A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

コーヒー大国インドネシア

日頃からよくコーヒーについてネット検索しているからでしょうか、世界のコーヒーショップ数ランキングがSNSで流れてきました。

それによると、インドネシアがもう圧倒的1位です。2位の中国 (19万店/推定) や3位のアメリカ (14万店) を大きく引き離す、46万店という驚異的な数字でした。

インドネシアは17世紀にオランダがジャワ島にコーヒーを持ち込んで以来、コーヒー生産が一大産業に発展しました。

広大な領海に広がる多様な島嶼は風土もそれぞれ固有のものがあり、各地にバラエティー豊かなコーヒー豆があります。

それらを輸出だけでなく、国内でもたくさん消費しています。ワルン (Warung)/屋台のローカルカフェから現代的カフェ、世界的なチェーン店まで、店舗も様々。

Nongkrong (ノンクロン)と呼ばれる、仲間と集まってゆっくりおしゃべりしたり飲み物を飲んだりして過ごす、インドネシアに深く根付いた文化や習慣もあります。

なお、コーヒー豆の生産量ではブラジルがダントツの1位、2位ベトナムに続いて、インドネシアは世界第3位です (年によってコロンビアと3位4位を争っています)。

インドネシアのコーヒーの産地名 (地域ブランド) は有名どころだけでも10種類以上あり、主要なものは次のとおりです。おなじみの名前が多いのではないでしょうか。

スマトラ島 (Sumatra)
マンデリン (Mandheling)
最も有名なブランド。トバ湖周辺 (リントン・ニフタ地区) で主に栽培され、アーシー (土のような) な香り、深いコク、チョコレートやスパイスのような風味が特徴。

ガヨ・マウンテン (Gayo Mountain)
アチェ州のガヨ高地産。洗練された酸味とバランスの良い味わい。 

スラウェシ島 (Sulawesi)
トラジャ (Toraja)
トラジャ高地で栽培。上品なフルーティーな酸味と甘み、スモーキーな香りが特徴で、非常に人気が高い。

カロシ (Kalosi)
トラジャ地方の近隣にあるカロシ地区から出荷される高品質なアラビカ種。 

ジャワ島 (Java)
ジャワ・アラビカ (Java Arabica)
イジェン高原 (Blawan, Jampitなど) で栽培。スマトラ産に比べると酸味があり、香ばしくクリーンな味わい。昔から「ジャバ」として親しまれる。

ジャワ・プレアンゲル (Java Preanger)
西ジャワ州の高地で栽培され、独特の甘みを持つ。 

バリ島 (Bali)
キンタマーニ (Kintamani)
キンタマーニ高原で栽培。火山性土壌で、果物 (オレンジ) の木と一緒に植えられることが多く、柑橘系の爽やかな酸味とフローラルな香りが特徴。 

パプア島 (Papua)
パプアコーヒー
高地栽培されており、滑らかでまろやかな味わい。キャラメルやナッツのような風味が特徴。

精製方法もインドネシア独自のスマトラ式 (Giling Basah/湿式脱穀) から、ウォッシュド、セミウォッシュド、ナチュラル、ハニープロセスなどがあります。

焙煎も浅煎りから深煎りまで好みに応じて調整可能なため、同じ産地・種類の豆でも、出来上がりはそれこそ無限にあるわけです。

そんな中から、インドネシア滞在中に自分が飲んだコーヒーなど本当にごくわずか。しかもすぐ美味しいコーヒーに出会うため、あの豆この豆といろいろ手を出すこともしませんでした。

この点、今はその頃よりだいぶ知識も増え、よりコーヒーが好きになっているので、当時もっとがんばってあれこれ試せばよかったと、ちょっとだけ後悔しています。

以下、いくつか印象に残ったインドネシアのコーヒーを。

ブルーバタック
ジャカルタのカフェ「ギヤンティコーヒー (Giyanti Coffee)」で飲んだブルーバタックはコクのある美味しさで、一番のお気に入りになりました。お店で飲むのもいいですが、ここで豆を買ってきて、自分で淹れるコーヒーが一番美味しかったかも。

アチェ・ガヨ
アチェでコーヒーを注文すると、写真の作法で淹れてくれます。できるだけ高い所から、何度もお湯 (コーヒー) を通します。一見、雑な淹れ方ですが、できあがるとこれが不思議と美味しいんです。

コピ・ルアック
ジャコウネコが食べたコーヒー豆を排泄後に拾い集めて作られる希少なコーヒー。ジャコウネコの体内にある特殊な酵素が豆に浸み込み発酵することで、独特の芳醇な香りとまろやかな味わいを生み出すとされています。

バニュワンギ
東ジャワ州バニュワンギは、インドネシアの他の有名な産地に劣らず、高品質なコーヒー豆を生み出すと言われます。フルーツ・ナッツ・スパイス・ダークチョコレートといった風味がバランスよく感じられ、飲むと口の中に香りの余韻が広がります。アラビカはマイルドで優等生的、ロブスタは香りとコクがくっきり鮮やかでした。なのでバニュワンギで飲むならロブスタがおすすめ。それぞれ1杯4000ルピア (30円/当時)。

おまけ:アボカドコーヒー

ジャカルタにはスタバなど外資系のコーヒーチェーン店がたくさんあってどこも繁盛していますが、インドネシア生まれの国産コーヒーチェーン店も頑張っています。

あるガイドブックに、ニ大国産コーヒーチェーン店のひとつ「エクセルソ (Excelso)」が紹介されていて、ここの「アボカドコーヒー」がイチオシと書かれていました。

それはアボカドペーストとコーヒー・ミルクを混ぜたもので、チョコチップとアイスクリームが乗った冷涼仕上げ。これはぜひ試さなければと、喜び勇んで出かけました。

お店に入りテーブルに着くとさっそく注文。そうして運ばれてきたそれは、うーん、コーヒーと言うよりスムージー?メニュー写真とも微妙に違う。

やや不安になりつつ、アボカドコーヒーをひと口、スプーンですくって口に運びました。すると・・・うぅ・・・青臭い。。。(泣)

良く言えばアボカドたっぷり。9割アボカド。たぶんコーヒーよりコストが高いので、かなりサービスしているとも言えます。

けれども、さすがに青臭さがきつかったです。喉越しもかなりもっさり。もっとコーヒーとミルクを多くした方がバランスが良いのでは。

残してはいけないと思いつつ、半分も飲めませんでした。申し訳ない。。。(※注:写真は茶色っぽいですが実物はもっと緑色が強かったです)

みなさんもインドネシアに行ったらぜひトライを。アボカドコーヒーではなくコーヒーアボカドのつもりで飲めば、きっと美味しいはず。

【参考:AIによる概要】
インドネシアのアボカドコーヒーは、熟したアボカドを濃厚なスムージーにしてコーヒーと合わせたクリーミーなデザートドリンクで、アボカドの風味とコーヒーのコクがマッチし、コンデンスミルクで甘みを加え、チョコレートソースで風味を豊かにすることが多い、人気のあるローカルドリンクです。特に都市部のカフェやジューススタンドで見られ、健康的な感覚で楽しめる大人の味わいが特徴です。