A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

世界のテレビを視聴する(無料で)

たまに、昔住んでいた国のテレビ番組が観たくなります。そんな時、今はパソコンやスマホで世界中の番組を観ることができるので、まったく便利な世の中になったものです。

もちろん、技術的に可能というだけで、そもそも観ていいものなのかどうかは、なんともグレーな気がします。

また、番組リスト (プレイリスト) は膨大ですが、実際に視聴できるものはごくごくわずか。これも「やっぱり観ちゃダメなのかな」と思う理由 (何らかの規制がある?)。

プレイリスト (拡張子 .m3u または .m3u8) はネットのあちこちに存在していて、Free-TVとかIPTVで検索すると、"GitHub" はトップで出てくるのではないでしょうか。

パソコン視聴
"IPTV Tester" はリストが見やすいと思います。天気・旅行・スポーツなどジャンル別、また言語別・国別・地域別にプレイリストのURLがあります。

URL (拡張子 .m3u) を範囲選択し、右クリックで「リンク先に移動」を選択、すると .m3uファイルがダウンロードされます (即ダウンロードなのでちょっとビビる・・)。

ダウンロードされた .m3uファイルを右クリックし、「プログラムから開く」で「VLC Media Player」を選択 (無料ソフト、なければ先にインストールしておく)。

VLCアイコンが出てこなければ、「別のプログラムを選択」でVLCを選びます。この時「常にこのアプリを使って .m3uファイルを開く」にしておくと次から楽です。

これでVLCに番組が映し出されます。ひとつのファイルに番組リストは20~30あるいはもっと入っていますが、そのうち観られものはごくわずか。

もともとテレビ局がSNSで流しているような無料のニュース番組などはよく観られると思います。エンタメ系はほぼ全滅。

VLCのウインドウ下部にある早送りボタンを押すと次の番組に飛びます。プレイリストボタンをクリックで、どんな番組がリストアップされているか見ることができます。

スマホ視聴
"IPTV" でアプリストアを検索するといくつも視聴アプリが出てきますが、トップヒットは名前もそのまま "IPTV" かなと思います。

IPTVをインストールし起動 (無料版は広告あり)、プレイリスト追加メニューで .m3uファイルのURLを貼り付けOKを押すと、そのリストの番組アイコンが画面上にずらりと出てきます。まずはどれかひとつ番組をクリック。

ほとんどは観ることができませんが、そういう番組はスキップされて次の観られる番組に自動で進むか、あるいは「再生エラー」と表示されるので、早送りボタンを押して次の番組に進みます。

パソコン視聴とくらべると、スマホの方が使い勝手は良いですね。なお、日本のプレイリストもありますが、リストにはあっても民放の地上波放送はどれも観ることができません。せいぜいニュース番組 (BS) くらい。

各国ともエンタメ系の楽しい番組はほぼありませんが (リストにあっても観られない)、言語の勉強として耳を慣らすために観る目的なら、むしろ落ち着いたニュース番組なんかの方が良いですよね。

おまけ:海外で日本のテレビを視聴
TVer、Abema、NHKプラスなどは、海外からだと観ることができません。VPNを使った有料サービスはいくつもありますが、これもなんだかグレーっぽいので、お金を払ってまでとは思えず、今まで課金利用したことはありません。

代わりに、お試しで無料のVPNは使ったことがあります (Proton VPN/スマホアプリ)。でも、無料版だからか速度が遅く、そもそも日本につながるまでがなかなか大変。日本に安全に接続完了するまで1~2分でいけることもあれば、何度やってもダメな時も。

Proton VPNは無料版でも接続先に日本が含まれているので (米国・オランダ・ルーマニア・ポーランド・日本)、日本が出てくるまで「サーバーを変更する」を押せばOK。「デジタルアイデンティティを保護する」が消えるまで待ちます。

「保護されています」になったら接続完了。TVerを立ち上げて、日本の番組を観ることができます。画面に情報が出揃うまで1~2分かかりますが、一旦つながってしまえばわりと安定しています。

ただこれも各人のネット環境によりますね。実はタイにいた時もVPNアプリは試しましたが、自分の当時のネット環境では接続速度が遅すぎて、TVerで個別の番組表示までは行くもののほぼフリーズ状態、まるで実用になりませんでした。

結局ウズベキスタンも、Proton VPNで接続するまでが面倒なので (簡単にはつながらないことの方が多い)、常用アプリにはなりませんでした。まあでもいざという時にあるとないとでは、気の持ちようが違いますけどね。