「ソウルフード」という言葉は本来、アメリカ南部で奴隷として働かされていたアフリカ系アメリカ人が、手に入る食材で工夫して作り出した料理が起源です。
豚肉、鶏肉、野菜、豆類、コーンなどがよく使われ、フライドチキン、コラードグリーン (アブラナ科の葉野菜)、マカロニチーズ、コーンブレッドなどが代表的な料理。
これらの料理は、アフリカ系アメリカ人の文化や歴史、そして彼らの回復力と創造性を反映しています。
転じて日本ではソウルフードという言葉が、地域に根付いた郷土料理や、その土地ならではの食材を使った料理を指すようになりました。
例えば、北海道のジンギスカン、沖縄のゴーヤチャンプルー、大阪のたこ焼きなどが、それぞれの地域のソウルフードとして親しまれています。(←AIの回答、合ってる?)
どちらかと言えば、ただの「ご当地グルメ」ではなく、子供時代によく食べたとか、そういった思い出込みの料理であるべきなのかなとも思います。
我が地元はどうかというと、いくつか「清水のソウルフード」と謳われているものがあります。この場合は清水港 (みなと) あたりの、町の方の文化なのかなと。
というのも、自分はだいぶ山側 (山梨との県境) の生まれなので、そうした文化とは距離的にも気持ち的にもだいぶ隔たりがあるからです。
実際、下にあげたものも自分は大人になってから知り、食べるようになったものが多いです。もちろんいくつかは、舌の記憶に刷り込まれているものもありますが。
■もつカレー
大人になってからテレビ番組か何かで、これが清水のソウルフードだと聞き、「へえそうなんだ」と思い、それから初めて口にしました。まあ美味しいですけどね。CoCo壱番屋でもご当地カレーとしてラインナップされています。あと缶詰も。


■魚介系
桜エビ、シラス、マグロあたりが有名だしお店も多いし、そして何より美味しいです。ただ、これらは全国的にもよく見られますから、清水のソウルフードと宣言するのは違うのかなと。



■黒はんぺん
魚介系の食べ物では、個人的にも子供の頃から慣れ親しみ、大人になった今もよく食べているのは、黒はんぺんです。もちろん、清水の人間にとってはこれこそが「はんぺん」であって、紀文なんかのやつは「白はんぺん」なんですけどね。普段はスーパーで買ってきて家で焼いて食べていますが、たまにはお店でおでんやサンドイッチも。


■溶き味噌ラーメン
清水には「味噌溶き系」と呼ばれるラーメンがあります。透明な鶏・豚ベースのスープに味噌がトッピングされていて、味噌を自分で溶きながら食べ進めます。味の変化が楽しめますよ。自分は大人になってから食べ始めましたが、味噌ラーメンといえばもっぱらこればかりになりました。有名所は「一元 (いちげん)」。暖簾分けで数店舗あります。




■なすソバ
もうひとつラーメンから。清水駅前にあった「桃園」という町中華のお店が、2009年に区画整理のため閉業。そこで長年愛されてきた「なすソバ」の味が受け継がれ、今は複数店舗でいただくことができます。トロトロの揚げ茄子に合わせる甘くて辛い醤油スープが、食べれば食べるほどクセになります。夏は冷やしで。えびソバも美味しいです (3店ともあります)。
・なかむら家 (なすソバ、えびソバ)

・むらた (なすソバ、冷やしなすソバ)

・たきふく (なすソバ、えびソバ)

■ちいちい餅
自分はあまりピンとこないのですが、実は子供の頃から冠婚葬祭や盆暮れのお土産とかでよく口にしていた (はずの)、清水の大福餅。ネズミの鳴き声 (チュウチュウ) が名前の由来だそうです。薄いお餅の皮とたっぷりのこしあんがグッド。

■金ちゃんヌードル
徳島製粉の金ちゃんヌードル、清水・静岡では昔からずっとテレビCMが流れています。県内産ではないけれど、もう県民がソウルフード認定してしまっています。自分は確実に、日清カップヌードルよりも金ちゃんヌードルの方をよく食べています。スーパーマーケットでも品揃え豊富だし、何より他のカップ麺よりたいてい値段が安いのでありがたい。あ、味も悪くないですよ。


■ハイラーメン
なぜか清水・静岡では長年販売が続いている、東洋水産 (マルちゃん) のハイラーメン。本当になぜか、静岡県民には愛されているようです。もう60年以上ですからね、もはや天然記念物みたいなものでしょう。企業さんに感謝。


以上、清水のソウルフードでした。