシ、というかギリギリ美味しいと言ってもいいくらいのレベルに来ました。スープも普段はしょっぱすぎて飲みきらないのですが、これはなんだかスルスル飲めてしまいました。コーヒーが和風出汁と合うのか、それとも甘みのあるスープが良かったのか。まだ少し苦みを感じますが、焦がし醤油の風味に近づいたような気がします。まあでも、オリジナルの味には劣るかな。コーヒーを加えた方が美味しいのでなければ、やる意味ないですからね、まだ改善が必要。

以上です。「コーヒー✕ラーメン」のポテンシャルは十分感じました。辛くて甘いカップ麺 (蒙古タンメン) ならもっと合いそうな気もします。

* * *

以前、バンコクにいた頃、ヒマにまかせてカップ麺アレンジをしたことがありました。タイ現地生産の日清カップヌードルにあれこれトッピング。参考になればと思い再録。

トムヤムクン+ダークチョコ (ダース6粒)
ぜんぜん悪くないです。酸味が少し緩和され、より深みのある味わいに。香りはだいぶチョコですが、甘さはあまり感じられなかったので、普通のミルクチョコ (赤い箱) でも良かったかも。ザ・チョコレートラーメンて感じ。

シーフード+ホワイトチョコ (ダース6粒)
チョコが溶けにくいのでお箸でほぐして混ぜました。そのお味は甘くてまろやか、とても美味しいシーフードチャウダーでした。ちょっとコーンクリームスープっぽさも。これはすごい。何も聞かされずに食べたらきっとこういう商品なんだと思うでしょう。個人的に大ヒット。

シーフード+チーズ
定番すぎて意外性ゼロ。美味しくないわけがない。

シーフード+カレー (ルー)
カップヌードルカレーとはぜんぜん違うけれどこれも美味しい。

シーフード+粉末コーンスープ
とても美味しい。言われなければこういう商品だと思うかも。

シーフード+中国ラー油
老干媽 (ラオガンマー) の風味豆鼓 (ラー油)、具だくさんでガリガリ食感なため、麺が柔らかいカップ麺とは合わない。味は良かったのだけれど。

シーフード+粉末緑茶
白濁魚介スープが緑色の苦み走ったスープに変身。意外にイケる。ちょっと健康的かもという幻想を抱かせてくれる。この後も何度かこれでいただきました。

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コーヒーの苦味より緑茶の苦みの方が料理との親和性は高いのかもしれないと、改めて思いました。でも、コーヒーはまた挑戦しよう。