A Dog's World 

~海外で暮らす・日々の記録・旅の記憶~   

異文化理解とは斯くも・・・

自分は長らく海外勤務を続けてきましたが、外国に長く住めば住むほど、異文化理解とはお互いの違いを認識することであって、どちらが正しい/正しくない (あるいはどちらも) と決められることではないと、そんな風に思うわけです。

1年前にも書きましたが (⇒もしこの世界から国境が消えたら)、とくに宗教が絡むと話が厄介で、ムスリムとはもう一生わかりあえないだろうなと、諦めにも似た気持ちになってしまいます。(下の図はあくまで個人的な見解です)

ここウズベキスタンは、普段の生活では中東ほどの厳しさを感じることはまずありません。それが良いことか悪いことかは、どこに視点を置くかなのでしょうが、個人的にはとても過ごしやすい国で、本当にありがたいです。

近年はスカーフで髪を隠す女性が増えているという情報もありますが、それが一気に保守化に向かっていく兆候でもありませんし、ましてや原理主義に回帰だなんて、今のウズベキスタンではなかなか想像しづらいのかなと。

21世紀になり、そろそろ四半世紀が過ぎようとしているのに、世界はなかなか変わらないものですね。本当に、こんなに変わらないものなのですね。毎年この時期は、あれこれ考えてしまう自分がいます。