カオカームーの美味しいお店が集まるBTSサパーンタクシン駅周辺。タイ赴任当初にまず来たのが、名店「ジャルンセンシーロム」でした。実はここ、ご飯別体型。カオカームーというメニューはたぶんなくて、カームー (豚足) を部位で指定し、ご飯も追加で頼むシステムです。
2018年、タイで最初に食べたのが下の写真の一皿。豚足というとつま先 (蹄) を想像しますが、タイのカームーはお肉がたっぷりついたすね肉の部分もあり、むしろこちらが主役。プルプルの皮、トロトロの皮下脂肪、シコシコと食感の良いお肉部分。豚すね肉、完璧です。味が良いことはもちろん、見た目にもインパクト大。
初期に3回ほど通った後は、他にも食べるべきもの、行くべきお店がたくさんありすぎて、以降とんとご無沙汰していました。コロナ禍になって、店内で食べることができなくなったのも大きいです。しかし久しぶりに、またもう一度食べたいと思い、今はどうかなあと心配しつつお店を訪問。残念ながら、まだテイクアウトオンリー継続中でした。
買ってきたのは上のメニュー写真の右上 (すね肉 150バーツ) と右中段 (蹄 70バーツ)。長テーブルにたくさん袋詰されているので、注文してすぐに受け取れます。しかし熱々料理をビニール袋でテイクアウトって、いつもながら発想が柔軟だなと。ちなみに大きい袋は二枚重ねになっています。
ビニール袋からお皿に移したら、いきなりすね肉がバラけてしまいました。骨からポロッと外れてしまうほど、トロトロに煮込まれているんです。つま先 (蹄) はゼラチンがフワフワのプルンプルン。すね肉の皮+脂ともまた食感が違うので、今回は本当にいろんな味が楽しめました。甘しょっぱいスープ (煮汁) はコクがある奥深い味。写真用にスープを減らしていますが、実際はお皿の縁くらいまでたっぷりありました。
余ったスープはこの日の夜に活用、肉野菜スープになりました。