ある日、たしかインスタグラムを見ていた時に広告が流れてきたんだと思いますが、ポーランドのドーナツとも言われる「Pączki (ポンチキ)」なるものを知りました。それを出すカフェがバンコクにもあると。カフェの名前は「Holy Donut Pączkarnia」。BTSナショナルスタジアム駅の西側、若者が集まりそうなレストランやカフェが密集しているエリアにあります。ガパオライスを食べに来た Mootuahere や Eau Hua の南側 (⇒過去記事)。
お店の外観は写真のとおりなかなかおしゃれ。まさにインスタ映えスポットです。案の定、お店に着いた時は、きれいな服に身を包んだ若い女性5人組が互いに写真を撮り合っていました。
入店しポンチキを注文。フィリングはミルククリームとアップルジャムを選びました (各55バーツ/75バーツ)。3月の月間メニューとしてホイップクリームとイチゴをたっぷり盛ったポンチキもありましたが、こちらはテイクアウト不可。お店で食べていくしかありません。しかし外ではまだ女性たちが写真を撮っていました。
店員さんは「彼女たちはもうすぐ行ってしまうから」と言ってくれ、実際ポンチキが出来上がりそれを受け取ったら行ってしまいましたが、自分が食べている時にまたこうした若者が来たらと考えたら、とてもお店で食べていく気にはなりませんでした。ということで、通常メニューのポンチキ2個のみテイクアウトして帰りました。ポンチキはひとつずつ箱に入れてくれます。
今回、ポンチキというものを、食べことはもちろん名前そのものも初めて知りましたが、Wikipediaにしっかり情報が載っていて (⇒コチラ)、そこに書かれているとおり、まずドーナツ生地がとてもリッチな味わいでした。
また、ミルククリームは練乳が混ざったような風味豊かで濃い味わい、アップルジャムは手作りで丁寧に仕上げている感じがあって、予想以上に満足度の高い食事体験になりました。バンコクで食べられるドーナツの中でも、かなり上位の美味しさだと思います (⇒ドーナツ過去記事)。また来よう。
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今回は「ポンチキ」という名前の響きに釣られて行ったところも多分にありますが、同じようにヨーロッパの焼き菓子で名前が可愛らしいといえば、オランダの「ポッフェルチェ」でしょうか。たこ焼き器みたいなフライパンで焼く、オランダのミニパンケーキです。この名前、焼く時に空気がポフッと抜ける音から来ているそうな (⇒Wiki)。食感は柔らかふわふわ、素朴で懐かしい味です。
下の2枚はそれぞれジャカルタのカフェ/レストランでいただいたもの。インドネシアとオランダは歴史的なつながりというか因縁があって、今もジャカルタにはオランダ料理のお店がいくつかあります。バンコクにもないかなと探しましたが、今のところ見つかっていません。