A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

ダーパンジー(大盤鶏)ふたたび

3月に初めて食べたウイグル料理「ダーパンジー」がとても美味しかったので (⇒コチラ)、今度は別のお店「ラージャー (喇家拉面)」でいただきました。

しかし今回はひとりでの訪問。なので当然、ダーパンジー (大盤鶏) ではなく小盛りのシャオパンジー (小盤鶏) をオーダー。大168,000スム/小128,000スム (2000円/1500円)。

前回食べたのも小盛りでしたが、それでもかなりボリュームがあったので、今回もそのあたりは覚悟して挑みました。

小盤鶏@中华牛肉面 (Map)
デフォルトで麺もついてきますが、別皿で提供されます。色は少し黄味がかっていて、カレーっぽい風味でした。味は自分好みで抜群に美味しかったですが、骨ごとぶつ切りの鶏肉が小さめで、食べる時骨が口に入り少し気になりました。

小盤鶏@喇家拉面 (Map)
色は赤い。味もカレー方面ではなくトマト&ピーマンが強く、ラグマンを思い出しました。ただしこちらは唐辛子が多めに入っていて、ピリッとスパイシーな食べ心地でした。鶏肉は同じようにぶつ切りですが、こちらは骨が気にならず食べやすかったです。

お皿の大きさは2店とも同じくらい。箸とくらべると大きさがわかるでしょうか (直径30cm以上)。お皿があまりに大きくて、今からこれをひとりで食べるのかと思ったら、自然と武者震いが。

幅広の麺がたっぷり500グラム。ダーパンジーにはこの幅広麺がデフォルトなのかも。プルプルしていてとても美味しい。

鶏肉はひとつひとつ骨からこそげ取るように、無我夢中で食べました。日本の町中華にはけっしてないであろうキゾチックなスパイス感に、意識は遥か中国西域に飛んでいました。

一生懸命食べたものの、ここ (↓) でギブアップ。美味しかったですが、さすがにお腹がパンパンに。残して申し訳ない。次こそは、、、いや次は誰か誘おう。

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2店の味の違いは、どちらかがナンチャッテの可能性もあるのかなと思いつつ、ダーパンジーのレシピを検索してみました。

すると、どうやらある程度バリエーションがある様子。検索画像も赤いのと黄色いのと半々くらいでした。良かった。ふたつとも美味しかったですからね。

レシピサイトによれば、主なスパイスは紅花椒、八角、シナモン、ベイリーフ。それにニンニクと生姜、さらに赤唐辛子。思っていたよりずっとシンプルでした。

ここにトマトとピーマンを加えると、なんとなく中国西域 (新疆ウイグル) 料理っぽくなるのかな。これなら家でも再現できそう。ダーパンジーは鶏肉とじゃがいもを美味しく食べる、ベストレシピのひとつだと思います。

ダーパンジーのバリエーション (↓)。赤と黄色、ピーマンあるなし、麺を最初から入れる・入れない。いずれにしろ、鶏肉とじゃがいもはたっぷりです。

大きく分ければオリジナル (原味) とより辛いもの (麻辣) に分かれるのかも。写真を見ただけでどちらも美味しそうなのがわかります。


 タシケントには他にもいくつかダーパンジー (シャオパンジー、チュンパンジーも) を出すお店があります。こうなると他所もまわって全部食べてみたいなと思いました。

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鶏肉とじゃがいもでカレー風味と言えば、バンブーヌードルのカレーライスを思い出します (⇒コチラ)。ああやっぱり鶏肉&じゃがいものベストレシピはカレーライスかな。インドカレーではなくあくまで日本のカレー (ただし下の写真は中華風カレー)。

久しぶりにこのカレーライスが食べたくなってきました。ちょっと行ってこよう。