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KAZZ AWARDS 2022(タイのスターアワード)

KAZZ AWARDS」はタイの若者をターゲットにしたエンタメ雑誌 KAZZ MAGAZINE が主催するアワードで、毎年次のような各賞を読者投票などにより決めています。2022年は7月21日に、各賞が決まりました。

1. Rising Female Of The Year ★
2. Rising Male Of The Year
3. Popular Female Teenage Award
4. Popular Male Teenage Award ★
5. Trending Artist Award
6. Popular Female Artist ★
7. Popular Male Artist
8. Drama Award Of The Year
9. Couple Of The Year
10. The Best Scene
11. The Best Actress Of The Year ★
12. The Best Actor Of The Year

候補者はテレビドラマで活躍した人が多いです。自分はタイ映画はそれなりに観ていたものの、さすがにテレビドラマはぜんぜん追うことができなかったので (あと音楽もまったく)、各賞のうち上の★印がついたものをピックアップして簡単に感想を。

Rising Female Of The Year

過去1年間で急速に人気を獲得した女性5人がノミネートされ、受賞はタイ版「花より男子」の「F4 Thailand: Boys Over Flowers」でヒロインを演じた Tu Tontawan に決まりました。2gether 主演コンビのブライトとウィンも出ているので、ドラマはきっと大ヒットしたのでしょう。

この中で自分が知っているのは2人で、ひとりは Namfah。スクリーンデビューは2017年のホラー映画「The Promise」。儚げな表情が強く印象に残りました。その後は毎年コンスタントにテレビドラマに出演し、2021年は満を持して「Mae Krua Kon Mai (My Mischievous Fiancé)」に主演、人気を決定的なものにしました。ドラマはYouTubeにも公式動画があります (Ch3Thailand)。ただしタイ語のみ、字幕なし。

もうひとりは Yada。これまでにも多くのテレビドラマと映画に出演していましたが、その名を世界的にしたのは2021年のホラー映画「The Medium/女神の継承」。魂のこもった演技はまさに体当たり、必見です。

十代に人気の男性部門は Bright Vachirawit が受賞しました。同じくノミニーの Win とダブル主演したトゥゲザーシリーズの映画版「2gether THE MOVIE」を観ましたが、これは確かに人気が出るのもわかる、と思いました。タイ映画にはよくLGBTが出てきますが、2gether は個人的には初めて観たポップなBL作品で、とてもよくできた青春ドラマだなと思いました。

女性アーティスト部門の受賞は Ink Waruntorn。自分はまったく知識がなかったので、あらためてYouTubeを観てみたら、MVの再生回数が4000万回を超えているものもあり、その人気は相当なものなんだなと。

個人的には女優でもある V Violette に獲ってもらいたかったなと思ったり。今年観た映画「One for the Road」も良かったですし。自分は映画から入ったので彼女の歌を聴き始めたのはだいぶ後ですが、軽やかな歌声はとても心地よいです。

The Best Actress Of The Year

最優秀女優賞は Baifern Pimchanok が受賞しました。2010年の映画「ファーストラブ」で人気に火がつき、その後もテレビドラマと映画の両方で主演をはり続けています。もう何年も前から押しも押されもせぬトップ女優ですが、さらに年間アワードを穫るくらい人気と実力を兼ね備えた女優なんですね。きっと作品にも恵まれているのでしょう。あ、最新作の「AI Love You」はちょっと微妙か・・。Baifernは容姿端麗で、息を呑むほどの美形ですが、演じる役が意外とダメ女が多いのも、人気の要因なのかもしれません。自分は一番好きなタイの女優さんです。