昨年「タシケント駅前中華」という投稿で紹介した「哈尔滨 (ハルビン)」と「天津飯店」。こちらは普通の中国の中華料理屋です。ただし豚肉料理はありません。
自宅から徒歩圏内なので一人で行くこともありますが、一皿の量が多めで値段もそれなりなので、知人と連れ立って行く機会が多いです。何人かで食べるならコスパ良好。
タシケントにはこの他に新疆ウイグルの中華料理 (清真料理) 屋があり、中でも自分がよく行くのは「中华牛肉面 (Map)」と「中国四千年喇家拉面 (Map)」。
どちらもタシケントメトロのチロンゾール線 (レッドライン) 沿いにあり、それぞれ町の中心部からは北と南に少し離れています。
自分は職場の最寄り駅 (ハミッドオリムジョン) がこのラインのため、帰りがけなど個人的には行きやすいお店です (お店と職場の最寄り駅は下図の赤い下線3駅)。
たいていは麺料理を目当てに行きます。ハルビンや天津飯店より麺が豊富で他の料理も値段が安く、ウズベク料理屋のラグマンよりは少し高いものの、量が多めなのでOK。
2店ともメニューは似たようなラインナップで、いつもどちらに行こうか迷います。あれこれ食べましたが、本当にどちらもおすすめです。
と、先月くらいまでは自信をもっておすすめできたのですが、今月になって状況が一変。全般的にインフレが進むウズベキスタンですが、この2店も値上げが目立ちます。
10月まで「中华牛肉面」には5万スム/600円を超える麺料理はなかったと記憶していましたが、11月になって、そんなメニューがあることに気がつきました。
「喇家拉面」も同じで、今月行ったら全体的に前よりも少し高くなっている様子。過去に撮ったメニュー写真を今回あらためて見て、そのとおりだと判明しました。
どちらもたぶん2023年にオープンした新しいお店で、それゆえ初期の値付けをどんどん改定している印象です。最近は両店を訪れる中国人が増えているし、強気なのかも。
「中华牛肉面」の料理の値段の推移です。2023年6月 (オープン当初)⇒2023年11月 (~2024年10月)⇒2024年11月。餃子を除き、今月爆上がり。(※1万スム=120円)
・清湯牛肉麺:28,000⇒30,000⇒36,000
・紅焼牛肉麺:30,000⇒32,000⇒38,000
・新疆過油拌麺:40,000⇒46,000⇒52,000
・紅焼牛肉拌麺:38,000⇒42,000⇒52,000
・西紅柿炒鶏蛋:36,000⇒36,000⇒42,000
・新疆大盤鶏:150,000⇒200,000⇒268,000
・新疆小盤鶏:100,000⇒160,000⇒220,000
・麻婆豆腐:60,000⇒60,000⇒76,000
・爆炒牛肚:なし⇒68,000⇒78,000
・爆炒牛杂:なし⇒68,000⇒88,000
・牛肉餃子:なし⇒50,000⇒50,000
・蛋炒飯:なし⇒36,000⇒42,000
とは言っても、とにかく料理は美味しいので、やはり今後も行くんだろうなと考えています。食べる料理は選んでしまいそうですが (値上げ率が低いものとかに)。
では、両店でこれまで食べた料理の写真をザッと掲載。麺料理はまだ食べていないものもあるので、できれば全制覇したいです。
中华牛肉面
中国四千年喇家拉面
なお、中华牛肉面は完全ハラール料理 (イスラム教徒が食べられる、豚やお酒を使っていない料理) ですが、ビールやウォッカは飲めますよ。