A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

蒸しマンティ、揚げマンティ

「マンティ」は中央アジアからアナトリア半島に至る広範囲で見られる料理で、小麦粉を練って作った薄い生地に具材を詰めて調理した、蒸し餃子のようなものです。語源は東アジアの饅頭・包子などからでしょう。

ウズベキスタンのマンティは餃子より二回りほど大きく、上部で縦一列にきれいにひだを作り閉じられています。これはどのお店も共通。

以前行った「マンドゥ (Mandu)」(⇒コチラ) に再び行って、また盛り合わせをいただきました (38,000スム/460円/6種)。羊、牛、低脂肪肉、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草。

マンティの基本は「蒸し」。これで何の不満もなく、美味しくいただいていますが、お店によっては「揚げマンティ (コブルマ・マンティ)」を出すところも。例えば「ショホナ (Shohona)」(*Map)。

こちらが揚げマンティ。これが中華の水餃子のように生地が厚いと、揚げた場合もっちりし過ぎてあまり食感がよろしくないと思いますが、マンティはもともと生地が日本の餃子くらい薄いので、揚げると香ばしくパリッとした食感で (水分があるのですぐシナッとなりますが)、これはもうメリットしか感じません。

蒸しマンティのさっぱりツルッと食べられる感じもいいですが、コッテリ感が増した揚げマンティも、また美味しいんですよね。自分は蒸しシュウマイより揚げシュウマイの方が好きだし。

こちらもソースはヨーグルト。こうしたいわば点心にヨーグルトの組み合わせは、日本人ではなかなかその発想に至りませんが、こちらでは普通だし、そしてこれがよく合うとも感じます。

ただ、とくに揚げマンティは醤油を試してみたくなりました。皮の美味しさが一段アップしているので、醤油の風味に負けないと思いますし、きっと相乗効果もあるのでは。次はこっそりマイ醤油を持参してみようかな。黒酢なんかもいいかも。