アジスアベバから南西に延びる幹線道路を車で1時間半ほど走ると、エチオピアの世界遺産のひとつ「ティヤの石碑群」があります。規模が小さく、当時は観光地としての整備も不十分で、またその歴史も明らかにされていなかったため、見ごたえはそれほどなかったものの、出張者を連れ来るにはちょうどいい場所だったので、なんだかんだ7、8回は行ったと思います (⇒過去記事)。
ティヤとセットでよく行っていたのが、車で30分ほどアジスアベバ寄りにある小さな町の青空市場です。アワシュ川の最上流域で、大きな橋をたくさんの人々がそれぞれ売り物を持って渡っていました。
青空市場はとにかく人が多かったです。もちろん地元の人ばかり。外国人が行くような所ではないし、買いたい物もありませんでしたが、ローカルな雰囲気が楽しくて、何度も立ち寄りました。
今日、なぜこれを取り上げたかというと、10月20日はリサイクルの日ということで、古タイヤから作ったサンダルがここで売っていたなあと、ふと思い出したからです。お土産にもなるし、これだけは買っておけばよかったなあ。
コチョ (エンセーテの澱粉から作るエチオピア南部地域の主食のひとつ) の生のタネが売っていました。言葉もできないからと最初から買うのは諦めていましたが、10ブルとか50ブルのお札を出して、これだけくださいとジェスチャーすれば、きっと買えたんだろうな。