「カラクル (Karakul)」は中央アジア原産の羊の品種で、その名前はウズベキスタンのブハラ州の地方都市の名前 (Qorako'l:テュルク語で "黒い湖" の意) に由来します。生後半月くらいの子羊の毛皮「カラクール・ラム」は、高級毛皮として珍重されます。
カラクルは乾燥や酷寒、酷暑に耐え、寄生虫にも強く、また尻尾に脂肪を蓄えるため厳しい干ばつでも生き残ることができます。紀元前1400年から人に飼育されていたことを示す考古学的証拠があり、世界最古の家畜羊のひとつと考えられています。
最近カラクルの存在を知って、まだ写真でしか見たことがありませんが、艷やかな漆黒の毛皮をまとった子羊は、本当にかわいいの一言 (成長すると次第に灰褐色の毛皮に、ただし頭部は黒いままだそう)。いつかこの目で見てみたいものです。(写真はWikiから)
ブハラに「Karakul Lider (Map)」という皮革製品のお店がありますが、まあ行かないだろうな。子羊の姿がよぎってしまう。。
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さて、黒いものつながりで、これまで見てきた・食べてきた黒いものをいつくか。
■アヤムチュマニ (Ayam Cemani)@インドネシア
■ブラックライオン@エチオピア
■ブラックアイリス@ヨルダン
■黒髪の天使@エチオピア
■2012年国葬@トンガ
■烏骨鶏スープ@タイ
■黒✕ピンクのバーガーキング@タイ
■黒いスープ「ラウォン」とイカスミのナシゴレン@インドネシア
■黒いマンティ@ウズベキスタン (The Plov)
■大涌谷の黒たまご